《改行表示》 12.《ネタバレ》 「インフィニティ・ウォー」であれだけの衝撃エンド(他作品のネタバレになりますので詳細は避けますが)を叩きつけてられてしまっては、MCUがどんなテンションでシリーズを再開するんだろう…と、シリーズを見守ってきた側からすれば非常に気になるところ。公開された週末にそわそわと劇場に行ってしまった。 一体どんな展開が待ち受けているのだろうか…いざ見てみると…! これがもう拍子抜けするほど、ほのぼのとした作風でびっくり。 (ポストクレジットでアベンジャーズに繋がる形ではありますが…) 一応テクノロジーの争奪戦という大筋はあるものの、敵サイドのゴーストにも同情の余地があるし、ウォルトン・ゴギンズが演じるソニー・バーチについてもどこかトホホな雰囲気が漂う。 このスーパーヒーロー映画には、本当に凶悪な悪漢、或いは小難しい理屈を並べて善悪を問うような必要悪も出てこないのだ。大体のことはサンフランシスコの街の中で完結してしまうのである。 こう言うとユルユルのアクション映画に思える「アントマン」だが、逆にホームドラマとコメディを掛け合わせたような作風はマーベルの中でも異色のヒーロー象を確立出来ている。 映像面においても「モノの大きさを変えられる」「モノをすり抜けられる」というシンプルな設定で演出できる楽しさを突き詰めており、アイデアの豊富さには目を見張るものがある。 せわしなくサイズを変えながらの奇想天外な肉弾戦など序の口、サンフランシスコのカーチェイスでは坂の起伏までをしっかり考慮したクラッシュシーンで楽しませてくれる。 トラックをキックボード(?)のように使う巨大化アントマンも面白い。 ジャネット(ミシェル・ファイファー)に関してはどんな原理なんだよというツッコミもあるにしろ、ピム博士とスコットの二人がともに身近な家族のために奔走するという状態を作り出したのも巧いところだ。 先に述べたようにこの映画は1つの街と家族内の小さな小さな物語である。 しかしヒーローとは、多分、世界の危機を救ってくれる超人である必要は決してない。 大切な存在のために、大きくなったり小さくなったり。ただひたすらに頑張るお父さん。その熱さこそがお父さんをヒーローたらしめる。 「アントマン&ワスプ」はMCUの中でも特にコンパクトに描かれているが、ヒーロー映画の最もピュアで身近な心意気は、どのMCU作品よりデカく感じられる作品である。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2018-07-31 00:45:01) (良:3票) |
《改行表示》 11.前作「アントマン」は、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」と「シビル・ウォー」の狭間で公開され、両作の色々な意味で“重い”作風に対して、一服の清涼剤となるような良い意味でライトで痛快無比な最高のヒーロー映画だった。 続編となる今作もその立ち位置は変わっていない。あの「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の重苦しい“悲劇”の直後のMCU作品として、“清涼剤”としての役割は前作以上に大きかったことだろう。 キャストとスタッフが概ね続投されていることもあり、映画のクオリティやテイストに大きな変化はなく、前作同様ヒーロー映画として十二分に楽しい作品に仕上がっていると思う。 ただし、前作ほどのフレッシュさは流石に薄れている。 美しく強い“ワスプ”は魅力的で、表題に割って入ってくるのも納得だけれど、アントマンとのパートナーとしての関係性自体は、前作時点で既に築かれていたものなので、安心感はあるものの特段目新しさは無かった。 アントマンの“巨大化”のくだりも、「シビル・ウォー」で“ネタ見せ”してしまっているのでインパクトに欠けていた。 ストーリーの肝である量子世界への突入についても、既に前作で帰還に成功しているわけだから、新たな緊迫感を生むには至っていないと思う。 それでも前作同様の娯楽性を担保できているのは、やはり登場するキャラクターとそれを演じるキャスト陣が魅力的だからだろう。 アントマンことスコット・ラングを演じるポール・ラッドをはじめ、ワスプ役のエヴァンジェリン・リリー、ハンク・ピム博士役のマイケル・ダグラス、そしてなんと言っても悪友ルイス役のマイケル・ペーニャらのパフォーマンスが安定している。そんなレギュラーメンバーたちの掛け合いを見ているだけで楽しい。 またスコットの娘ちゃんは健気で可愛いし、普通の映画だったら憎まれ役になりがちの娘の“継父”すらも端役ながら最高なキャラクター性を見せてくており、ほっこりさせてくれる。 というわけで結果的には、前回と同じく“清涼剤”の役割をしっかりと果たしてくれていることは間違いない。 が、「覚悟」はしていたけれど、MCUにおいて痛快無比なこの作品においても、あの無慈悲な“チリ”を舞わせるとは……何とも容赦ない。 でもね、アベンジャーズの超人オールスター勢の中で、スパイダーマンでも、ブラックパンサーでも、ドクター・ストレンジでもなく、スコット・ラングという「小物」が生残されたことは、きっと“大きな”意味を持つと期待せずにはいられないよね。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-03-21 18:27:49) (良:2票) |
《改行表示》 10.《ネタバレ》 アントマンは今日もそれなりに暮らしてる。 キャプテンのイザコザのおかげ謹慎の身だが娘とも元嫁ともその旦那とも仲良くやっている。冒頭の手作りの冒険探検は憧れますね!まぁ彼の時間のかけっぷりが目に浮かびますがw しかしピム一家と組んだのが運の尽き。なんだかんだで面倒ごとに巻き込まれて行く始末。 その先にあるのは世界の危機…ではなく三つ巴なモノの奪い合いと来たもんだからスケールもアントマン。相変わらずオフビートなギャグに乗せてヌルく戦って行きます。特に奥さんの意識が入った時は笑えましたw今回もあいかわらずアリが良い活躍をしてくれます。 前回はアリサイズの世界を堪能できましたが、今回はモノを小さくしたり大きくしたりするアクションがシンプルだけれど面白い。 ただもうちょい見たことない世界を見せてくれたら嬉しかったなとは思います。量子の世界もミクロの世界も見ちゃったのでこれ以上求めるのは酷ですが、「見たことない世界を見れた」前作と比べると本作の内容はちょっと凡庸に見えてしまいました。あと、なにかしらゲストキャラクター(同じ謹慎組のホークアイとか)がいたら嬉しかったなぁ…とは思います。 「ヒーローとはなにか」とか面倒な事を考えず娘のために頑張るアントマンはやっぱりいい奴ですね。締めもなんともユルくも、万事解決。めでたしめでたし…ってまぁ最後はそうなるわなって感じでしたが。 なんだかんだで安心して観れる一本ですね。ピム一家とアントマンそして3バカトリオの今後の活躍が気になります。 【えすえふ】さん [映画館(吹替)] 6点(2018-09-13 22:01:13) (良:2票) |
9.このシリーズは、なんでもアリになっているんだなぁ・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(吹替)] 5点(2019-08-31 23:11:37) (笑:1票) |
《改行表示》 8.《ネタバレ》 ヴィランらしいヴィランがいないのがつまらなかった。 量子の領域にまで小さくなれるって要素も、あまり面白さに繋がってない。 30年経過したママがバッチリ化粧してちゃんと老化してるのも冷めた。どうやって生きてきたのか。 アントマンよりワスプのほうが活躍してるのも残念。コメディ要素は悪く無かったが。 【Nig】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-01-09 01:05:39) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 久々に大笑いした。自白剤の早口のコントは知っているが、今回ははまってしまった。実に面白かった。しかし、ミクロの奥さんは何を食べていきのびたのだろう?不思議に思っていた。アベンジャーズシリーズは、全部見ているが、このようなコミックらしい作品もなかなか良いね。 【matan】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-09-18 11:03:56) (良:1票) |
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《改行表示》 6.《ネタバレ》 いいですねぇ、相変わらずのこの緩い感じ。 本家アベンジャーズの作品が総じて暗く真面目な作品ばかりで食傷気味な中、 私には本作やスパイダーマンの方がしっくりきますね。 あのミニカーが沢山入ったお菓子BOX、私も欲しい! あれは車好きに取って一つの夢ですね。 楽しかったです。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-09-13 12:47:01) (良:1票) |
5.それなりにアクションでドキドキできて、それなりに笑えて、それなりに面白い映画でした。気になったのは、説明が難しいからと言って、セリフで長々と説明するのはやめてほしい。演出でどうにかしてください。それに、量子の世界と言いますか、未知の世界があまりいい出来ではないと感じました。アクションや面白いセリフがテンポよく出てくるのが、この映画のいいところ。説明のセリフや未知の世界で、そのいいリズムが途切れています。上手く作れば、もっと面白い映画になったことでしょう。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-09-10 16:53:01) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 笑える要素も多くアクションもあり面白かった。インフィニティウォーを観てからのこの作品だとどこか違う世界の話に感じられる。それでも最後に同じ世界だと感じさせられて悲しくなった。内容とは関係ないがエンドロールの裏で流れるミニチュア人形の再現シーンが良かった。 【ぷるとっぷ】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-09-09 18:10:42) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 数年ぶり3度目観賞。続編公開に向けて復習。マーベルコミックの笑えるサイズチェンジ・ヒーローアクション、シリーズ第2弾。小さなったり、大きゅうなったり…ラボを巡って大乱戦。とっても忙しい。まるでDBのホイポイカプセルみてえだぜぃ。大きゅうなったキティちゃんでパチコン。「完璧なるワスプ」のお母ちゃん、墜ちゆく無限ループから救われる。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-09-08 00:40:14) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 今回はかつて初代アントマン&初代ワスプとしてピム博士とともに任務に当たり、人々を救うために超極小の亜原子サイズとなり別次元の異世界【量子世界】へ突入して帰らぬ人となった初代ワスプこと妻ジャネットを救出する物語。 かつて開発に失敗した量子トンネルを完成させたピム博士。その技術を狙う闇商人バーチー一味、ピム博士の元同僚ビルと幼少時の事故で分子構造を変化させ物質をすり抜けることが出来るゴーストと呼ばれるエイヴァが三つ巴の戦いを繰り広げるめまぐるしさ。伸縮自在なアクションのアントマン&ワスプと物質をすり抜けるゴーストの戦いとバーチー一味がらみの追いかけっこは硬軟自在で見応えありました。そこに安定感抜群のマイケル・ペーニャ演じるルイスたちが場の空気を乱すことなく本領を発揮するので楽しかったですね。自白剤ネタと相変わらずのワンパンマンぶりは笑いました。複数が絡む争奪戦ながらバランス良くしっかりとまとめ上げられ全編にわたりユーモアに溢れていてとても楽しかったです。ただ、アリの扱いが軽くなってて前作ほど愛情を感じなかったのが残念。 ジャネットは物理法則や時間の概念もなくなる量子世界に30年いて特殊な能力を身につけていましたが、どういう扱いになるかな?と、考えてたらエンドロールであの世界での現実へ引き戻された感がありましたねえ。まあそうだろうなとも思わせますが冷や水ぶっかけるとはこのことでしょうな。楽しかった雰囲気が一気に萎みました。再び量子世界に入ってしまったアントマンも何かを身につけるんだろうか?アベンジャーズ4(仮)はどうなるんだろう?と考えると眠れなくなりそうなので日本公開は日米同日くらいで頑張ってねディズニーさん。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-09-03 22:11:41) (良:1票) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 ゴーストがピム博士をそこまで恨む理由がちょ~っと弱いかな。リストラされ、設備が不十分な施設で研究をし、失敗してしまう。クビにされたということがあったとしても、研究の失敗は自業自得でしょ。それに幼い子供がそこまで、研究の失敗をピム博士に結びつけて考えるだろうか?フォスター博士の入れ知恵か?(笑) あれ?そういえば、闇商売人たちと組んでいたあのFBI捜査官。あいつはどうなったんだっけ?こらしめられたのか?忘れちゃったよ~。 アリさんたちが鳥に食べられちゃうとこはマジで、やめてぇぇぇぇ!て、心ん中で叫んでしまった(^_^;) キャシー役のアビー・ライダー・フォートソンちゃんは現在10歳。この先アントマンなりアベンジャーズ関連なりで彼女の出番を考えると、思春期に入り出す頃で、イメージとか変わってきそう。初々しい彼女はこれが見納めか!? ピム博士の奥さんがスコットを操っていろいろとやるシーン。めっちゃ笑った。いや~オモロかった。どうせなら博士とキスまでやってほしかったな~。NGになったのかな? エンドロール後にアリさんがドラム叩いてた、てことは誰かしらに操られてるってこと?誰だ?気になる~・・・。 |