4.《ネタバレ》 アポロ息子 vs ドラゴ息子。1試合目で負けたアポロ息子が激しいトレーニングを積み再戦で勝利。よくこんなベタなストーリーで映画化できましたね。ロッキーシリーズを愛するスタローンファンとしてはがっかりです。ブラック音楽もうるさいです。唯一印象に残ったシーンは、再戦でドラゴ息子がこれ以上戦ったら死んでしまいそうになった時にドラゴがタオルを投げ入れるシーンと、最後ドラゴ親子が2人でランニングをするシーン。この2つのシーンで、ドラゴは単なる殺人マシンではなく息子を愛する普通の父親だということが良くわかりました。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕)] 4点(2019-04-07 02:08:53) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 前作のヒットから二匹目のドジョウでドラゴ親子を設定したのは安易だなと思って観ましたが、ロッキー戦の敗戦から不遇な人生を送っているドラゴや息子それぞれの悲哀や苦悩が十分に感じられたのは良かったです。が、最終的にはたいしてクリード&ロッキーと関わりもなくあっさりと親子共々退場させ救済が一切ないし、難聴設定のクリード嫁を思い出したのか赤ん坊までそれを受け継がせる意味も分からなかったし、色々とネタを詰め込みすぎて散漫になり薄くなっている印象。主役が黒人というのもあってかブラックミュージック満載だし黒人上げの風潮に乗っかってる今どきの作品ですね。その弊害かロッキーシリーズのような盛り上がる音楽もなく、試合も見せ場がなく淡々と予想通りな展開が続いていくだけだったな。クリードの物語にしろ『ロッキーのテーマ』くらいはきっちりと見せ場で流せば良いのになと思いました。前作からして恵まれすぎていたクリードにはあまりノレなかった口ですが今回も同様。ロッキーは負け犬が諦めずに努力して這い上がる物語でしたが、クリード関係はキャラクターが現代っ子らしく全てにおいて軽いのが難点。せめて「全てを取り戻す」と執念を燃やしていたドラゴ親子にもっとフィーチャーした方が良かったと思う。良い味が出ているロッキーとドラゴの枯れ具合だけが見どころ。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 5点(2019-01-16 20:08:14) (良:2票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 このクリードシリーズの欠点は、まず主人公を取り巻く新しい登場人物たちのキャラの弱さ。特に奥さんは主人公が心底愛しているように見えないし、その愛で主人公が奮い立つようにも見えない。これは単純に演出のせいだと思う。それとポーリーのような曲者がいない。ミッキーのような頑固ジジイがいない。結局はロッキー頼み。試合の盛り上がりに使われる曲もロッキー。それしかないからオリジナリティな作品になれない。スクリーンから溢れ出てくるロッキーのオーラにどうしても叶わない。これは「ロッキー」じゃない「クリード」なんだって、もっともっとクリード色に染めて欲しかった。残念。 KOや判定負けでなく、ドラゴがタオルを投げ入れたのは良かった。過去の呪縛から解き放たれたかのようで一番好きなシーンになった。 もしこの先もこのシリーズを作っていくのなら、ドラゴ息子と良き関係を描いて欲しいな。ライバルであり親友のような、そんな関係を。 |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 金色のファルコ、年取りましたね。85年だから33年前ですか。私もすっかりおじさんです。 ここのランキングでロッキーシリーズの最高評価は「ロッキー」。まあそうでしょう。私も感動したし、ここ以外のランキングでもそこが変わることはありません。 でも、私の中でロッキーと言えば「4」なのです。敢えて言おう、ナンバー1の洋画であると。 今回の作品も4絡みということで、本当に楽しみしていました。いい作品だとは思いますが、何かが足りない。ドラゴとロッキーが登場しているが、あくまで主役はアポロの息子。でもどうだろう、残念ながら主役にはなり切れてないような気が。それともう一つ。これは、世代とか個人の好みの問題もあるかと思いますが、音楽の影響。私は黒人の音楽というかラップとうものが、「うるさい念仏」程度にしか感じられない人間なので、これをガンガン押し付けられると、なんかテンションが下がってしまいます。 MTV全盛時代のあの感じ。日本人にとっての「洋楽」が一番盛り上がっていたあの頃。サントラで一番好きなのは「No eazy way out」。 ロシアに乗り込んでの孤独なトレーニング開始に合わせた「トレーニングモンタージュ」、同じ個所を鍛える上で一方は科学的、もう一方が自然的という対比、妻の登場と共に一気に曲調が変わり「ハーツオンファイア」、山頂で絶叫するロッキー、そこから画面が切り替わって、完全アウェイの試合会場。そしてラストバトル。 餓鬼じゃあるまいし、と笑う方もいるかもしれませんが、あの感じが私は大好き。 今回の作品は残念ながらそこまでテンションは上がらなかった。 今回私が最もウルっときたのは、最後ロッキーが息子一家を訪ねるシーン。中に招かれて自然と一筋涙をながすロッキー、なんか芝居に見えなかった。 【マー君】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-16 22:43:42) (良:1票) |