映画『ヴェンジェンス』の口コミ・レビュー

ヴェンジェンス

[ヴェンジェンス]
Vengeance: A Love Story
ビデオタイトル : ヴェンジェンス
2017年上映時間:99分
平均点:6.50 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-09-30)
アクションラブストーリー法廷もの犯罪ものファミリー刑事ものバイオレンス
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監督ジョニー・マーティン
キャストニコラス・ケイジ(男優)ジョン・ドロモア
アンナ・ハッチソン(女優)マルティナ(ティーナ)
デボラ・カーラ・アンガー(女優)アグネス・マグワイア
ドン・ジョンソン(男優)ジェイ・カートパトリック
製作ニコラス・ケイジ
製作総指揮ハロルド・ベッカー
美術キャティ・マキシーProduction Design
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💬口コミ一覧

4.ネタバレ 集団レイプの被害に遭った女性がバリバリと復讐をこなし、それでもダメなら凶暴な男性刑事が敵をギタギタに叩きのめす、という『ダーティハリー4』。つくづくマッチョな作品だと思います。まあ、あくまで映画作品なんだからそれもアリなんですが、そういう作品があるからこそ、一方でこの『ヴェンジェンス』のような小品とも言える作品の、優しさ、みたいなものが光ったりもします。
娘と二人で暮らす女性がある日、娘の目の前で街のチンピラどもにレイプされてしまう。いったんは犯人たちが逮捕されるものの、閉鎖的な田舎町ということもあって母娘に対する周囲の視線も冷たく、さらには裁判を通じて二人の生活はボロボロにされていく。誰しもがソンドラ・ロックのように強くなれるんじゃ、ないんですね。これが、厳しい現実。
で、それをそっと見守る孤独な刑事。誰もが改造マグナムを手に敵を蹴散らすイーストウッドになれる訳じゃないんです。
とても残念なことに、これがどういう訳か、「ニコラスケイジ映画」の一本、だったりするのですが、いや、そんなに残念がることでも無い気もしてきます。いいじゃないですか。孤独が似合う男、ケイジ刑事(←単にこれが言いたかっただけなのか?)。
タイトルは原題通りVengeance、要は「復讐」な訳ですが、正直、この「復讐」の部分に関して、作中の描写にいろいろと不足があるようには思います。あくまでケイジ刑事が「陰で支えている存在」であるとは言え、もう少し踏み込んだ描写が無いと、いささか唐突でもあるし、「孤独に見えて、実は彼には協力者がいるのか?」と中途半端に思わせるシーンがあったりもします(あの女性の声は?)。でも、孤独な男には、これくらいの省略が、似合うかも知れませぬ。
それよりも、原題にはもう一つ「A Love Story」というサブタイトルがついていて、これは確かに、まさにラブストーリーであると思います。どこがって? 最後に「別れ」があるから。逆説的だけど、作品のラストにおいて、ああ、これは間違いなくラブストーリーだと思いました。密やかな愛と、別れ。恋愛であると同時に、一種の家族愛でもある。金網越しの別れが、切ないのです。
母と娘にはこの先もどんな試練が待っているか知れないけれども、ひとまずは新しい土地で新たな生活を歩みはじめ、孤独な刑事はまた孤独な生活へと舞い戻る。たぶん彼らは二度と会うことは無いんだろう、いや、「二度と会うことは無かったんだろう」と過去の記憶のように、思えてきます。
金網で別れた後、刑事は自動車のルームミラー越しに、二人へ視線を送るのですが、この場面はたぶん、実際にミラーに映った二人の姿ではなく、刑事の記憶する二人の姿が、描かれています。二人の並びが、鏡像になっておらず、彼が肉眼で見たそのままだから。そして、彼がハンドルを切ると、二人の姿もミラーからふいと消える。まるで夢のように。
この余韻がたまらない。本当にいいラストだと思います。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 8点(2025-06-01 07:20:37)★《新規》★
3.ネタバレ 登場人物の人間関係がまったく掘り下げられていないので、そこはあらすじを読んで自分で補完するしかないです。
被害者女性の演技は鬼気迫るものがありましたが、犯人2名がカナダに逃亡したニュースがTVで流れたあたりから、精神的に超激やば状態だったはずなのにいきなり復活しているし、娘はその逆だったりとおかしな動きをしますが、話を進めるためにそこは気にしてはいけないところなんでしょうね。
まあ、色々と謎が残ったままドラマは終わりますが、ニコラス・ケイジが犯人をサクッと退治するのでスカッとしてOKです。
リニアさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-01-23 20:04:53)
2.ネタバレ 銃撃事件により相棒を亡くしたばかりの刑事ジョン・ドロモア。失意の中に生きていた彼はある日、夜の酒場でシングルマザーのティーナと出会う。奔放な見た目や言動とは違い、その優しい性格に意気投合したジョンは少しずつ癒されていくのだった。だが、そんな幸せな日々も長くは続かなかった――。独立記念日の夜、友人宅で飲んだ帰り道、ティーナは一緒に歩いていた12歳の娘ベシーとともに四人のチンピラたちに絡まれ船小屋へと連れ込まれてしまう。そして、娘の目の前でティーナは非道な男どもに抑え込まれ、死んでもおかしくないほどの暴行を受けるのだった。捜査を担当することになったジョンの尽力によりすぐに犯人は逮捕されたものの、家族に雇われた敏腕弁護士によってすぐに釈放されてしまう。あろうことか直後に始まった陪審員裁判の中でティーナは売春婦扱いされ、男どもは無罪放免になる可能性さえあった。ティーナは精神的に追い詰められ、塞ぎ込む娘のベシーには追い打ちをかけるように犯人からの嫌がらせが始まった。法律は役に立たない。娘からの決死の訴えを聞いたジョンは、自らの力で犯人どもに正義の鉄槌を下すことを決意する…。毎度おなじみニコラス・ケイジ主演で送る、そんな勧善懲悪リベンジ・アクション作品。まあベタベタな内容ながら、けっこう丁寧に作られていてそこそこ面白かったですね、これ。突っ込みどころは満載だし、絵に描いたような憎まれ演技してる悪役たちにもちょっと笑っちゃいそうにもなりましたけど。んでも娘役の女の子は健気に頑張っていたし、もういかにもな悪徳弁護士を演じたドン・ジョンソンもなかなかの嵌まり具合。肝心の復讐劇もそこまでやり過ぎにならず、ぎりぎりでリアリティを保っていたのも良かったかな。まあ頭空っぽにして観る分にはぼちぼち楽しめるんじゃないでしょうか。それにしてもニコラス・ケイジ、今も新作が2~3本レンタルビデオ屋さんの棚に並んでいたけど、ほんとにどんなけ自分を安売りするねん!って改めて思っちゃいます。もうここまで来たら自分も出来る限り観ていったろやんけ!って若干意地になってます(笑)。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2018-12-07 08:54:02)
1.ネタバレ 脚本が綺麗にまとまっていてスッキリしていますが、王道すぎて物足りない感じも受けました。とにかくニコラスさんが寡黙で、表情や目で語るのが非常に良かったです。当然彼は観客と同じ心理でしょうから見ているこちら側もニコラスさんが映ると安心できます。(どうしても布袋さんに見えてしまって終始ニヤニヤ・・)

ただし、被害者が気の毒な反面、行動心理が理解できませんでした。シングルマザーでまだまだひと花咲かせたいのは理解できますが、0時過ぎて彼の助言を断って娘と夜道を歩いて帰ったらダメです。挙句は近道って・・ 日本でもありえない行動ですよコレ。あと服装や言動の数々もいけません。被害者が悪いとは言いませんが、年ごろの娘がいて教育する立場であるなら、もうちょっと自分で考えるべきでしょう。

復讐劇はやり過ぎておらずリアルで良かったですが、電話で呼び出したり一部無理があるような点がチラホラ見えましたのでその点少し惜しいです。続編がありそうな弁護士とのやり取りも個人的に不要だと思いましたが、総じて全体的に見やすくていい映画だったと思います!ニコラスさんはあまり好きな俳優ではありませんが、今回は結構良かった!(まあでも、見たら忘れる系の映画ではありますが・・)
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-08-15 11:07:30)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6375.00%
700.00%
8125.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 2.00点 Review1人

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