11.《ネタバレ》 最初の20世紀フォックスのロゴからエンドロールまで鳥肌が立ちっぱなしでした。開始0秒でロジャーのドラム、ブライアンのレッドスペシャルのファンファーレで幕上げなんて贅沢すぎます。続けざまのオープニングシーンはラミ・マレック扮するフレディの後ろ姿がウェンブリースタジアムのステージへ向かうところが映し出されテンションが上がります。そこから本編とも言えるフレディとQUEENの紆余曲折を描き、フレディの孤独と苦悩を見た上で再びライブエイドの幕が上がるシーンへつながり、Bohemian Rhapsodyの歌唱を開始する姿に涙腺を刺激されます。そこからは圧巻の伝説のライブの完全再現で、映画館で見なければ後悔するところだったと思い知らされます。ライブエイドラストのWe Are the Championsの会場の大合唱で涙腺は完全にやられ、そのまま映画は終わりエンドロールへ突入するもそこでかかる曲がDon't Stop Me Now。「止めないでくれ」と、QUEENがこのライブエイドの後突っ走っていくメッセージに聞こえてくるし、最後の最後にかかる曲がThe Show Must Go Onなんてズルすぎます。エンドロールに限らず、随所にかかるQUEENの名曲の数々の選曲が秀逸でした。事実とは異なる部分はいくつかあるようですし、曲ももっとたくさん聴きたかったところではありますが、ドキュメンタリー映画ではないので、脚本や演出を重視しての構成だったのかなと思います。QUEENメンバーの再現度も高く、顔や体格はそこまでそっくりではないのに雰囲気や振る舞いが本人にしか見えないのは本当に凄いです。(ブライアン・メイは見た目もめちゃくちゃ似てましたが・・)フレディの歌唱は基本フレディの音源や加工したものを使っているとのことですが、全く口パクに見えませんでしたし、他メンバーの演奏も全く違和感がなく、歌や演奏のクオリティを気にせずに済むことがこの映画を楽しめる要因の1つになっていると言えるでしょう。キャスティングが難航したり監督が変わったりと完成まで困難な道のりだったようですが、その分妥協せず完成度が高まったのではないでしょうか。とにかく語り尽くせないくらい素晴らしい作品です。 【Nerruc】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-12-04 01:47:18) (良:1票) |
10.クィーン全盛期からのファンでした。レコードもほぼ持っていたと思います。洋楽に夢中になったのもクィーンを聴き始めてからでした。でも曲はよく聴きましたけど、彼らがどのように結成されたかなんてのは殆ど知りませんでした。 この映画をみてクィーンという伝説のバンドの事が深く知ることができて良かったです。 【みんてん】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-12-03 13:59:46) (良:1票) |
9.人種や性に悩まされながら、それでも最後には自分である事を赦されたライブエイドでは号泣しました。どんなスターも1人の人間である以上不安や悩みは我々にも共感出来るものですね。色々映画を観てきましたがステージ上からの壮観な眺めはとても新鮮で興奮しましたし、最後は客席との一体感も感じました。拍手が起こった作品は立川のシネマシティで観たアルマゲドン以来でしたよ笑。 サントラを買いましたがヘビロテです。素晴らしく爽やかな映画。美人薄命、ありがとうフレディ。そしてクイーン! 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-12-01 13:24:53) (良:1票) |
8.いろんなレビューサイトをみて、どんだけ高評価なんだよ、と気になって見に行ってきました。こういう伝記モノにしてはよくあるストーリーですが、ほとばしるような情熱が感じられます。最後の20分は圧巻。気がついたら涙が!圧倒されました。 【Keytus】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-11-26 23:39:49) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 フレディの遺産はほぼメアリーに渡ったらしい(およそ50億円) そのことを映画の後で知って「あぁよかったね」と心から思う自分が、この映画を高く評価する理由かな。 見て良かった映画じゃなくて、見なかったら損してた作品だと思う。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-11-19 12:34:45) (良:1票) |
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6.世代は合ってますが、クイーンのファンかというと微妙な立ち位置。ベストアルバムは愛聴盤です。 ボヘミアンラプソディとかバイシクルレースとかはピンと来ませんが、ナウアイムヒアとか キープセルフユアライフとかが大好きで、この歳なのに車の音源には必ず入れてたりします。 ただ、バイセクシャルについては、ドン引いてしまう体質なので、フレディ主体の映画構成はこれまた微妙。 正直その辺を、我慢しつつ鑑賞したというのが本音。 それでも、ギター弾きとしては、ブライアン・メイの演奏シーンには、鳥肌です。しかもカッコイイ。 バンドの生い立ちとか、知らなかった事が多くて、「へえー」ボタン連打が何度も・・。 主役のマレック君はフレディの体の動きとか、スゴイ似てましたが、時々プリンスに似た表情になって フレディ本人よりイケてました。(笑 音楽の方は、元の音源の利用ではなく、今のミュージシャン達の音が使われているとか。これがまた スゴイ出来でして、鳥肌が止まりません。 当時のライブエイドの20分はリアルタイムで見たのですが、クイーンの演奏は荒れ気味で残念な 記憶になってました。でもこの映画で背景が解ると、勝手な批判をしていた自分が恥かしい。 いずれにしても、彼らが物凄い才能の音楽家だったのは、紛れも無い事実だし、その歴史を映画として 残して貰った事には感謝しかありません。あれから30年・・ もっと早く見たかった映画ではあります。 クイーンの全てが大好きのファンではありませんが、映画館で見る快感を存分に味わえた満足感があり どうしても高得点を上げたくなります。ライブ会場の撮影って、CGなのかもしれないけど圧巻でした。 10点満点と言いたいのですが、曲がどれも短いのが残念。2時間に収めるのが難しいのも解るけど あともう少し聞いて居たかった。せめて後15分足して、あの曲とこの曲とを・・・・ 無理かなあ? 【グルコサミンS】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-11-19 00:35:53) (良:1票) |
5.予告編を観たときから、あまりにも本人そっくりなキャスティングに惹かれて観に行きました。そっくりさん登場!だけではない素晴らしいできあがりの映画だと思います。まず、Queenのファンではなかったけどリアルタイムで青春期を過ごした私としては、コンプレックスの塊だったフレディの苦悩がどう表現されているか興味がありました。厳格で真面目な家庭で育ったにもかかわらず、イギリスでインド人なのにパキスタン人と蔑まされ、出っ歯だと馬鹿にされ、ある時をきっかけにバイセクシャルである事に気がつき葛藤する。「僕はバイセクシャルだ」「いえ、あなたはゲイよ」と、心の底から愛している女性に、自分の愛情を拒否された事の孤独。壊れるよな、やっぱり。それでもメンバーとの確執を乗り越えて迎えたライブエイドでの熱唱。世間の辛い仕打ちを乗り越えて僕たちはチャンピオンになった!と歌い上げるフレディの姿に、スクリーンを観ている多くの観客が泣いていた。そうだよ、こんな気持ちで歌っている「伝説のチャンピオン」を、トランプの選挙の道具には使われたくないよね、などと思いながら、興奮してして家路につきました。 【ソフィーの洗濯物】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-11-13 11:52:07) |
4.《ネタバレ》 映画館で泣いてしまった。周りの人も泣いていた。どうやって再現したの?というくらい高いレベルで再現されていて(役者さんマジで似すぎで後で確認するまで本人が特殊メイクしたものかと思ってた)、またクイーンに対するリスペクトが終始感じられて良かった。クイーンは高校以来あまり聴いていなかったけど、その素晴らしさを思い出させてくれたことに感謝したい。今やAIDSは死なない病気になったので、フレディがもし生きてたらな~なんて考えながらこのレビューを書きました。 【なす】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-11-11 17:38:21) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 いやあ、素晴らしい。映画を観てこんなに泣いたのはいつ以来だろうか?なんでこんなに泣けるかというとこれが本当の話だからだろう。細かいところまでブライアンとロジャーが監修に携わっているようなので、描かれている事の殆どが事実というかそのまんまと捉えて良いようだ。実際にその場にいた人だけが作れるリアリティというのがあって、そのリアルさはある意味オリバーストーンの「プラトーン」にも近いと思う。名曲誕生の裏話など、ファンとしては答え合わせをしているような楽しさもあり、また自身のアイデンティティとの葛藤を誰よりも持っていたフレディが、だからこそ誰よりも人に愛されることを求め、そしてそのフラストレーションを音楽にぶつける事で人々を魅了していく様がとても良く伝わってくる。音楽というのはその人そのものが出るものだと思うが、やはりフレディという人だったからこそあの名曲達が生まれたのだと改めて納得させられた。ファンには、半分に切ったような独特なマイクスタンドの誕生秘話あたりも見れて楽しい。極めつけはLIve Aidでのステージをほぼ完全に再現したクライマックスで、内情を知った上で見ると1曲ごとの重みがまた凄いし、最後のWe are the Championsでの大合唱なんて、もうどうしたって胸が熱くなる。病気を押してのステージという事では美空ひばりの不死鳥コンサートと共に永遠に歴史に刻まれる名演であろう。しかも、見ている側には決して病魔に冒されているなんてことは感じさせないパワフルなパフォーマンスである。Live Aidも、翌年の Magic tourでのウェンブリーも然り。。
早くも本年度オスカー候補の声もあるラミマレック、そしてブライアンメイ役の方も、とにかく皆本当にそっくりで「あれ?これは本人を見ているのか?」と何度も錯覚するほど。本当に本人がのり移っているかのようであった。(そっくりといえば、映画開始直後ウェンブリーのバックステージ階段で、若き日のU2と思われるメンバーとフレディがすれ違うシーンがあるのだが、その際ボノがちゃんと学ランらしき物を着ていて、そんなところの再現度の高さにびっくり。ボウイも一瞬髪型だけ登場(笑))
というわけで、Queenファンは言うに及ばず、きっとQueenの事を知らない方でも一つの音楽映画、伝記映画として十分に楽しめる作りになっていると思う。(そう信じたい。)きっとQueenのこと知らなかった方も、この映画見た後はQueenを聞きたくなるんじゃないかなあー。もう一回観に行こう。 【rain on me】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-11-11 10:49:09) (良:4票) |
2.良かった! 先行公開を見たのがこの「ボヘミアンラプソディー」が初めて。 頻繁に映画館に足を運ばないタイプだがエンドロールで客が殆ど立たない映画は初めて経験した! アルバムは時系列メチャクチャで聞いてきたのだが、今回の映画でスッキリした! 俳優がメンバー達にクリソツなので最初からグイグイ引き込まれた! クイゥーンのファンなら、いやQueenの曲が好きなら是非映画館の大音量で観て欲しい、もとい聴いて欲しい!! 【happy_pink】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-11-09 21:55:44) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 はっきり言って、Queenのファン限定の映画かもしれませんが、彼らの音楽を愛する者として大満足の作品でした。 一番レビューの方と同じく、オープニングの本作オリジナルの"20th century FOX"からテンションがアガること確実です。 フレディと、3人。この構図は予想通りだったのですが、テイラー、メイ、ディーコンの3人の個性もバランス良く、とてもよく出ていたと思う。 表情、ステージ上での所作、楽器を構える姿、演奏する姿等、よくここまでQueenを研究したと思う。 4人とも、特に後期は本当によく似ていたし、見事に皆がメンバーそれぞれになりきっていました。 ラストのLIVE AID以外は、じっくりQUEENの音楽を聞かせるとい趣向ではないですが、そのLIVE AIDのステージを再現したラストは圧巻。 LIVE AID直前のバンドは解散寸前の状態にあったというのはよく知られた話ですが、そのいきさつも描かれています。 しかしLIVE AID直前にフレディからメンバーに語られた衝撃の告白。その内容は言うまでもないですが・・・。 そして様々な思いでウェンブリーのステージで躍動するフレディの姿を見つめる人々の思いも重なり、感動的なものとなっています。 4人の動きだけでなくクルーの動きに至るまでかなり忠実に再現されており、 ウェンブリーを埋め尽くしたファンと一体になった当日のステージの再現は見事でした。 控室でいよいよ自分たちの出番が次にやってきた。ステージから聞こえてくるのはダイアー・ストレイツの〝Sultans of Swing″。 こんな細かいこだわりに思わずニヤリとさせられました。 ステージで躍動するフレディを見つめるメンバーの表情もまた印象的。 家に帰ってから、LIVE AIDのDVDを見てみた。なるほどと思える雰囲気があった。何度も見たDVDですが、目に涙があふれたのは初めてだった。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-11-09 18:15:30) (良:1票) |