6.《ネタバレ》 「お仕事もの」的な定番をちりばめた前半はそこそこ楽しかったものの、全体のテンポがすこぶる悪い。それはたぶん登場人物や物語を見せることよりも、それを演じている俳優を見せるためにこの映画が動いているからだと思う。この映画にとって大事なのはミステリーよりもお仕事ドラマよりも、芸能界というギョーカイを物語の背景において「ありがたみ」を押しつけることにある。このフジテレビらしいポリシーは、最後の犯人の顔を明らかになったときに全開になる。この映画の制作者は、犯人の背景にあるどんなドラマにも関心はなく、ただその顔を見せることで「どうです?すごいでしょ?ありがたいでしょ?」と押しつけてくる。ああ不快。そして最後のクレジットでの「明石家さんま(友情出演)」の文字。カメオは大スターなのに名前も出さずに出演することに意味があるんだよ。『フォースの覚醒』のクレジットの最後に「ダニエル・クレイグ」なんて不要だ。そして、長澤まさみにドレスを着せるという目的で撮ったとしか思えない最後の舞踏会のシーン・・からのダラダラ。それなりに真面目に役作りをして主役コンビを演じたキムタクと長澤まさみは本当に気の毒。この制作陣の志の低さ。いつまでこんなことを続けるつもりなのか。 【ころりさん】さん [インターネット(邦画)] 3点(2020-07-26 22:49:23) (良:2票) |
《改行表示》 5.《ネタバレ》 しょーもない内容でした。また原作の問題ですかね。 ターゲットの抹殺の為に、1年間の復讐計画? 連続殺人事件にみせかけて警察を騙す? で、警察も犯人を天才扱い・・ またこの臭いパターン。 この小説家ホント相性が悪い。 指摘を始めればキリが無いけど・・ アリバイに行き詰る捜査の件・・ アリバイの証言者とホシの関係を疑わなかった警察? あり得ない。 後で、新田に指摘されて調べたら、直ぐに関係が発覚って、どんだけ警察馬鹿なの? 「別れた女が、ホシのアリバイをでっち上げるわけが無い」ってトコ、アゴが外れました。疑うのが仕事だろ。 まず第一発見者や通報者を疑うという基本はどうした? そもそも、電話が繋がった先が違ったというトリック?! 通話履歴ですぐばれるのに? 椅子から落ちそうになった。 「お前を客室で殺しても、指紋残さないし、別人として変装して来たのだから、私は捕まらない」という自信の弁。 じゃあ、ワザワザ予告状で警察を呼びつけて他の事件で大騒ぎを演出しなくても、目的は容易に実行可能だ。 それだけで連続殺人として終れたはずだ。 無理に、最後の事件だけを劇場型にするとか意味不明。それで失敗してしまって・・馬鹿なの? 要らないエピソードで、ホテルマンの仕事ぶりをリスペクトしまくって、鼻に付いて疲れる。 モンスターな客には、毅然とした態度で臨むべきであり、あれじゃ客が付けあがる一方じゃないの? 客の好き放題を野放しにするのが、ホテルの美学だってか? まあそれなりの金額払わせてるだろうけど。 こんなモンスターばかりが集まるホテルなんか、胸糞悪くて願い下げなんだが、実際にそんなホテルある? 話しを面白くしようとして、いろんなエピ集めた結果、色の混ぜ過ぎで濁ってしまった絵の具状態だ。 パッと見豪華なキャスト陣だけど、誰でもヨカッタ役ばかりで、豪華の意味が違ってる。 終り方も意味不明。仮面舞踏会の妄想シーンに??? で、新田は山岸と、どうしたいのコレ? 恋愛? この映画で一体何を見せられたのか・・? 自分にはどうしようもなくツマラナイ2時間でした。 【グルコサミンS】さん [映画館(邦画)] 2点(2019-02-08 00:18:49) (良:2票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 これだけのキャストを揃えて、この出来映えでは、辛口にもなりますよね。 ホテルマンあるあるなんかは情報番組でやりゃいいんです。 ミステリー色強めの大風呂敷ひろげといて、少しお粗末すぎやしませんか? 木村拓哉さん、長澤まさみさんはよかったと思います。 脚本がへっぽこだったなぁ。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2019-11-17 19:25:28) (良:1票) |
《改行表示》 3.オープニング、チープなCGによるホテルの外観から、狭いエントランスを通り抜け、やけに古くさくゴージャスなロビーを映しこみつつ、フロントに辿り着く。 その一連の描写を見て、“「有頂天ホテル」みたいだな”と半笑いで思った観客は少なくないだろう。 由緒正しいクラシックホテルのビジュアルを表現したかったのだろうけれど、メインステージとして描き出されるエントランス、フロントを含めたホテルのロビーの空間設計とセットが酷い。映画のセットとしての作りこみ自体は精魂こめて仕事がなされているのだろう。だからこそ、酷いのだ。 首都圏の一流ホテルという舞台設定に対して、空間のサイズ感から、距離感、インテリアの美術センスに至るまで、あまりにもリアリティが無かった。 物語の特性上、様々な人間が行き交うホテルのロビーこそが、この映画の「主人公」だとも言え、その空間の奥行きや距離感が、本来映し出すべきビジュアルとあれほど乖離していては話にならない。 “フジテレビ映画”というクレジットが無くとも、冒頭の印象通り、三谷幸喜の「THE 有頂天ホテル」の使いまわしなんじゃないかと揶揄してしまうことは必至で、実際、空間プランとしてはその通りなんだと思わざるを得ない。(よくよく見れば、キャスト的にも“三谷組”の要素は強い) そのまさしくシチュエーションコメディのような空間の中で、登場人物たちがあくまでも大真面目に、格好をつけて、奇妙な連続殺人事件の犯人を追う様が、アンバランスで、ダサくて、センスが無いなと思った。 全編通して前述の喜劇作家がちらついたからではないが、それこそコメディやパロディに振り切るのであれば、それも“全然アリ”だったのではないかと思う。 そもそも、東野圭吾の原作自体、決してミステリとして完成度の高いストーリー構成だったとは言い難く、随所に使い古された手法や、ベタなストーリー展開が目に付いた。計画的な連続殺人を描いたミステリだとはいえ、メインストーリーのテイストとしては異業種間(+男女間)のユニークな「バディもの」の要素が強く、随所にコメディ要素も散りばめられている。 著者自身、自らの過去作も踏まえて、ミステリに対するある種“メタ視点”を含めた娯楽としてストーリーやキャラクターを構築した部分も多分にあったのではないかと思える。 三谷幸喜が手掛けたら良かったとまでは言わないけれど、いっそのこと大幅に脚色して、コメディ映画として仕上げた方が、原作の本質を捉えた上で、映画作品としても完成度は高まったのではないか。 そして、その“コメディ映画”に、主演俳優として木村拓哉が挑めたならば、映画にとっても、彼自身にとっても、新しい可能性を創出する作品になったのではないか、と思えてならない。 もしかしたら、そういう目論見は存在したのかもしれない。だからこそのあのリアリティの無いセットであり、喜劇俳優の多用であり、大仰でベタな演出プランだったのかもしれない。 ただ、残念ながらそういうユニークでチャレンジングな変化を成しえた映画には当然仕上がっておらず、ただただ中途半端で盛り上がりに欠ける残念なサスペンス映画に終始している。 あと、作品の低い仕上がり的にはもはやどうでもいいことだが、某有名女優の出演情報は、予告編、宣伝ポスター、あらゆる事前情報から除外し、隠し通すべきだったことは、言うまでもない。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(邦画)] 3点(2019-10-27 00:47:30) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 ホテルマンと刑事の、人を信じる信じないの対比は面白いと思った。途中まで事件と無関係の話が出てくるが、どことなく三谷幸喜を彷彿とさせる。その三谷幸喜風な雰囲気と木村拓哉のいつもの演技がどうも水と油、まさにホテルマンと刑事のようで、これって狙ってます?て勝手にツッこんでしまった。 ミステリーとして、意外な人物が犯人でしたという驚きはなく、後から出てきた新しい情報で無理くり納得させられたようなもの。 そもそも人一人の命に危険が迫っている状況で、誰の応援も呼ばないっておかしいでしょ。ドラマでフィクションだからっていっても、あれはひどいです。応援を呼んでも時間がないから一人で行動する、ていうのはよくあるけれど、あの状況はどう考えたってその場所に嫌っちゅうほど刑事がいるんだし、何よりも片っ端らから部屋をあたらなきゃならないんだから、やっぱりナンセスですね。 最後のふたりの再会シーンは蛇足でしかない。なんの意味があるのかさっぱりでした。 明石家さんまが友情出演していたらしいが、まったく気が付かなかった。 総評すると、めちゃくちゃ文句を言うほどそこまでひどくもなく、ミステリーとラブコメをミックスしたちょ~っと中途半端な映画でした。はい。 |
《改行表示》 1.キムタクと長澤まさみの絡みやら、取り巻く多くの登場人物とのやりとち含めて、面白かったんですけどね.. ただ、癖のある客が出てきて云々..という繰り返しが続き、 伏線の紐解き、謎解き要素などもっと面白く出来たはず。 原作に忠実なのは良いけど果たしてそれで良いの? というわけで映画化するなら原作の昇華しないとね。演出・構成に課題有りかな〜 ぶっちゃけ、2時間ドラマのスペシャルでも良いよね 【シネマブルク】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-02-22 02:46:30) (良:1票) |