女王陛下のお気に入りの投票された口コミです。

女王陛下のお気に入り

[ジョオウヘイカノオキニイリ]
The Favourite
2018年アイルランド上映時間:119分
平均点:6.81 / 10(Review 21人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-02-15)
公開終了日(2019-05-24)
ドラマコメディ歴史もの
新規登録(2018-12-10)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2021-02-12)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ヨルゴス・ランティモス
キャストオリヴィア・コールマン(女優)アン女王
エマ・ストーン(女優)アビゲイル・メイシャム
レイチェル・ワイズ(女優)サラ・チャーチル
ニコラス・ホルト(男優)ロバート・ハーレー
小林さやか〔声優・1970年生〕(日本語吹き替え版)
野島健児(日本語吹き替え版)
牛山茂(日本語吹き替え版)
KENN(日本語吹き替え版)
挿入曲エルトン・ジョン"Skyline Pigeon"
撮影ロビー・ライアン
製作ヨルゴス・ランティモス
衣装サンディ・パウエル
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【口コミ・感想(7点検索)】[全部]

別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
1.《ネタバレ》 テューダー朝とは比べ物にならないけど、スチュアート朝もけっこう宮廷内はグチャグチャでなかなかのものです。登場人物はまずアン女王、英国の歴代女王としてはもっとも影が薄く、実際にも明敏な知性や決断力を持ち合わせてはいなかったみたいですが、治世中にはグレートブリテン王国(スコットランド王国との正式な合邦)が発足したりしてそれなりに国勢は伸長しています。そして彼女の幼馴染でもある筆頭女官のサラ、彼女の夫はマールバラ公ジョン・チャーチル、そう英国史上最良の軍司令官にしてウィンストン・チャーチルやダイアナ皇太子妃のご先祖様です。アビゲイルはサラの従妹で、彼女を頼って宮廷に仕官してきました。この女王とサラの関係がなんとも生々しいんです。即位する前から苦楽を共にしてきた親友みたいな感じで、女王に対するツンデレな態度がもう堪りませんし、さすがにこれはフィクションでしょうが二人はレズ関係なんです。いかにも策士といったレイチェル・ワイズと、ただのおばさんにしか見えないオリヴィア・コールマンの対比が面白い。オリヴィア・コールマンは普通のおばさんみたいなのに突然女王らしい威厳を見せるところなど巧みな演技、ヘレン・ミレンに続くクイーン女優の誕生ですか。ルックスからするとヴィクトリア女王役にも最適じゃないでしょうか。カメラ・ワークも独特で、魚眼レンズを使ったカットが頻繁に使用されているところが不思議な感覚です。全編を八章に分けたストーリーテリングなんかはどことなく『バリー・リンドン』を彷彿させられます、時代設定もほぼ同時期ですしね。でもアン女王には配偶者(王配)がいたのになぜか登場も言及もなく、まるで独身みたいなのが不思議。まあこの撮り方の方が、女王の孤独が強調されているとも言えますが。 面白いのは当時の宮廷政治の状況で、このあたりが現在まで続く英国議会政治の始祖と言えるのでしょう。一応トーリー党とホイッグ党という二大政党の体制ですが、議会が開催されていない時は宮殿であひるの賭けレースに興じたり、なぜか素っ裸になった大臣にみんなでトマトをぶつけて遊んだり(なんかの罰ゲーム?)、まるでガキの集団みたいです。議員といっても全員貴族、当時の上流階級の退廃ぶりが窺えます。この宮廷政治や外交政策の決定に、サラやアビゲイルの助言が影響力を持っていたとは史実とはいえ恐ろしくなります。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-27 20:51:02)(良:1票)
別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 6.81点
000.00%
100.00%
214.76%
300.00%
429.52%
514.76%
629.52%
7628.57%
8733.33%
929.52%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2018年 91回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞オリヴィア・コールマン受賞 
助演女優賞レイチェル・ワイズ候補(ノミネート) 
助演女優賞エマ・ストーン候補(ノミネート) 
監督賞ヨルゴス・ランティモス候補(ノミネート) 
脚本賞 候補(ノミネート) 
撮影賞ロビー・ライアン候補(ノミネート) 
美術賞 候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞サンディ・パウエル候補(ノミネート) 
編集賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2018年 76回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)オリヴィア・コールマン受賞 
助演女優賞レイチェル・ワイズ候補(ノミネート) 
助演女優賞エマ・ストーン候補(ノミネート) 
脚本賞 候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS