4.《ネタバレ》 いやー長かった・・・伝記ものが陥りがちな「全部言ってしまわないと気が済まない症候群」に、この作品も引っかかっています。愛着のある世界で監督も気合が入っていたのでしょうが、解釈を伴わない単なる研究発表は、見ていても面白みがありません。ラスト近くの妻との電話とか、印象的な部分もあるのですから、その感覚で何とかならなかったのでしょうか。ウィテカーの頑張りに4点。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-07-29 00:44:19) (良:1票) |
3.二度観て好きになった映画。同じような暗い画面で時系列をいじくってあるから、観ているシーンが現在進行のものなのか、追想なのか分かりづらい。だから二度目で物語の組み立てがうまくいったんだと思う。僕はジャズは聴かないが、この映画はその音楽を含めてすべての雰囲気が「ジャズ」だと思った。印象的な場面がたくさんあるのだが、一番好きなのは、夜の浜辺でのディジー・ガレスピーとパーカーの会話だ。自分はジャズの開拓者、おまえは殉教者だ。白人は殉教者を尊敬する。自分は殉教者にはなれない、とパーカーに語るガレスピーの言葉が、心に残った。 一人のジャズマンの生き様、あふれるジャズ、そして監督のジャズへの愛。そういう要素が、鑑賞のたび色濃くなる。かなり好きな映画だ。F・ウィテカーも熱演だった。妻に電報を何通も何通も送る姿が、かなしくてしょうがない。 【ジェイムズ・ギャッツ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-06-07 15:55:42) (良:1票) |
2.C・パーカーを題材に孤高の天才の苦悩を扱った作品。実在の人物を描くと主人公を美化し、どうしても描写に偏りが起きてしまうので、あまりこういった作品は好みではない。しかし、本作では普遍的なテーマを中心に据えているため、『アマデウス』同様そのような違和感は覚えなかった。(もちろん、実際のパーカーと作中のパーカーには差異が大きいのだろうが)物を極めれば極める程高くなっていく天井。やはり俺は彼らのような天才の気持ちが痛いほどよくわかってしまうんだよなぁ……すみません、わたくし嘘をついております(反省)。 【恭人】さん 8点(2004-05-06 16:03:36) (笑:1票) |
1.イーストウッドのパーカーに対する愛情が前編に溢れてます。命を削って音に替える様が真摯に描かれていて胸がつまります。ウィテカーはパーカーにそっくりじゃないけどとてもいいです。鶴瓶に似ててもかっこいいです。真似してスコッチのミルク割は飲まない方がいいです。それこそ死ぬほどまずかったのだ・・・ |