私は貝になりたい(1959)の投票された口コミです。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ワ行
 > 私は貝になりたい(1959)の口コミ・評価
 > (レビュー・口コミ)

私は貝になりたい(1959)

[ワタシハカイニナリタイ]
1959年上映時間:113分
平均点:7.80 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
ドラマ法廷もの戦争もの刑務所ものモノクロ映画TVの映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-08-30)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督橋本忍
キャストフランキー堺(男優)清水豊松
新珠三千代(女優)清水房江
水野久美(女優)敏子
菅野彰雄(男優)清水健一
藤木悠(男優)酒田正士
加東大介(男優)竹内
藤田進(男優)矢野
多々良純(男優)根本
織田政雄(男優)三宅
藤原釜足(男優)足立少尉
小池朝雄(男優)立石上等兵
佐田豊(男優)滝田上等兵
稲葉義男(男優)木村軍曹
沢村いき雄(男優)理髪店に来る客
堺左千夫(男優)運転手
中丸忠雄(男優)大西三郎
笠智衆(男優)小宮
清水一郎(男優)西沢卓次
加藤和夫【俳優】(男優)田代
榊田敬二(男優)松田老人
千葉一郎(男優)
原作橋本忍(構成・物語)
加藤哲太郎(題名・遺書)
脚本橋本忍
音楽佐藤勝
撮影中井朝一
製作藤本真澄
配給東宝
美術村木与四郎
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【口コミ・感想(8点検索)】[全部]

別のページへ(8点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
《改行表示》
3.いま、この映画を観終わった僕が感じている怒りは、一体何処の何に対して、誰に対して怒りを感じているのか、僕自身少しも理解できていない。では、日本に?命令を下した上官に?死刑の判決を下したアメリカ人に?どれにも当てはめる事が出来そうな気がする。だけど、その中の何かに怒りを絞ったとしてもどうにもなりそうにない。もし、嘘だとか権力によって殺されたのなら、それならば簡単に腹を立てる事が出来る。でも、この話の中に嘘はないし、権力もない。あるとすれば、言葉の違いか文化の違い。だからこそ怒りのぶつける場所が見当たらない。出来る事ならアメリカ人に怒りをぶつけたい。そうすればきっと少しは気が楽になる。でもそれがまた、他国への怒りに繋がり、戦争への引き金に繋がって行きそうで怖い。憎しみは憎しみを呼び、憎悪は憎悪を呼び、そして怒りもまた、怒りを買う。これの繰り返しによって、いまこの時も世界中の何処かで戦争が起きている。だからいま、過去のミスをミスで終らせないように、同じ過ちを二度と繰り返さないように、いま、僕が抱いているこの怒りの感情を、ゆっくりと時間をかけて頭の中で整理し、しっかりと理解し、静めて、胸の奥に秘めておきたいと思う。そして、この感情を抱かせ、考えさせてくれたこの映画に深く感謝している。  この映画は日本人が目を背けてはならない、戦争が残した傷跡が、しっかりと、深く刻み込まれた名画だった。
ボビーさん 8点(2004-10-31 21:21:30)(良:2票)
《改行表示》
2.《ネタバレ》  こういう映画って、どうしても「反戦」のメッセージを読み取らないといけないと言うような風潮の中で、学生時代を学んだ。当然、その時代に自主上映会で最初に観た時には、「この映画は、反戦を訴えているんだ」と考えながら観た。しかし、今から見るとまだまだ戦後を引きずっていた、あの時から時間が過ぎ、"洗脳"も溶けかかってきた今、これを見ると、この映画の主題は「絶望」ではないかと思えてくる。  激しい戦闘シーンで殺し殺される恐怖を描くのでもなく、戦闘による重症や被爆などによる悲しみを見せるでもないこの映画が、かくも絶望を思わせるのは、表題にもなったこの「今度生まれ変わるときには、誰にも邪魔されることもない、深い海の底の貝になりたい」という言葉に現れている。直前に妻や子供に対して、もう一度会いたいという思いを綴りながら、来世にはもう何ものとも関わりないことを望む。すべてを拒絶する絶望感。「戦争」というよりは、理不尽に対する怒り。いや、怒りという能動的な力もない悲しさ。  同じように戦闘のない戦争を描いた映画、「戦場のメリークリスマス」のハラ軍曹も、同じように死刑になる。彼もまた、自分の行動は、日本軍の軍人としては当たり前の行動だと理不尽を嘆く。それでも彼は「メリークリスマス」と祝いの言葉を他者に与えた。   豊松の絶望感、いかばかりであったか。 
Tolbieさん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-20 15:09:22)(良:1票)
1.悲しくて、辛くて、泣けて泣けて、どこの町にでもある平凡な散髪屋の主のどうしようもないこれ以上不幸なお話はそうは無いと思います。夫は必ず帰ってくる事を信じて最新の散髪台を導入して張り切って店をきりもりしていた奥さんが余りにも哀れで幼い子供とともにこの先どうなるのか気がかりでなりません。
白い男さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-08-16 12:42:12)(良:1票)
別のページへ(8点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 7.80点
000.00%
100.00%
200.00%
312.86%
400.00%
538.57%
6411.43%
738.57%
81131.43%
9822.86%
10514.29%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 2.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS