12.◇鑑賞は2019年8月頭で、冷夏が明けてやっと夏が始まったころ。 昨今の異常気象や天災をテーマにしてるようで、少年少女の成長というか、場当たり的な未熟さが描かれていました。 ◇天気と少年少女、それはもしかして、地球環境と人間の関係に近いのかも? 人間がコントロールできると思うことも傲慢だし、環境破壊を無視することも傲慢。人智を越えるものとの向き合い方なのかな、と思ったりした。
◇絵は相変わらずキレイでした。 ◇代々木駅前の廃ビル、公開当時はまだ外観が見られたのですが、今はもう見られません。 【ハクリキコ】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-12-07 11:37:23) |
11.映像と音楽は相変わらずの美しさ。それだけでも観る価値はあるのだが期待以上ではなかった。神道的世界観から来る神秘的な力によって少年と少女がつながり、最終的に少年が少女のピンチを救うという展開は前回と同じ。次も同じことをやるなら、新海さんはこれしかできないのかとがっかりするところ。それが新海イズムと言ってしまえばそれで終わりだが、創作物というのは新しさあってこそ価値が生まれるのだと思う。あと主人公の少年のテンションに私はついていけなかったので感情移入できなかった。「君の名は」のときも主人公のテンションに「ん?」となる部分があったが、まだ許容範囲だった。しかし今回は完全にアウト。ちょっとやばい奴にすら見えた。 【ばかぽん】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-11-24 06:14:56) |
10.唐突な出来事の連続で、物語に没入できなかったし、主人公二人にも共感できずじまい。観てから一か月後くらいにこのレビュー書いてるけど、今思い出してもあまり印象に残ってない映画だった。 相変わらず絵はきれいだし、声優も悪くなかったけどね。 【おとばん】さん [映画館(邦画)] 5点(2019-10-21 10:35:23) |
9.公開開始時には何も言ってなかった小学生の息子が今頃になって「見たい」と言い出したので、一緒に見に行ったのですが(むしろ当初興味を示していた娘は欠席)、映画が始まってみると、劇中に、最近息子が興味津々のオカルト雑誌『ムー』が登場(ホント、血は争えませぬ・・・)。さてはコレが息子の目当てであったかと、映画が終わって彼を問い詰めると「いや、まさか『ムー』が出てくるなんて、知らんかってん」とのこと。それだけならまだしも、続けて彼が言うには「でも、『君の名は。』にもちょっとだけ『ムー』出てきたで」。ってオイオイ、オマエはいつからそんなムー的都市伝説を語るようになったんだ? ⇒でもこれは事実なんです、ハイ。『君の名は。』にも、床に伏せて置かれた『ムー』誌が、一瞬だけ登場します。息子曰く、「見てたらたまたま見つけた」とのこと。トホホ。 前置き長くなりましたスミマセン。それにしても、前作に続いてまた、心をチクチクと刺すような映画を作ってきますねえ。災害にあうことなく生き続ける者たちは、災害にあって死んいった人々に対し、何ができるのか、同情だけはしつつも結局は忘れ去って日常を送るだけじゃないのか、という問いを前作では突きつけられたように感じたのですが、本作ではさらにストレートに、我々の原罪を糾弾しているかのようです。「今の我々のぬるま湯のような生活は、不公平の上に成り立ってるんじゃないのか、誰かの犠牲の上になりたっているんじゃないのか、それをみんな分かっていながらノホホンと分かってないフリをしてるんじゃないか」という、痛烈な問い。突き刺さるなあ。 作品は例によってスピード感があり、これは、間を省略したような断片的なシーンを積み重ねる構成によるもので、「もうちょっと間をとってじっくり描くシーンも見たいなあ」と感じなくもないんですけどね。でも、このやや軽い語り口であっても、登場人物たちを印象的に描くことでちゃんと物語を盛り上げていくし、クライマックスの主人公が走るシーンへと繋がっていくのが、いいんですねえ。ここはあくまで、走り「続ける」。その姿の持つ魅力。 舞台となっているのが、雨が降り続く東京の街。異常気象ってのは、騒ぎすぎるのもどうかと思いつつもやはり、我々にとって昨今の大きな不安となっていることは事実。その中で、雨、水、といったものがアニメーションの中で巧みに取り入れられていて(「風」はあまり出てこない作品ですが)、印象に残ります。その雨の中のネオンサイン、あるいは雲が切れて太陽が顔を出す、光の描写もまた印象的。一方、日が差さない「暗さ」をアニメでどう描くか、ってのは、少し難しいところがありますねえ。 【鱗歌】さん [映画館(邦画)] 9点(2019-09-28 00:25:51) (良:1票) |
8.君の名はと同じ点数ですが,若干前作より上かも知れません.9点10点付けるような傑作ではないが,酷評されるような映画でもない,その位がこの作品の順当な評価なのではないでしょうか.もう少し言えば,君の名はもその程度の内容で,作品の中身以外の何らかの要因で,動員とか興行収入とかいった数字との乖離が非常に大きくなってしまったというのが私の印象. この作品は,主人公の行動が理解できない云々という意見をよく見かけますが,個人的にはどこにも違和感は感じられませんでした. 本田翼の声も,タレント起用としては,全然合格点,問題なしだと思いました. 全体の印象としては,ティーネイジャー向けのウブな青春アニメということかと思います.同じ青春アニメの例えば「時かけ」と比較すると,あちらには遠く及ばないという感じ. コナンやドラえもんといった定番以外のアニメ映画がランキングを賑わせること自体は,個人的には大歓迎なので,新海監督以外のビッグヒット,期待しています. 【マー君】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-09-04 12:52:56) |
7.ここの評価が低かったんで期待はしていなかったが、いや、なかなか面白かった。 100%晴れ女の設定の段階でリアリティは求めていなかったし、これはSF映画なんだからこの程度のことはファンタジーとして受け入れられました。 大好きな人がいて、もう会えないかもしれない。でも、すべてを犠牲にしても会いたい。 映画の王道ですね。あとは、好みの問題です。 変えたかった過去があって、「一瞬でも会えるなら、すべてを捨てる覚悟」を持てなかった人たちが、映画の中にそれを求めてしまうんだろうと思います 私もその1人です。 【木村一号】さん [映画館(邦画)] 8点(2019-08-17 23:41:31) |
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6.夏休みということで、小学高学年の娘と二人で観に行きました(特に監督や作品のファンというわけではありません) 見終わった後、妙な違和感が・・・ 違和感の理由として、この作品は完全な恋愛映画で、もっと深い部分での感動を期待していた自分としては「ちょっと違うな」という感情が その理由だと考えられます。 自分たち世代でいえばアニメといえば「ラピュタ」「ナウシカ」「もののけ姫」など作品の裏に隠された強いメッセージ性を映画に期待していたので、「天気の子」というタイトルから、異常気象による自然災害など、もっと深い所でのメッセージを感じたかったのですが・・・完全な恋愛映画です。 まぁ映像は綺麗でしたし、恋愛ものとして割り切って鑑賞すればそんなに悪くない作品ではないでしょう。 【N.Y.L.L】さん [映画館(邦画)] 3点(2019-07-31 20:14:36) (良:1票) |
5.「君の名は」をずっと食わず嫌いで最近見て、さすがロングランされるだけあるなって思ってこちらの映画は映画館で観てきました。他のレビューを見て、絵はいいがストーリーは・・とか、音楽はいいがそれだけ・・とか、いろいろ言われていて、確かにそうかもなぁって思いましたが、自分が観ているときはその絵と音楽に惹きつけられるものがあり、君の名は同様、まさかそういうストーリーにするかぁという部分も含めて最後まで飽きることなく楽しめました。細かいことを言えば色々と粗は見えてくると思いますが、映画を見ている間、自分は確かにこの映画を楽しんでいました。そうやって楽しめる映画であれば自分にとって良い映画なんだなって思います。 【珈琲時間】さん [映画館(邦画)] 8点(2019-07-29 13:55:26) |
4.梅雨明けした週末、それに合わせるように封切りされていた本作を観に行く。 正直なところ“期待”は半々といったところだった。 新海誠監督の前作「君の名は。」はちょっと異常なレベルの社会的大ヒットとなり、これを受けての次作は、否が応でも注目を集めることは必至で、それは「独善的」なこのアニメーション監督の作風にいい意味でも悪い意味でも影響を与えるだろうと思えた。 案の定、公開前からちょっと節操がないくらいの企業タイアップの乱れ打ちが目立ち、注目度と製作資金の潤沢さを感じる反面、あらゆるしがらみに覆われた相当に自由の利かない映画製作になったのではないかと危惧していた。
酷評も辞さない構えで鑑賞に至ったのだけれど、その危惧は全くの杞憂だった。 善し悪しはまず別としても、そこで繰り広げられたのは、前作以上、いや過去作のどれよりも“独善的”で“独りよがり”な新海誠監督の「セカイ観」全開の映画世界だった。 危惧された不自由さはむしろ皆無だったと言っていい。美しすぎる精巧なアニメーションは無論健在だが、その美しさと表裏一体の生々しくリアルな描写が観る者の心情をじわじわと抉ってくる。 現実の具体的な企業名や商品名が作中の至るところで映し出され、「現実感」を効果的に演出していた。そう、節操なく思われた企業タイアップだったが、監督と製作陣はそれを最大限に活かし、アニメ世界の重要なファクターとして表現してみせている。
タイトル「天気の子」が表すとおり、この国のあらゆる「天気」を表現したアニメーションはあまりにも美しく、それだけでこの映画の価値は揺るがないとすら思える。 しかし、この映画で表された美しさは、いびつで残酷だ。 主人公の少年少女たちは、この美しい世界の“底”で、文字通りに生命をすり減らしながら、喜びと希望を見出そうと奔走する。 それは決して安直な綺麗事ではなく、心身ともに追い詰めされた彼らがギリギリのところで保とうとした生きる「意味」だった。
この映画が描き出したストーリーテリング、そして主人公たちの帰着に対して、受け入れられない人は多いだろう。 彼らの「選択」は極めて破滅的な行為であることは間違いなく、想像よりもずっとカオスで狂気的な映画である。
セカイの“しくみ”も“理り”も関係ない。 彼らは、あまりにも無責任に、あまりにも独善的に、そして「確信」をもって、「大丈夫だ」と言い切る。 ならば、それがすべてだ。 世紀の“わがまま”を押し通す、若い生命の猛々しさと瑞々しさ、最高密度の「青臭さ」に、少なくとも僕は、涙が止まらなかった。
梅雨明けのタイミングで観に行って、なんと“梅雨明けしない”顛末には面食らったが、今、この国の夏に観なければ、あまりに勿体ない映画だ。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 9点(2019-07-28 10:31:38) (良:2票) |
3.複雑なストーリーよりも、こういうシンプルでストレートなアニメ映画は良い! どの世代にも響くいい映画。あっという間の2時間でした! 【たけたん】さん [映画館(邦画)] 8点(2019-07-20 17:16:19) |
2.つまらなくはない。 途中、ちょっと泣けたし。 ただねえ、印象は「君の名は。の縮小再生産だなあ」。 特に、「君の名は。」同様、エピローグが結構長いんだけど、そこで結構マイナス点。 この終わり方は、あまりいい気分じゃない。 主人公の最後のセリフに、自分は「そうかなあ?」と思ってしまった。 【まかだ】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-07-19 22:39:55) (良:1票) |
1.別な作品を絡めますが 1986年の天空の城ラピュタと同様に 好きな女の子ために走る男子はいつの時代もカッコいいものですね。 【翼ネコ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2019-07-19 15:27:46) |