心と体との投票された口コミです。

心と体と

[ココロトカラダト]
On Body and Soul
(TESTRÖL ÉS LÉLEKRÖL)
2017年ハンガリー上映時間:116分
平均点:7.40 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-04-14)
ドラマラブストーリー
新規登録(2019-05-08)【かたゆき】さん
タイトル情報更新(2019-05-27)【かたゆき】さん
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監督イルディコー・エニェディ
脚本イルディコー・エニェディ
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2.《ネタバレ》 こんなおっさんのどこがいいの?と思いながら観ていたら、いつの間にか味わい深く思慮深いエンドレの魅力に引き込まれていたのだが、友人の妻と寝るシーンでやっぱどこがいいんだこのおっさん、となってしまった。
どこまでも純粋で透明なマーリアは、危なっかしくて見ていられない。引き出しを開けるシーンで、ナイフではなく金づちを選んだことにホッとしたのに、次の瞬間その金づちでガラスを割っちゃうんだもん。ああ…それは勘弁して欲しい。あんなおっさん以外にも愛せる人はいるのに。
どこで思い止まるんだと思っていたら、エンドレからの電話。手首から血を溢れさせながら会話するマーリアが痛々しくて切ない。
人との身体的接触を克服したマーリアだけど、エンドレにはもっとマーリアへ真剣に向き合う誠実さと包容力が欲しかった。少なくとも私にはそれが伝わってこなかったので、ラストシーンで楽しそうに笑うマーリアを手放しで喜べなかった。そこが残念。
映像は独特。牛を屠殺するシーンは容赦ないが、雌雄の鹿が森の中で逢引するシーンは空気まで透き通って美しいことこの上ない。
カメラワークも秀逸。ピントの合わないカットに、横からマーリアの美しい顔が現れるシーンには唸ってしまった。
以前から観たかった映画で、観てよかった。満足の一本。
roadster316さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-12-30 01:15:16)(良:1票)
1.《ネタバレ》 ブタベスト郊外にある食肉加工工場。妻と離婚し、孤独な独り暮らしを続けている工場の責任者エンドレはある日、食堂で見慣れない若い女性を見かける。産休に入った職員の代理として雇われたという彼女の名はマーリア。誰にも心を開かず常に一人でいる物静かな彼女が、エンドレは何処か気になるのだった。だが、それ以上なにが起こるわけもなく、二人は工場の単なる上司と部下として何気ない日常をやり過ごしていた。そんなある日、ちょっとした事件がきっかけで二人は驚きの事実を知ることに。二人が毎晩見る鹿の夢――牡鹿と女鹿となった二人が静かな森の中で木の葉をついばんだり池の水を飲んだりするという夢を、二人が毎晩同時に見ていたらしいのだ。戸惑いつつもエンドレとマーリアは、その後も鹿となったお互いの夢の中で次第に打ち解けてゆく。「もっと深く知り合いたい」――。そう強く思い始める二人。たが、現実生活ではどこまでも不器用なためいつまで経ってもすれ違うばかり…。奇妙な夢の中で知り合った、孤独な中年男性と生きづらさを抱え込んだ若い女性との不思議で静かなラブ・ストーリー。アカデミー外国語映画賞にノミネートされたというハンガリー発のそんな本作、何の前知識もなく今回鑑賞してみました。最後までとても淡々とした物語なのですが、それでもこの詩情あふれる映像の美しさは特筆に値します。それまで生きていた牛がただ事務的に屠殺され首を切り離され床のタイルを血で汚しながら淡々と食肉へとさばかれていくさまを、ここまで美しく撮れる監督は世界でも稀ではないでしょうか。そこに差し挟まれる二匹の鹿の映像も、本当に二人が姿を変えて逢引きしているように見えるのですから、この映像センスは本当に群を抜いている。内容の方は言ってしまえばまぁよくある、いわゆる〝枯れた中年男とメンヘラ女子の面倒臭い恋愛物語〟なのですが(日本の小説で例えるなら川上弘美の『センセイの鞄』のような)、このお互いの夢の中で逢引きを重ねるという設定が凄く秀逸。メルヘンなのかリアルなのか、この変な感覚は今まで味わったことのない不思議な世界観でとても惹き付けられました。次の日、昨日の夢のことを思い出しながらお互いににやにや見つめ合うとこなんて、「確実に交尾したね、この二人」と今まで口にしたことのないような言葉を呟いちゃいました(笑)。ただ、この設定が後半いまいち活かされていなかったところが惜しい。もっと夢の中での二人の秘密の逢瀬を見たかった。とはいえ唯一無二の独自の世界観を持ったこの監督のセンスには要注目。本作が18年ぶりの新作らしいけど、もっと早めに次作が観たいです!
かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2019-05-08 01:10:11)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.40点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5120.00%
600.00%
700.00%
8480.00%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

2017年 90回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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