37セカンズの投票された口コミです。

37セカンズ

[サーティーセブンセカンズ]
37Seconds
2019年上映時間:115分
平均点:7.86 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-02-07)
ドラマロードムービー
新規登録(2020-02-12)【たくわん】さん
タイトル情報更新(2020-03-07)【Yuki2Invy】さん
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キャスト神野三鈴(女優)貴田恭子
大東駿介(男優)俊哉
渡辺真起子(女優)
萩原みのり(女優)SAYAKA
芋生悠(女優)ユカ
渋川清彦(男優)客引きの男(Pinp)
宇野祥平(男優)池谷
奥野瑛太(男優)ヒデ
石橋静河(女優)看護師
尾美としのり(男優)古谷
板谷由夏(女優)雑誌編集長 藤本
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2.《ネタバレ》 【前置き】
日経紙の映画評を読むまで、私は本作の事など全く知らなかった。
海外では極めて好意的に受け止められ、幾つかの著名な映画祭で賞まで獲得している本作、
配給側のプロモーションが下手なのか、難しい題材を扱っているだけに声高に宣伝するのに及び腰だったのか、
真相は知らないが(知りたくも無い)、この様な作品が劇場公開2日目の土曜日の映画館で観客が私も含めて4人とはいったいどういう事なのか。
日本映画界は本当に優れた作品を日本の観客に広めよう・もっと観て貰おうと思っているのだろうか。
韓国映画がアカデミー作品賞を獲得する歴史的な出来事があった直後だけに、私は情けなく・また恥ずかしく思った。

【本題】
37Seconds=37秒とは、主人公が生まれてから呼吸するまでに掛かった時間の事。
カップラーメンの麺がまだ柔らかくもならない様な僅かな時間、呼吸をしていなかった為に主人公は脳性マヒとなった。

私はスクリーンを通じて主人公の人となりに思いを巡らしながら、既に故人となられた脳性マヒの叔母の事を考えていた。
叔母はとにかく毎日を一生懸命生きている人で、何でも自分でしなければならなかったが為に腕っ節は男の私よりも立派で、
なんだかとてもカッコいい人だった。

本作の白眉な所は、障害を持ちながらそれでも強く生きる姿をお涙頂戴的に描いているのでは無く、自分の新しい可能性・
知的・性的好奇心を満たしたいという、人間なら誰でも考える当り前の事をさりげなく表現している事。
中盤以降の世界観の拡がりも素晴らしい。
特に千葉へのドライブから、まさかタイへ舞台が拡がるとは思ってもいなかった。
ここは、主人公が様々経験を通じて自らの内面が拡がっていく事とも連動しており、
あたかも映画のレベルがギアを数段抜かしで上げながらスピードアップしていくかの様だった。

主人公の女性は実際に脳性マヒを患っておられる素人の女性、「素晴らしい演技」とまでは流石に言えないが、
あの佇まいは絶対に健常者の俳優さんでは醸し出せない。
脇を固める俳優陣の演技も素晴らしい。
特筆すべきは母親役の女優さん。とても演技とは思えない真に迫る様子は圧巻だった。

本作の監督さんはアメリカで修行された方らしい、殊更に弱者に阿らない演出の仕方はさすがアメリカ仕込みといった所か。
主人公と介護士さんを深い関係にさせなかった事も高評価。
もしそうなっていたら、途端に陳腐な作品になっていたと思う。
次作に期待大。
たくわんさん [映画館(邦画)] 8点(2020-02-13 13:27:50)(良:2票)
1.《ネタバレ》 ひたすら脳性麻痺の人はかわいそうだねみたいな内容の映画だったら嫌だな、という感想を持ちながら前半を観ていた。好きな人と結ばれたいと思うのは誰しも願うこと。だけどどんなに容姿が良くて性格が良くてお金があって秀才だったとしても、本当に自分が好きな人と自分の思い通りのタイミングで結ばれるなんてほぼほぼあり得ない。少し厳しい言い方になるかもしれないが、そういうことが思い通りにならないのが障害のせいだなんて、逆に意識しすぎだと感じる。脳性麻痺ではないが、自分も障害を持つ人に恋をしたことがあるので、余計にそう感じる。結局は自分に合うか合わないかというシンプルなことだと思うのだが。
そんなふうに思っていたら、車椅子で人生を謳歌している人が現れその連れ合いの女性と仲良くなり、脳性麻痺の障害を持つ女性ユマは新しいドアを開けることになった。その連れ合いの女性舞さんはユマには最初刺激が強かったとは思うが、23くらいの女性にとって知っていても別段不思議ではない大人の世界を見せてあげる。ただ面白がって夜遊びに連れ回すだけではなく、ユマと母親の関係性まで考えてくれる、とても出来た女性だと思った。介護士?の俊君も立派だとは思うが、彼についてはあまりどんな人か描写されるシーンが少なくて、ユマについてタイまで一緒に行って仕事は?、とかある意味この映画で一番謎なキャラクターだったかもしれない。

映画だから少し大袈裟に表現したのであろうが、仕事のパートナーのサヤカという子はひどかったな。いや性格はもちろんなんですが、あんな扱いをしたら自分が捨てられるってわかりそうなものだが。どうせユマにはそんなことできないとでもたかを括っていたんだろうか。ユマが独立しようとしている動きに気付いていたはずなのに、それであの対応しか出来ないとか終わっている。あれは要らなかったな。

人の内面から来る良さに、障害なんて関係ないと思う。五体満足無障害の人でも内面が腐ってる人なんていくらでもいるし。だがやはり、実際の生活ではいろんな苦労があるだろう。そういった生活に関わる難しさを持ちながら、存在も知らなかった双子の姉に会いにタイに行くというのは、すごいエネルギーを感じた。その行動力に感動した。自分も、何かに対してそれくらいの行動力を出してもいいんじゃないかと刺激になりました。
てかどうでもいいことですが、彼女パスポートは持ってたんですね。あの母親の性格からしてそんなもの持たせなさそうですけど。そんな重箱の隅に残った栗きんとんのかけら程度のことが少し気になりました。失礼しました。良作です。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-08-20 01:10:15)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 7.86点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7228.57%
8457.14%
9114.29%
1000.00%

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