7.多くの日本人には「他に道があるだろう」と思って当然だと思う。しかし選択肢を選ぶにはまずその選択肢をまず見つける目(知識)が必要だ。世界を見渡せば子供にまともな教育を与えてやれない社会が無数にある。この構造化社会の中で選択肢を見出せないまま生きて行くというのはまさに地獄だ。それを描いた作品というのはかなり多いが、ブレイブはその中でも良作だと思う。直球勝負してるから。 【ぷらむ少佐】さん 7点(2004-12-15 00:06:55) (良:2票) |
6.《ネタバレ》 ゲーテの「ファウスト」は未読でぼんやりしたあらすじしか知らないものの、悪魔に魂を売り渡す行為=ファウスト、のイメージが始終つきまとった。金という一時的な魔法を手に入れ、わずかな幸福の時間を仲間たちとともに過ごす。小説では「おじき」と称された悪魔、映画ではマーロンを起用してかなり象徴的な悪魔像を描いていると思う。衛生面はもちろんだが、中でもひどい差別は、子供たちに教育の権利を与えていないことだ。だから彼らはいかに自分たちが不当な扱いを受けているかを悲しみをもってしか自覚できず、現況を打破していく術も見出せないでいる。教会よりもまず学校だろう!と思った。己を殺して他を生かそうとする献身的な主人公の大きな愛が胸に迫り、ラストは涙でくもり、見えなかった。 【tony】さん 8点(2004-05-06 21:45:36) (良:2票) |
5.セリフが少なく淡々としてたが、そこでジョニー特有の「目」の演技が、いかんなく発揮してたと思う。彼のとった行動がBRAVE<勇敢な>と感じるか否かでこの映画の評価は別れるだろうという気がする。 【神風】さん 7点(2004-03-12 14:03:40) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 ん~よさが分からない・・・(+ +)だし神父さんネコババするんじゃないかなぁ・・・なんかあの奥さんやだし、子供だけにお金あげたい。 【まおあむ】さん 1点(2004-02-02 03:25:35) (笑:1票) |
3.悲しい映画よの。激しい動きが無くって淡々と進んで行きますが、貧しくって職が無い。だけども家族には良い暮らしをさせてあげたいて。自分の命と引き換えにと。これが昔の時代の話では無くって今の時代に設定にされてたって事が尚悲しいです。そして当然、他に方法は無いのか?生きてこそという考え方もありますが、これは特殊な例であって、そんな雇い主に出会ってしまった事こそが、彼の運命なのであって止めてあげたくなる気持ちはありませんでした。結果、自殺でも無くって詐欺でも無く犯罪でも無いのです。これが彼に求められていた仕事なのです。仕方がないと思いました。家族を優先してあげたい気持ち、痛いほどに身に沁みました。少しだけ涙です。。あ。でもね、2、3言わせてもらえますならば・・※5万ドルでは村の人々たちは救えないでしょよ。※初めの30分程はかなり退屈で辛かった。(寝ちゃったよ) ※娘にも何か形見を残していってあげましょよ。(何で息子にだけ?おいよ!) 【3737】さん 9点(2004-01-03 06:46:06) (良:1票) |
2.家族のために、自殺して保険金を・・・っていうのと同じだから身近な問題ではあるのだけど、同様に、なんか他にも道はあるだろ~?!と叫びたくなる。そんな自己満足じゃ誰も幸せになんかなれません。生きてこそ、です! 【桃子】さん 4点(2003-11-28 14:18:25) (良:1票) |
1.どうしようもない気分にさせられたなあ。世間の評価の低さはわかるけど、私に与えられたインパクトはあまりに大きかった。 この先救えるかどうかわからない人類のために、自己満足かもしれない状況で、助かる道も考えず十字架にかかるキリストは崇拝の対象。 この先救えるかどうかわからない家族のために、自己満足かもしれない状況で、助かる道も考えず拷問イスに座るラファエルは馬鹿な負け犬? けれど、最後まで見た私の中で、両者は同じだった。 階段を上っていくラファエルに思わず涙した。 【あにさきすR】さん 9点(2003-11-26 13:36:06) (良:1票) |