15.かつて、映像作品は神聖だった。どんなクズ映画だって作っている側は真剣そのものだった。エド・ウッドはシャレで『死霊の盆踊り』を製作した訳ではない(少なくとも酒代を儲けたかった)。石井輝男は遊びで『江戸川乱歩全集~恐怖奇形人間』を監督した訳ではない(彼はいつだって本気)。ハーシェル・ゴードン・ルイスは無為に『血の祝祭日』を撮った訳ではない(彼も生活がかかってた)。ラリー・ブキャナンは何の下心もなく『火星人地球大襲来』を企画したわけではない(あれはストリップ映画を撮るための口実)。若松孝二はドブに捨てるつもりで『天使の恍惚』を世に出した訳ではない(そのトンデモなさで評論界から睨まれはしたが)。etc,etc…。 だがしか~し! 70年代のある晴れた日の事(あくまで想像)である。我らがジョン・デ・ベロは映画を神聖だなんてこれっぽっちも思わなかった。創作行為が芸術だなんて、映画配給がビジネスだなんて、そんなセオリーぶったゴタクには耳も貸さなかった。代わりに、彼はかつてない手段で「映画」というメディアを処理した。ニヤニヤと笑いながら(あくまで想像)各地の大都会のパニックシーンをたった1カットで撮り上げ、ビーチでの凄惨なトメィトォ襲撃シーンは究極のリアリズムで挑む。彼はハリウッドが積み上げてきた伽藍の塔を、作中では事も無げに突き崩してしまった。 「ラクガキするな」と言われればデカい筆で大書してみたくなる。廊下だって走ってやりたい。みんながやらないのは、単に後ろ指をさされたくないからだ。だからオイラは今でも、こんなに楽しげに廊下を爆走する彼(あくまで想像だって)の姿に、分類不能のある種の感動と羨望を憶えるのだ。 こんな幸福な人物は滅多にいないと思う。 彼は世界で初めて、一点の曇りもない遊び心から、無為に、下心もなく、シャレで映画を作ってドブに捨てた。映画界にでっかくラクガキしたのだ。 【エスねこ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-05-19 20:11:20) (良:3票) |
14.巷で噂のカルトムービー、アタック・オブ・ザ・キラートメィト!その世界へついに俺も足を踏み入れてしまいました。てっきり大マジメに「トマトが人を襲う」というキッチュかつアンニュイ、それでいてシュールなプロットでホラー映画を作っているのかと思いきや、ヤツらってばハナから最低映画のつもりで製作してやがります。それならばこっちは逆に大マジメに見てやろうじゃねーか。とは意気込んでみたものの、コイツは生半可な覚悟ではまともに戦える相手じゃありませんでした。何しろ本当にツマんない。どれくらいツマんないかと言えば、同じ野菜繋がりで「男はつらいよ・寅次郎サラダ記念日」のツマらなさを10とした場合に、このトマト映画は13くらいの勢いで襲ってきます。つまりそれほどに「男はつらいよ・寅次郎サラダ記念日」はツマんないんだよっていうお話だったワケなんですが、ちょっと話が脱線してきたようなのでそろそろ寝ようと思います。 【コバ香具師】さん 0点(2004-07-18 11:46:23) (良:1票)(笑:2票) |
13.今日はプチトマトが一山120円と安かったんで、つまみながら見ました。おいしかった。 |
12.これで五度目の観賞。そのときふと思ったのですが、これってト○タのCMみたい・・・でもCMのトマトのほうがいい出来ですが。「パッソキラキラ、キラートマト、パッソキラキラ、キラートマト~、パッソキラキラ、キラートマト~トマト最凶キラートマト~」ああ、あのフレーズが頭の中を・・・ |
11.『こんなバカバカしいのが好きなんだろ?どうぞ0点つけてくれ』みたいな空気が漂ってる気がしました。正直腹立たしい。 【SIN】さん [ビデオ(字幕)] 1点(2009-10-03 03:25:40) (笑:1票) |
10.あらゆる意味でC級。いや、D級。むしろF級。トマトがまったく美味しそうですらない、救い様のないまさに駄目駄目映画。でもまあ「マーズアタック」の元ネタを探すために一度くらい見てみても悪くないような気がしないでもないような、そんな映画。 【kiryu】さん 0点(2004-09-18 02:49:38) (良:1票) |
9.こう言うチープでナンセンスな作品が悪いと言うわけではない。 それどころか、どちらかというと、その手の作品には興味がある方だ。 だが・・・。 これは、酷すぎる。観ていて退屈であるし、集中力が維持できない。ビデオをダビングして観たのだが、観始めるといつも、途中で睡魔が襲って眠ってしまい、5回目にしてやっとクライマックスまで見切ることができた。 チープさとバカバカしさは大いに買うが、もう観る気はしない。 【あむ】さん 1点(2004-06-06 17:44:32) (良:1票) |
|
8.この点数は、敬意と愛情を持ってつけました。だって、どう考えたって、スタッフはまともに評価してもらいたいなんて思ってないはず。初めて観た時は大笑いしましたよ~! 今のようにバカ映画ファンも少ない時代に、この作品の馬鹿馬鹿しさを共に出来る友人がいないことに涙したものです。 【伊達邦彦】さん 1点(2004-02-24 02:20:19) (良:1票) |
7.どういう感覚をもったらこのようなバカ映画をつくれるのだろうwまあ嫌いじゃないけど1点。 【とま】さん 1点(2003-12-20 21:50:10) (笑:1票) |
6.あたぁ~~く♪おぶざ♪きらぁ~とめぇ~いとぉ♪ |
5.「おバカ映画を見るのはわたしの使命」と思って見ていますが、やっぱり辛かった・・・。でも、嫌いじゃないです。こういう作品。 【カズゥー柔術】さん 1点(2003-09-02 17:28:37) (笑:1票) |
4.どうしようもないほどバカで、死ぬほど低予算な映画。不思議なのは、アメリカでこの映画がカルト作品になった事だ。こんな程度の作品で、カルトになってしまうとは、アメリカもバカである。 【American】さん 0点(2003-04-07 12:35:00) (良:1票) |
3.もう駄目。 |
2.究極のアホって言うのは、実はさめていて自分を狂っているように見せないと思う。ただ、静かに相手をむかつかせ続ける。 そんな気がする。そう考えれば、シベリア超特急とキラーオブザトマトの架け橋ができる。 ただ現代人からしたら、本当は尊敬できる人種よ。この人たち。 【セクシー】さん 0点(2003-02-11 03:18:41) (笑:1票) |
1.今冷蔵庫に、ちょっと忘れてたトマトがあります。やばい。冷蔵庫が開けられない(涙)。大大大好きなので、確信犯的映像に敬意を表して1点。それでもあげすぎだって。 【さかなゲノム】さん 1点(2002-06-16 01:23:09) (笑:1票) |