4.《ネタバレ》 時間を遡れる技術を使い世界を破滅させようとしている武器商人に挑む名もなき男と相棒ニールの物語。時間を進む者と逆行する者が同じ時間軸で奮闘する映像は面白みもありましたが、むかしドリフで見た気もしたなと思いました(まあコッチはただの逆再生だけですけど)。途中で出てくる科学者の言う通り「考えるな、感じろ」の精神で観ましたけど、冒頭のオペラ劇場での作戦など何かあるような凄さを見せつつも何もなかった感じ。スパイアクション映画に時間逆行ネタなど物理学のややこしい設定を組み合わせてるだけですが、流される音楽が映像にマッチしていて緊迫感があり凄いモノを観せられている気はしましたね。 結局、時間を逆行しても未来は変わらずタイムパラドックスも起きない真っすぐな世界。その時が来たら見たとおりに過去に介入することになりますが、全て上手くいくのが分かってるにしろ卵が先か鶏が先かみたいな考え出したら止まらないモノがありますね。「考えるな、感じろ」で鑑賞しましょう。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 6点(2020-10-03 20:24:22) |
3.《ネタバレ》 気候変動による影響で不可逆な世界となってしまった住人である未来人が時間を遡って過去に居場所を求めるために装置を作ったということは分からんでもない。起こってしまったものは仕方ない、だからと言ってやらない理由にはならない。これらのメッセージは伝わりました。が、最後の謎解きが中途半端やから難解に感じるのでしょうね。結局はドラえもんの魔界大冒険と同じで、当然ドラえもんの方が分かりやすい。「メメント」や「インターステラー」には遠く及ばない。 【いっちぃ】さん [映画館(字幕)] 6点(2020-09-25 23:41:20) |
2.《ネタバレ》 「人が食事をしているシーン」を逆再生すると何だかグロテスクな光景になるけれど、それではすでに充分グロテスクな「人が排泄しているシーン」を逆再生すると逆にグロテスクではなくなるのか、というとそんな事はなくって、おそらく数倍グロテスクになっちゃうのであろう。これは大変不思議なコトだ。と一瞬思ったけど実はそんな事もなくって、要するにウンコとはそういうものなんだ。 ってな事はこの映画とは何の関係もないけれど、アクションシーンを単純に逆再生にしただけで、そこそこ面白いシーンに化ける、というのが意外な盲点で、それを大真面目に全面的に取り上げた、ありそうで無かったタイプの作品、と言えるかとは思います。 ただ、これはもう誰もが感じる通り、ストーリーの提示の仕方は、不必要なまでにゴチャゴチャしてます。最後まで観たら、正直、そんな大したオハナシではなかった、という気もするのですが。物語の収束点が予想以上にショボい。 ゴチャゴチャしてる中に、さらに謎の逆再生アクションシーンが挿入されると、もはや何が何やら、という事になりかねないけれど、後半、主人公自身が時間の逆行に身を投じることで、謎のシーンだったものの背景が解き明かされていく。というシステムなワケですが、過去の「?」なシーンに対する納得感とそれに伴うワクワク感、で言うなら、例えば『カメラを止めるな!』などの方がよほど成功していると思います。本作は、後半、いくらオハナシを単純化しても、最後までゴチャゴチャしてて野暮ったい。 「反物質は時間を逆行しており、物質とぶつかると対消滅する」などというブルーバックス的なネタも取り入れられているけれど、特にサスペンスにはつながらず、大した効果を上げていないし。 とは言え、まあ、逆再生というバカバカしくも魅力的な映像を武器にしつつ、こうやって多少イライラさせるようなものを我々にぶつけてくる、というのも、貴重と言えば貴重。しかも新型コロナウィルスの影響で大作の延期が続く中での公開。心意気だけは買いたいですね(←映画自体は買わくていいのか?) 冒頭のコンサート会場のシーンで、オーケストラがチューニングらしからぬ音を立てていて、不安を誘う一種のBGMのような効果を上げています。それ以外の音楽は、何だか、ヘンだったけど。 【鱗歌】さん [映画館(字幕)] 6点(2020-09-20 04:55:11) |
1.《ネタバレ》 IMAXで鑑賞。ノーランの余生(個人的認定)作品第2弾。 これは壮大な逆再生作品だな。理解することを最初から放棄して、ビジュアルを楽しむと言う事に特化すればそれなりに楽しめそう。特にラストの戦闘シーンは順方向と逆方向の爆発が入り乱れ「こりゃ凄いわ」と唸るくらいだった。ただ、「インセプション」に比べればインパクトは低め。ノーラン版007と思って気合い入れずに見るのが正解でしょう。もう1回見ると思うけど次はノーマルの上映でもいいかな? 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 6点(2020-09-19 20:43:54) |