8.脚本が良い。音楽も良い。さばさばしていて気持ち良い。ハンバーガーが美味しそう。レストランで注文をしてからトイレに行って戻るとタイミング良く料理がテーブルの上に置かれている、そんな時この映画を思い出す。 【PINGU】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-21 00:55:49) (良:2票) |
7.面白かったんだけど、なにがどう面白いのか、うまく説明できない映画ですね。色んな歌手、色んな曲をランダムに編集したオリジナルテープのような作品だと思います(もしくは、ザッピングしながら聞くラジオ)。一曲一曲は他人の作品なのに、それが一本のテープにまとまると、作った人の個性が滲み出てきちゃう感じです。だから時系列もちぐはぐなのです。下手すりゃ誰にも聴かせられないお寒いモノになりかねないけど、この映画はそこのセンスが一級品なのでしょう。カットとカット、シーンとシーンの間に、タランティーノの個性が炸裂しています。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-11-21 11:18:14) (良:1票) |
《改行表示》 6.今更ながらにコメントするのも気が引けますが、巷の高評価どおりの出来ですね。 とにかく多弁、台詞が多い。でも、気の利いた台詞だらけ。映画を観ていると同時に、小説を読んでるような気になる。外国の小説は、登場人物が語りまくるのが多いでしょ? ただ、もちろんそれはこの作品のほんの一部。洒落た音楽、美しい映像、凝った構成、そして全てを独特のウィットで纏め上げ、ひとつ間違うと悪趣味な作品に急降下しそうなところを巧みに操り良作に仕上げている。タランティーノの代表作と呼ばれることに納得。 同時に、嫌いな人には全く受け入れられないだろうことも理解。ストレートでいて難解という、稀有な作品です。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-05-15 19:11:10) (良:1票) |
《改行表示》 5.何度見ても面白い。スタイリッシュって感じです。とにかく音楽が印象に残るし、オープニングもエンディングも耳から離れない。 けどストーリー自体は本当につまんない感じ。 そんな単純なストーリーをぶった切ってこんなに面白くするタランティーノはやっぱ凄い。 サミュエルLジャクソンとか、ユマサーマンとか、ブルースウィリスとかの好きなのが一杯出てて豪華の一言。 ユマはキルビルのときよりもこのときのほうが好きかなぁ。イっちゃった目してるほうがセクシーに感じた。こっそり出てたスティーヴ・ブシェミも大好き。 【赤紫】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-27 17:03:58) (良:1票) |
4.サミュエルLジャクソンの頭とトラボルタのダンス、そして2人の会話、ユマサーマンとバニラシェイク、ブルースウィルスの運の悪さ、タランティーノの演技、ティムロスのなさけなさ、すべてがかっこ良かったです。タランティーノなのでもちろん音楽もバッチリ! 【UPRISING】さん 8点(2004-06-12 10:14:28) (良:1票) |
3.髪の毛の生えてるサミュエルを初めて見たよ。 【ケンジ】さん 8点(2004-06-07 18:26:19) (笑:1票) |
2.多くの人の映画に対する見方を変えた記念碑的な作品です。公開された年、私は大学1年生でしたが、この映画のポスターが貼ってある友人知人の部屋は数え切れないほどありました。この映画を賞賛する者はセンスがあり、良さが判らない者は大作映画やトレンディドラマに毒された俗物であるという行き過ぎた風潮さえありました。しかし、総制作費であったり、SFXの凄さであったり、豪華なキャスティングや感動的なストーリーといった紋切り型のアプローチを繰り返した当時(今もそうですが)の大作主義的映画の中にあって、「この映画こそ、俺達の映画だ」と思わせるシャープさと大胆さがあり、私も痛く感動したのは事実です。ビートルズ以前の音楽界では、金儲けの事しか頭にないレコード会社のプロデューサーが、作曲家に適当に綺麗なメロディを作らせて、毒のない歌詞をつけて、適当に歌唱力とルックスに秀でた歌手にそれを歌わせていました。「なにか違う」と納得のいかない若者も、他に選択肢がないので適当なポップソングを「これはいい歌だ」と自分に思い込ませながら聞いていました。そこにリバプール出身の薄汚い4人組が現れて、熱狂をもって迎えられたのは周知の事実です。ブームの規模は違えど全く同じ現象がこの映画をきっかけに起こり、コマーシャルベースで見捨てられがちだった個性派映画を求めて小さな映画館に若者が殺到しました。「単館系映画」というジャンルまで生まれました。(この映画が単館上映だったわけじゃないですけどね。)タランティーノが掘り起こして、ウォン・カーウァイが固めたこの流れのお陰で、良い映画を鑑賞できるチャンスが広がったのではないでしょうか。(そこまで言うなら10点つけろ、というツッコミは勘弁してくださいね。) |
1.この映画が初めてのタランティーノ作品です。他はまだ見ていないから何ともコメントしがたいけど、この映画はぶっちゃけ、はじめは全く意味がわからなかった。でも、段々見ていくうちに話の辻褄が合ってきて、この作品の面白さが判ってきた。まず、オープニングからしてイカしている。サミュエル・L・ジャクソンは独特の雰囲気を放っているし、ジョン・トラヴォルタは相変わらずクールな悪役を好演しているし、その他にもブルース・ウィリスやヴィング・レイムス、クリストファー・ウォーケンなどといった魅力的かつビッグな顔ぶれが勢ぞろい。そして、二重三重と交差する時間軸の中で多数のエピソードを描き、最期にそれが一つにまとまるという作品構成はさすが。特に一番の見所はやはり、ラストのサミュエルの説教のシーン。手に汗握る緊張感もあるが、何より自分の人生観を考えさせられる。登場人物のセリフも(字幕じゃなく)Fuckin’~やMother fucker、Son of a bitchなどと汚い言葉を連発しているが、それぞれの登場人物の性格やアメリカという国柄を実によく表現していると思う。ぜひもう一度見てみたい。 |