8.今観るとさすがにチープだし、幼稚だし、ダサい。
だけどそこがいいんじゃない!?(みうらじゅん風)
やっぱり最高なのはスワンだろう。あの眼鏡に格好、ダサ過ぎて最高だ。 あの胡散臭いキャラクターが出てくるたびに笑えるので、この映画を圧倒的に面白くしている要因だと思う。
また、デパルマ好きなら外せない映画である。過剰な演出がこれでもかとぶち込まれているからである。 ストーリー、演出、キャラクター、全てが狂っている映画。良識ある人にはお勧めできない。好きな人だけ見れば良い映画。 「キルビルvol.2」のキャスト全員登場のラストはこの映画のオマージュですね。わかります。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-09-07 10:06:40) |
7.怪作にして快作。音楽業界を背景にした人間模様が原色コテコテに展開という感じで、ロック・ミュージカルという印象ではない。「オペラ座の怪人」「ファウスト」を土台にしているため物語がしっかりしているのもむべなるかな。ファントムの悲恋が切ないが、怪奇的・喜劇的な要素タップリで、特にビーフ(まさにキモカワイイ)の歌うシーンは何度観ても笑ってしまう。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-07-18 14:48:33) |
6.オペラ座の怪人かと思いきやファウストがどうのこうのと言ってる間に気が付いたらドリアン・グレイの肖像みたいなテイストが加わって、でもそういったことはもうどうでもよくって。ただただ、ほんとおおおおおおぉに おバカ ですよねぇ。ありとあらゆるものが、これでもかとダサく、これでもかとカッチョよい。このテンポの良さ。デ・パルマよ、帰ってきておくれ、この世界に。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-06-09 22:06:36) |
5.いい加減でやりたい放題の物語ですが、何故か心に強く迫ってきます。リアリティのなさを許せない作品もありますが、これは全く気になりません。二度目の鑑賞ともなると、テンポの速さに慣れてくるからなのか、コミカル感が強くなって面白さが増してきます。スワン役のポール・ウィリアムズが作り出す音楽はどこか時代を感じさせますが、歌詞もメロディーもとても印象的です。また観たくなる映画です。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-06-09 21:34:27) |
4.ある日ビデオ屋のホラーの欄を見ているとこの映画がありました。「怖いのかなぁ?」という好奇心で見ましたが観た後、こりゃホラーじゃなくて感動ドラマだよ!って思いました。 主人公の恋がせつなすぎて・・・。観た後は結構へこみましたけど・・・。 【BEAT】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-31 23:05:01) |
3.すごいパワー!「ファウスト」と「オペラ座の怪人」を題材にして、ここまでの作品を作るとは!茶化しているんか真剣なのか、紙一重なところがまた良し。結局誰も幸せになれない破滅的なストーリーながら、なぜか後味も悪くない、デ・パルマの中でも最高の映画なのでは? 【ぼぎー】さん 9点(2004-10-03 01:53:06) (良:1票) |
2.“怪人”や“悪魔”という存在もロックの前では物凄くクールな題材になるんだよなぁ。なんていうか、邪悪さゆえのカリスマ性というか。現に怪人と化したウィンスローが怪人になる前よりも遥かにカッコ良くなってるし、仮面は確かに少しダサいような気がするけどその下からのぞかせている深紅の唇や銀歯、そしてエフェクトの掛った声がたまらなく良い。ロック版のファウストってのも一度聞いてみたいし、全編通して流れる楽曲もまたクール。一つの被写体を二方向から写し、画面を二分割して見せるデ・パルマ監督の手法も健在。カルト色の強い映画ではあると思うけど、だからと言ってカルトがつまらないという訳でもないし、やっぱり、評判云々よりも自分の目で確かめる事が大切なんだよな。 |
1.とりあえず『ものスゴイ』映画である。どこから見てもB級映画なんだけど、人を惹きつけはやまない不思議な魅力を持った作品だと思う。デ・パルマの演出、脚本、カメラワークもこの映画の良さの一部だけど、ポール・ウィリアムスの音楽、怪演も見事に合わさって最高の娯楽映画であろう。出てくるのは癖が強い人ばかりだし(特にビーフ!!)、ストーリーなども決して秀逸とは言えないけど、面白い!!欧米ロックが好きな人にはとりあえずオススメ!!『シカゴ』が好きな人も楽しめると思います。こりゃ、デ・パルマの最高傑作でしょ!!もうミュージカルは作らないのかなぁ・・・・・サイレント映画の『オペラ座の怪人』も見ましたが活弁がないせいかあんまり面白くなかったです。でもこの映画はサイコーでした!!! |