5.リアルタイムでは本でしか接することができなくてかなり後になってネットで観た映画。今は配信にあるので改めて観てみました。
こりゃすごい!
まずですね、コンピューター世界の造形、衣装、戦車や戦艦、帆船(?)、そしてバイク・・・etc。このデザインがぶっ飛んでる。そして超かっこいい。このオリジナリティの塊の「異世界感」の創造性は比類がない。
驚くのはそれが1982年当時のCG技術(に似せたアニメ)や合成などの技術の限界こそが「コンピューター世界の擬人化」という、まったく非現実的な設定に、あろうことか「リアリティ」を与えていることだ。当時もそう思ったが2023年の今でも、いや今だからこそ余計そう思えるとは。
音楽は現実世界では生オーケストラ、コンピューター世界ではシンセサイザーと使い分けられている、と思いきやそれらは微妙に混ぜられていてそれがまた素晴らしい効果を生んでいる。
ストーリーもテンポが良いしラストもサクっと締める(重要)。全体のテーマも意外に現代に通じる話だしなぜこれがシリーズ化、ユニバース化されなかったのが不思議なほどだ。思うに多分この映画の奇跡は計算されたものではなかったのだろう。だから安易にリブートできないし「続編」ともなると・・・。
しかしこのローファイな未来感覚はこの映画1本で終わるのは惜しい。ゲームだってドット絵のスマホゲームが人気じゃないですか。こういう技術を反転させたデザイン勝負のSF映画をいま作っても良いんじゃないかなあ。 【tubird】さん [インターネット(字幕)] 9点(2023-05-03 23:53:30) (良:1票) |
4.「~レガシー」を見ましたので、改めて見直しました。 物語の軸は「~レガシー」ほど強くないものの、正直、この時期に仕上がっているデジタル世界の考えとデザイン、そして世界観に絶句です。 圧倒的に未来的で映画的で、一種のデジタルアート作品と言っても過言ではないように思います。 やはり、この世界観、個人的に大好きです。 【sirou92】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 7点(2012-01-04 23:35:19) (良:1票) |
3.すごく面白かった。 青と赤の光ったところが綺麗だった。 戦闘員のユニホームがカッコよかった~♪ CGの出始めだそうですが、図形がいっぱい出てカラフルでデザイン良かったと思います。 昔のSF好きなので合成の暗い感じは気になりませんでした。
直線ですっきり、気分も爽快でした。 【たんぽぽ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-31 16:38:34) (良:1票) |
2.ミクロの決死圏と並ぶ“異世界観光”映画。この手の作品は観客をその珍奇な世界に引っ張り込めればもうあらかた成功なわけで、ドラマ的に深みが無くてもあまり文句を言う気分にはなれない。生身の人間がプログラム化され、電子回路の中での冒険するという小学生の思い付きのような設定。そんな無理を承知のうえで、それでも無理矢理視覚化してしまう心意気が嬉しい。実際、電子化された人体が機械に吸い込まれていくイメージなんかベタだけど実に良くできていると思う。無機質な世界を舞台にしながら、ウエンディ・カルロス(この人元男だよ)の音楽が程良い叙情を感じさせてくれるのも心地良い。彼女の抑え気味の旋律も各種サウンドの設計も素晴らしい。ローテクCGの異様な画と相俟って醸し出されるムードは他に類例を見ないトロン独自のものだ。同時期の「ブラックホール」とともにディズニーの駄作SF扱いを受けがちな本作だが、両作品共にそのぶっとびの思い切りの良さと革新性はもっと評価されてよいのではないだろうか。 【皮マン】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-20 17:38:09) (良:1票) |
1.当時であれをやる発想が好き(笑)プログラムを人格に見立てて電脳空間で冒険するという発想は良いですよ。今の時代を見てもここまでぶっとんだ映画に金を出す所に関してはディズニーはえらいと思う。 【奥州亭三景】さん 8点(2001-09-03 19:20:35) (良:1票) |