4.《ネタバレ》 むかし、東京の12chでは、故・淀川長治氏が新作映画を紹介する15分くらいの短い番組があった。その番組で、氏がこの映画を賞賛するのを見て、私はすぐさま劇場に駆けつけたのだ。だが、結果は失敗。『グリード』のレビューでも書いたとおり、淀川氏の「魂」のこもった解説を聞いてしまった後では、感動のイメージがあらかじめ頭に出来上がってしまって、肝心の本編を観ても、その魅力が半減してしまっていたのである。特に、クライマックスとなる、列車内でカムパネルラが突然居なくなったことにジョバンニが気づき、友の名を叫ぶ場面。その時、私はいたく後悔した、「またやってしまった!淀川さんの話は絶対観た後に聞くべきなのだ」と。 【なるせたろう】さん 8点(2003-10-15 20:49:42) |
3.とても私好みの雰囲気の映画でした。タッチや音楽もしんみりとしていて、癒されます。最後の、ジョバンニがミルクを抱えながら走るシーンが好きです。ただ、所々むつかしい言葉があってそこがあんまりいただけなかったかなー、と。2点マイナスで8点にさせていただきました! 【まっく】さん 8点(2003-07-23 09:54:34) |
2.小学生だった時に親戚のおじさんに薦められてみました。所々によく意味のわからないものが出てきたりしますが、それでもこの作品は凄く心に残ったし、面白いと思った。主人公たちが猫、ということもあるんだけど、夜の草原に突然現れる銀河鉄道や、その車内の造り、各駅の情景などが凄く幻想的です。車内の静けさも恐怖心ではなく、凄く落ち着いた、穏やかなものなので、そこがまた良いと思います。 |
1.キャラが猫なのはよかった。実はこの映画を見てから原作を読んだんだけど、二人が人間であることに違和感を感じてしまって困った。もし今アニメ化すると、近親相姦を繰り返したような(これは誰かが言ったことのパクリ)、どれもこれも同じような顔の、うんざりするばかりの現代日本アニメキャラ風になってしまうんだろうな。あと、ジョバンニの母親の声優のしゃべりがいかにもセリフを読んでいるという感じでしらけてしまう。 |