《改行表示》 5.《ネタバレ》 『樹海村』と言うタイトルと、作中での「樹海には自殺しようとして死にきれなかった人たちのコミュニティが存在する」という設定からそういうものを想像(期待?)していたのですが、全然そんなものが出てくる気配はなく、ただただ変な箱が出てきたら人が死ぬフラグが立つ話でした。コトリバコ?というのですか?他の方のレビューを拝見してるとそっち方面では有名な代物らしいのですが、寡聞にして存じ上げませんですみません。 「〜村」というシリーズにしたいという優先順位が勝ってしまって、面白いものが作れなかったのかな。この映画は名付けるなら『コトリバコ』とでもすればいいのにってくらいメインは箱。「村」的なものはほとんど見ることができず話が終わってしまいました。 最近ホラーというジャンルに対して、悪い意味でハードルが下がってしまったように思います。ITの発達により、誰とでもどこからでも連絡が取れたり写真を撮れたり。「そこにあるもの」や「そこにないもの」に対して考える機会が減ってしまったように思う。そのせいなのか、唐突に化け物が出たり人の人格が変わってしまったりしても「怖い」というより「何してるんだろう」という感じ。 『リング』や『らせん』などのホラー作品は昔大好きでした。今のホラーが楽しめないのは時代のせいなのか、自分のせいなのか。どっちなのかな。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 3点(2021-11-11 20:57:14) (良:2票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 『犬鳴村』に続く恐怖の村シリーズ第2弾。今回は青木ヶ原樹海(富士の樹海)の奥にある自殺志願者が作った架空の村がタイトルだそう。自殺しようと樹海に入ってはみたものの、死に切れない、でも帰れない。だからここで暮らそうと村が出来たとか。まあ、流石に無理筋です。生きたいと願う気力が無い者がサバイバルなんて出来ませんから。結局のところ、樹海の樹木と同化した“半人半木”みたいな謎の集合体がわらわら出てきますが、正直何のことやらよく分かりません。あの中にシャキーンのジュモクさんが混じっていても気づかない自信があります。さらに『コトリバコ』なるネット由来の与太話を物語の核に据え、ひたすら気持ち悪い展開が延々と続くと。最終的に“ちょっと切ない系”に落とし込むあたりはシリーズ共通項でありますが、あくまで“気持ち悪い”がメインであって“怖い”の芯を全く食わないため、フラストレーションが溜まりました。これはホラーなのかな?個人的には、まだ『犬鳴村』の方がホラーとしての体裁を保っていた気がします。 それにしても、ただでさえ自殺名所のイメージが根付いてしまった富士の樹海が、こんな形でさらなるネガティブキャンペーンをされるなんて本当に迷惑な話だと思います。青木ヶ原樹海って世界文化遺産であり国立公園でしょ。みんな楽しく素晴らしい自然景観を満喫しましょうよ。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2021-10-16 01:05:26) (良:1票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 工藤遥の活躍と女優としての開花を祈りつつ鑑賞いたしましたが、結果として、派手に目立つことなく、一過性の出演となっていましたね。でも仕方がないかな 主演二人を出し抜いて目立つのは難しかろうし、所詮三人目の女子的な途中退場の役柄でしたしね。ただ残念に思えてならないのが、その死に様だ。綺麗な死に体となって映し出されるのも悪くはないですが、どうせ死に顔晒すのならば、過去にホラーで死に体演じた大女優を見習って、リングシリーズで見事変顔による死に体役を見せてくれた竹内結子や深田恭子のような強烈な爪痕残して退場してってほしかったかなという思いが残ります。でもそれも仕方がないないのかな 死に顔演出だって演出家側が決める事であるしね まあ、次に期待。でも彼女に関しては、安っぽいホラー作品への出演望まない。 だがですね、ここで別目線ですごく目を惹かれてしまっていていたのは、根暗役の実はヒビキちゃんでした。初めて目にいたす事になるのですが、とてもかわいらしいです。ビビリで挙動不審なところがまたとてもかわゆらしい。彼女の女優としての活躍も今後祈ってみたく思います。彼女に関しましては、またホラーでいい、そしてまたビビリの挙動不審的な普通人的な少女として出演してほしい。 作品評でなく、すみませんでした。 【3737】さん [DVD(邦画)] 5点(2021-07-22 19:11:34) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 樹海とコトリバコを題材にした映画だそうだが、後者に関しては前作もそうかと思っていたら今回が本番だったらしい。ちなみに他の映画としては「fuji_jukai.mov」(2016)や「ことりばこ」<OV>(2011)を見たことがある。 樹海とコトリバコの相性がいいとは思えないが、そこはいろいろ小理屈をつけて無理やりつないでいる。その上で、昔から今まで社会に排除されてきた人々の怨みと、「神の森」の怒りが一体になって復讐する話にしたようでもあるが、変に込み入ってしまってわかりにくい。 またコトリバコは本来、特定の家系を断つため女性と子どもに害を及ぼすものとされているが、この映画では何で主人公宅の物置に置かれていたのか不明なのは困る。しかし最終的には依然として危険ながらも、呪うのではなく女性と子どもを守護するため女系に伝えられる形にしたとすれば、一応のハッピーエンドと取れなくはない。なお琴音~鳴・響~音々という、音にちなんだ名前自体に意味があるかはわからなかった。 ホラーとしては特に怖くないがそれほどふざけた場面もなく、主に前半はいわばスタンダードな邦画ホラーを真面目に作ったようで悪くない。主人公姉が喪服のまま茶の間で寝てしまった場面は往年の「呪怨2」(2003)を思わせる。そのうちに、どこかで見たような場面(「自殺サークル」(2002)など)が出て来るとか、終盤は諸星大二郎風の異世界ファンタジーのようになったりして統一感がない気もしたが、現地に多数ある苔玉のようなものを死者に見立てたらしいのや、保護室の場面などは印象に残った。 また面白かったのは、現代ではいわゆる霊感を精神病と決めつけたがる風潮があるのを、要は自分が怖いと思うものを否定したいだけではないのか、と皮肉ったように見える場面だった。また修学旅行を嫌がるという話も、数日前にネット上で見たばかりだったので今風に感じた。 出演者としては山田杏奈さんが主演と思ったら、姉役の山口まゆという人もW主演として同等以上の存在感を出している。また大谷凜香という人が前作と同じ役名で出ており、これは時空間に遍在する突撃ユーチューバーなのかと思ったが、次回作もあるのなら活躍を期待したい。山田杏奈さんとは「ミスミソウ」(2017)以来の夢の共演かと思ったが一緒に映る場面はないのだった。 ほか黒沢あすかという人はホラー映画でも時々見るので、正直またこの人かとも思ったが、すりガラスの向こうの顔はこの役者向きの趣向だった。 【かっぱ堰】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2021-07-03 09:46:41) (良:1票) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 時間がちょうどよかったので、なんとなくで本作をセレクトしました。先行上映だったようです。第二弾とかは知りませんでした。ジワる怖さを期待しましたが全く無し、人間関係がよくわからずちょっと混乱しました。不思議ちゃん妹の扱いや活躍?も理解不能でした。母ちゃん(家なき子?)の活躍も釈然とせず残念でした。ホラーのはずなのにホラー要素薄味でした。 第一弾を観たら面白みが変わるのかな?と興味を持ちましたが、1さんのコメントから、もうええかと思っております。 期待しないでいくとひょっとするかもしれないので4点としました。中国嫁加減点を考慮すると限りなく3点に近いです。 僕は毎週でも映画に行きたい中、嫁にも火がつき始めてシメシメと思っていたのですが、本作でその火は消えちゃいました。。。(泣) 【追記1】嘘つきました、火は消えずに継続中ですw 【追記2】65"TV導入で中国嫁が映画ジャンキー化、22時過ぎてても、もう一本観れるねって言ってきます。 【ないとれいん】さん [映画館(邦画)] 4点(2021-02-08 15:03:16) (笑:1票) |