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JUNK HEAD

[ジャンクヘッド]
2017年上映時間:99分
平均点:8.07 / 10(Review 27人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-03-26)
アクションSFアドベンチャーアニメシリーズものモンスター映画
新規登録(2021-04-13)【Yuki2Invy】さん
タイトル情報更新(2025-03-14)【Cinecdocke】さん
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監督堀貴秀
堀貴秀パートン/三バカ/博士/職長
原作堀貴秀(原作/原案)
脚本堀貴秀
撮影堀貴秀
配給ギャガ
編集堀貴秀
照明堀貴秀
あらすじ
地上の環境汚染が激しく進み、人類は地下開発を進めるべく労働力としての人工生命体マリガンを創造するが、やがてマリガンは反乱を起こし地下を征服してしまう。何とか地上で生き長らえ、生殖能力と引き替えに永遠の命を手にした人類だったが、新種のウィルスの蔓延により再び絶滅の危機に晒される。生き残りをかけた人類は、地下で独自に進化しているマリガンの調査を開始する。そして、感染症で仕事が立ちいかなくなったダンス講師のパートンも調査員に応募し地下に向かうのだったが…。主要なスタッフの殆どを兼務する堀貴秀監督が、自らの短編作品を元に、ほぼ一人で7年かけて製作したSF長編ストップモーションアニメ。
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3.《ネタバレ》  すごい!

 ストップモーションアニメというと、海外ではすごいのが出てて、日本はあまりなく、最近やっと「PUI PUIモルカー」で総時間33分くらいのものが出て、日本でも少ないけどあるんだなあと思ったところに、この壮大な、遠大な世界の作品が出てきて、全俺がどよめいた! みたいな感じでした。

 とにかく背景のセットが混沌として奥深く果てが見えないくらいのスケール感があって、これは元々監督の方が芸大の創作でそういうのを作られてたのが生かされたということで、終盤には宗教的な深みまで垣間見えるようになって、とにかく素晴らしかった。

 キャラクターも、どれもこれもグロテスクで、血も飛び散ったりしておぞましいものばかりですが、それぞれが息づいていて、ユーモラスな部分もあって終わりごろには愛着がわいてきさえする、最後に対決する敵すら「貴様、あの傷! あの時のあいつか!!!」という、人格的なものがあるものに対する敬意みたいなものが生まれて、すごかった。あと、いちおう人間は新しいテクノロジーで永遠に近い寿命が得られるようになったということで、そういう話もちらっと出てくるのも面白かったです。

 パンフレットでは、最初のクラウドファンディングは失敗してしまった、ということらしくて、今後は、これが評価されて、終わってないので(全3部作らしい?)、潤沢な資金支援を得て、ぜひとも最後まで完結して欲しい。また、クラウドファンディングなどで支援の募集などあれば、ぜひぜひよろこんで支援したい! と思いました。



 あとまあ、以下は盛大ネタバレですが、個人的には、本作は銃夢リスペクトがすごいと思って、ストップモーションアニメ版:銃夢じゃん! と思って、あの遠大な鉄骨やらなんやらのゴミゴミごちゃごちゃ入り混じった汚い世界は、まさに俺たちのクズ鉄町だし、天から人間である主人公が頭部だけで落ちてくるのはまさに銃夢の冒頭だし、異形の化け物の描写もまさに銃夢(というよりはギーガー的か)だし、最後の山場の、あの機械の身体だからこそできるあのアクションは、まさに銃夢だし、あの銃夢的な未来のSF的世界を描く魅惑的作品として、ずっと続きを待ちたい所存です。

 そんなところです。
simさん [映画館(字幕)] 9点(2021-05-22 20:09:38)(良:2票)
2.《ネタバレ》  「アニメ」大国日本だけど「アニメーション」全般となると色々と弱いのよね。CGアニメーションにしてもそうだし、ストップモーションアニメーションとなると、最早不毛の地みたいな感じ。日本の長編ストップモーションアニメーション映画って一体どこまで遡るのかしら? サンリオの『くるみ割り人形』(1979年)?
 これはそんな日本の、そして世界のアニメーション界に革命をもたらすかもしれない作品ね。何しろライカやアードマンのようなストップモーションアニメーションの大手の作品、何百というスタッフの手と何十億という資金によって創られたモノと比べても、ちっとも遜色のない作品、しっかりと娯楽エンターテインメント作品になっているのだから。最初1人、長編化が決まってからも4人ほどで創られていながら。

 グロいのは得意じゃないし、ここに描かれた世界はまるで悪夢のようね。夢に見そうよ。でも、その独特な個性を放ちまくる作品世界にすっかり魅了されたわ。広がる地下世界に棲む、起源を同じにしつつ色々と株わかれしたキモチ悪い生き物たちに触れてゆくうち、段々と親しみを抱いて、最後には愛着も湧いちゃうって、主人公が辿る道と観客が映画に抱く感覚の流れがシンクロしてるカンジね。

 世界の造形が凄いの。完全にアタマの中のイメージの映像化をコントロールしきってるように思えるわ。大スケールな画から細部に至るまで独自のセンスで支配されてるの。
 そして大切なのは、そこだけに集中してないってコト。パンフ読むと判るのだけど、作品世界はかなりコマゴマと設定されているのね。歴史がどうこう、その世界の成り立ちがどうこう、って。で、日本のアニメってそれを延々と説明しがちなのが大きな欠点だと思うのだけど(それに終始しちゃってるモノも多いわ)、コレはそこにあまり留まらずに物語をちゃんと転がしてゆくのね。物語が面白いの。説明やアクションのために物語が停滞する部分が無いコトはないのだけど、ちゃんと娯楽映画としてのバランス感覚を持ってるわ。

 ティム・バートンやヘンリー・セリック、ニック・パーク、ウェス・アンダーソンといったストップモーションアニメーションにプンプンと匂い立つような独自の個性を発揮する作家たち、この堀貴秀という人は彼らに比肩し得る存在だと思うの。凄いモノ見たわ。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 9点(2021-04-14 22:33:17)(良:2票)
1.《ネタバレ》 話題になってるって話は知っていましたが
鑑賞するタイミングができず
AmaoznPrimeになってしまいましたが

これは劇場で見たかったですねぇ。

最初はなんかちょっとカクついた感じかなぁって思っていたのですが
途中から全然気にならなくなって
むしろ愛らしくなっていく。

さらに最初ポータルってゲームみたいなフォルムから
ローテクのフォルムに変わってから
そのフォルムが可愛すぎる。

油絵だけでできてるゴッホの映画に近しい感覚になるぐらい
ただ歩いてるだけなのに楽しい。

全編キモイデザインなのに
不快感がないのが凄いですよ。
特にクノコがやばすぎるのに(笑)

とにかく全編絵的な魅力が凄いです。
ラストはきっちり盛り上がりがありましたが
そういうのなくてもなんか楽しかったです。

3部作みたいで、まだまだこれからって感じですが
次回はぜひ劇場でみたいです。

ぜひ全国で上映してほしい

9点で
シネマレビュー管理人さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-03-03 13:17:45)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 8.07点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
627.41%
7725.93%
8829.63%
9725.93%
10311.11%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review3人
4 音楽評価 8.00点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review3人

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