《改行表示》 5.いやーやっぱり、磁石、ですよねえ。磁石に吸い寄せられるクルマ、クルマ。現実世界の力学を無視しつつ映画独自の力学が展開され、何が起こるかわからないけれど、起こってみたら納得の世界観。「んなワケないやろ~」と思いつつ、“磁石”なんだから、仕方がない。やっぱり、磁石映画にハズレ無し、ですね。と言っても他に何があるのか知らんけど。 それでも邦題が「ジェットブレイク」ってんだから、この作品の売りは、磁石よりも宇宙、ってことなんですかね? 007を宇宙に送りこんでしまったムーンレイカーの失敗から何も学んでいないこの能天気さ、確かに作品の大きな特徴ではありますが。 冒頭が回想シーンから始まって、物語を「ドミニクの弟の登場」「ファミリーの絆」みたいなところに繋いでいく方便とは言え、なかなかいい雰囲気であります。後に廃墟となったレース場が登場するのも、埋め切れない(かもしれない)歳月を感じさせて、効果的。 結局今回も登場人物を増やすだけ増やして、さらには減らしたはずの登場人物まで再動員し、いやオマエは沖田艦長かよ、とツッコミたくもなるところ。ついでに言うと、シリーズ中の異色作であり、かつ、最高傑作との呼び声が高い訳じゃないけど多分そうなんだと思う、第3作TOKYO DRIFTもしっかり作品の中に取り入れてます。ある意味第3作を「番外編扱い」「準ファミリーくらい?」「無かったことに近い状態」にしてしまって、これで一件落着。 例によって、ファミリーは食卓を囲む。ドウェイン・ジョンソンも呼んであげちゃったり、しませんか? 【鱗歌】さん [インターネット(吹替)] 7点(2023-07-22 08:41:22) (良:1票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 やって来ました、第9作。 もはやお祭り、ガラスの檻ってトイレどーしてんの?とか、衛星壊すだけなのに何故有人飛行?とか、その磁力なら血液中の鉄分ぜんぶ持ってかれね?とか、ツッコんではいけない。 レティが助けに来る場面、思わず感動、ドムさん愛されてますな。 ここに来て、免許持ってない“ファミリー”居ました。斬新! ミアのポニーテールそそる、四十路とは思えん。 ハンの復活嬉しいけど、扱いがチョイ雑では。次回に繋がるんだろけどね。 中盤になって違和感に気付いたが、ロック様が出てねぇ!なので物足りねぇ、締まらねぇ!それだけ主役喰っちゃってたんだろね。次回でのジョン・シナさんとの場外対決に期待。 ノーバディ結局どうなった?あとリトルも。 なんだかんだで今回も「家族」してましたね。嘘をついていた親父、それを巡る兄弟の確執、そして赦し。エデンの東ですな。 青のGTRやっぱいいよね。 次に行くのは月、いや火星かな~。 【ノン】さん [映画館(字幕)] 8点(2022-02-12 22:58:21) (良:1票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 ワイルドスピードもMCU並みに過去作を覚えていないと置いてきぼりになる映画ですが、今回はそれがかなり顕著で一見さんお断り的になっていますね。自分はかなり覚えている方だと思っていたけれど、ドムを大使館から救助した人とか、分からない人が何人かいました。 ハンの復活は超ご都合主義だけど、そんなのにこだわっていたらワイルドスピードは楽しめないので...というか、ワイルドスピードだから許しちゃうって感じ。事前にハン復活は噂で聞いていたのですが、ショーンまで出てくるとは思わなかった。これには驚いた。 序盤の軍隊との追いかけっこも装甲車とのバトルも、ワイルドスピードらしさ全開で楽しめます。ただ、あの手の装甲車ってデップー2でも出てきていたので、ちょっと二番煎じ感があるのが惜しい。 宇宙に行ってしまうのはちょっとやりすぎだけれど、ワイルドスピードだしーって考えれば許せてしまうというのは、一種の様式美というか芸風が確立されているというか、シリーズならではですね。一作目だったら呆れたと思います。 ミアはここ数作は存在感が無かったので、ここにきての活躍は嬉しいですね。ブライアンも少しはCGとかで出てくるかと思ったけれど、ちょっと残念。最後のGT-Rのシーンで、降りてくる脚とか後ろ姿だけでも欲しかったな。泣いちゃいそうだけど。 次作はおそらく今回お休みの二人も参加するでしょうし、さらなるお祭り映画を期待。 【EOS】さん [DVD(吹替)] 7点(2022-02-09 11:38:11) (良:1票) |
《改行表示》 2.「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」という邦題だとつい忘れがちになってしまうが、「Fast & Furious 9」という原題を見ると“第9作目”という事実に少々唖然としてしまう。 「007」のようにキャストが刷新されたり、「スター・ウォーズ」のように章立てられた物語が時代を跨いで続いているシリーズは思いつくが、単一の時系列の中でほぼ同じ主要キャストによってシリーズ作が作り続けられているハリウッド大作が他にあるだろうか。 無論、人気のない作品がこれほどシリーズ作を積み重ねられるわけもなく、紆余曲折を経ているとはいえ、世界中から愛されている映画であることは、先ず称賛されるべきだと思える。 かくいう自分自身も、この娯楽大作シリーズを愛するファンの一人であり、最新作を楽しみにし続けている。 ファンとして敢えて断言するが、9作目にして完全なる「バカ映画」が爆誕している!と思う。 いや、とうの昔からバカ映画シリーズなんだけれども、本作はいよいよそのバカさ加減のメーターが振り切っている。 ストーリー展開や、物語のおける過去作との整合性云々は、もはや突っ込みだしたら泥沼にハマってしまうのでやめておこう。 そんなことよりも、味方のキャラクターが生身でどんなに吹き飛ばされても車のボンネットや天井で受け止めたら無傷で済むという謎ルールや、世界各国の路駐されている車はすべて無人で破壊し放題という治外法権ぶりや、宇宙航行を可能にする車体の超科学的頑丈さ等々を、「磁力最強!カッケー!」言いながら馬鹿になって楽しむべきだ。 そして、世界中の映画ファンが悲しみと共に納得し、諦めているのに、それでも彼の名前を呼び、彼の“席”を空け、彼を生き続けさせるこの映画のあまりにも熱い「家族愛」を見せつけられては、どんなにバカ映画の連作となろうとも、僕はこの映画シリーズを愛さずにはいられない。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-30 00:35:31) (良:1票) |
1.最後のカーチェイスなどは魅力十分ですが、全体的にアクション減ってませんか?カーチェイスもCG増えてません?実写であることが魅力だったのに。このシリーズに物語を求めてはいけないので、アクションでお腹いっぱいにならないと、すきっ腹のまま映画が終わってしまいます。新しいキャラクターの魅力が今一つなので、なおさらアクションが欲しくなります。激辛のやつがね。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 5点(2021-08-25 23:00:33) (笑:1票) |