6.「こんなの、どこがガメラだよ~」と言うと、普通なら非難の言葉ですが、ここではまさしく喜びのあまり、そうつぶやいてしまう! 怪獣映画って、ホントはこうあるべきだったんだ、と正解を見せてもらったような。満を持して登場の平成ガメラ、敵は、あの、昭和ガメラが最も苦しめられた、そして昭和ガメラシリーズもっとも感動的な戦いを繰り広げた(笑)、ギャオスであります。ギャオスは首の骨が2本あり、これが音叉の役を果たして、口から殺傷能力の高い超音波を出す(音叉がこんなに大きくては、低周波しか出ない気もするが)。その代わり弱点として、構造上、首が回らないため、背面からの攻撃に弱いのだ・・・・・・って、アレ、だいぶ雰囲気が違いますね。そう、こんなアホな設定を削ぎ落とすことで、シリアスな怪獣映画が誕生したのです。まー、ここで例えば平成ギロンなんかが出てきてもらっては、シリアスさが台無しになりますよね、いくらギャオスより強いとは言え。という訳で、あの「崩壊した東京タワー上のギャオス」という名シーンが生まれ、「平成ガメラここにあり」と、我々の心に強烈なインパクトを残してくれたのであります。 【鱗歌】さん [地上波(邦画)] 7点(2007-09-15 00:32:09) (良:2票) |
5.YouTubeで観せて下さると聞き早速鑑賞。 画質がいまいちですが、無料なので仕方がない。 今回二回目、かなり前の初回よりはずっと楽しめました。
気合い入れて見た所は樋口さんたち制作の特撮シーン。 もう大満足ですね。 道路や街を壊しながらガメラがギャオスが突き進む。 グオーと飛んでぐるぐる回って。 お目目ぱっちりガメラがなんてキュートなんでしょう。 やっぱり着ぐるみ特撮で育った世代には、あの戦い惚れ惚れします。 素晴らしかった、大いに拍手。
と言うのも、最近はコンピューター使うから手作り感あるものが少ない。 ビル壊しが見たいと思っていたのが、評価が上がった理由かも。
そして自衛隊の本物兵器も作品を引き締める。
東京タワーに巣作りのギャオス可愛かったですね。 我が家のペットのクサガメの名前がギャオスなので、つい肩を持ってしまう。 もう一匹のクサガメは名前がレギオンなので、2も観てワイワイ盛り上がりたい。
ギャオスは卵いっぱい産んでるし、また大暴れの映画作って欲しいな。 すぱっと切れあじの光線、CGでどんなに怖く作れるか楽しみです。 ガメラ盛り上がれ!! 【たんぽぽ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2023-12-19 15:47:03) (笑:1票) |
4.昭和シリーズと比べると、よくも悪くも現代的にはなっている。 空回りしてる音楽とか、親しみのわかない人物描写とか。 昭和シリーズとはストーリー上のつながりはない。 ストーリーにからむような子供は出ないし、子供向けは考えてないような内容。 なかなかアクションが始まらず、ドラマはかなり長く感じる。 街などの模型は実物と見違えるくらいに精巧になっている。 映像がリアルになっているぶん、現代兵器で攻撃されてもびくともしない怪獣たちは すごいと感じる、というかありえないわ。 映像をリアルにしたり、設定を細かく作って説明しまくるのもいいんだけど、 素直に面白いと思える作りにはなってないような気がした、 設定が多少いいかげんでも、模型がどう見ても模型でしかなくても、 娯楽性とかわかりやすさという点では、昭和シリーズのほうが徹底していたように思える。 どちらがいいとも、言いきれない。 なんとなく面白みに欠ける仕上がりだけど、映像はよく作ってあると思う。 【且】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-20 22:29:45) (良:1票) |
3.小さいころ、ガメラよりゴジラが大好きだった私は、この映画が広く評価されていることが理解できなかった。しかし、今になって見返すと、いやーなかなか良く出来てるなぁ。ゴジラがパラレルな世界を舞台にしているのに対し、こっちがリアル(厳密に言うと完全なリアルではないが)な世界を舞台にしていて上手く対比させているのがイイ。画作りも完璧で、夕陽をバックにして東京タワーに留るギャオスは名シーン。ただ予算が無かったのだろう。ラストのバトルシーンはミニチュアのチャチさが大いに目立つし、戦いも物足りなかった。この辺りをもう少し出来たら、完全な傑作になったのにね。 【ドラりん】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-02-24 23:46:57) (良:1票) |
2.10年前、平成ゴジラしか知らなかった僕にはかなりの衝撃でした。当時のゴジラ映画の怪獣は出現したらいきなり100m級だったのであまり気にならなかったけど、姫神島のギャオスといい『ガメラ2』のソルジャーレギオンといい、人間に普通に襲いかかりうるサイズ(数m級)の怪獣というのは非常に新鮮だった。しかしその身近な恐怖感があだとなり、終盤のガメラとギャオスの対決シーンは思い切り陳腐に見えてしまった。「あ、ぬいぐるみ同士がどつきあっとる」って。ここがもう少し盛り上がったら間違いなく傑作だったと思う。 【とかげ12号】さん [映画館(吹替)] 7点(2005-11-05 19:16:16) (良:1票) |
1.気持ちはわかるんだけど、これを観て「怪獣映画はこうでなくっちゃ!」とか「平成ゴジラがやらなかった怪獣映画の王道をやってくれた!」とはしゃぎすぎた人達が騒ぎすぎた感も否めない。逆にこの企画・内容って、平成ゴジラがああだったからこそ通ったって理屈もあるわけで……。結果平成ガメラスタッフも、必ずしも「王道怪獣ファンの為」の願望を満たす為だけに撮ってたわけじゃないのがガメラ3辺りで露呈しちゃって、それを見て興ざめじちゃった、つい前年まで「熱狂的ガメラ信者」だった人達が黙っちゃっていったのは、見ていてかわいそうだった。 【柿木坂 護】さん 7点(2003-09-28 17:06:08) (良:1票) |