《改行表示》 4.《ネタバレ》 ダニエルボンドを観ようと思って座席指定しようとしたら、お客が多かったのでスルーしました。 他に何か無いかなと目に留まったのが本作です。前情報はアプリの作品紹介のみです、直感的に良作だと思いまして選びました。 最近は娯楽作品ばかり観ていたので、たまにはしんどそうな問題作?も良いかもといった具合です。 普段は「面白かった」とか言うだけなんですけど、やはりベクトルが違うので考えさせられました。 よくある対岸の火事の様に流されていくニュースでみかける事件です(翌日、翌週には忘れちゃうやつ) 本作は真相を追いかける内容ではなく、登場人物の事件後なのでモヤモヤする問題作ですね。 当事者にしかわからない、理屈では整理できない切ない話ですね。 再鑑賞したいとは思わない作品です、しんどいので。。。 実体験として思い出した事 後に死亡事故と知る交通事故に、目撃者として遭遇しました。 23時頃にALL赤信号タイミングでの事故で、タクシーが歩行者を轢いた形です。 責任は両方にある不幸な事故でした。。。。簡単に言うとこんな感じです。 黄色もしくは赤色で加速して交差点通過するのはよく見る光景ですし、車に乗る方なら経験もあるかと思います。 状況としては、僕を拾って発車してすぐの交差点で停車態勢中に、このタクシーに抜かされるのをオカンが目撃 「わー信号無視だぁ」「ギリOK」みたいなやりとりの後、赤信号停車中に「あそこに人が倒れてない?」みたいな会話をしたのを覚えている。 僕はカバンをゴソゴソしてて外は見ておらず、倒れているとの話を聞いても、暗くて全然気が付かなかった。 介抱に駆け付けた人が来て、横を通り過ぎるときに初めて分かった感じです。 翌朝、目撃情報を求める看板を見かけ交番にオカン連れて行きました。この後オカンは何度か協力を求められ出頭してます、この時にお兄さんが亡くなったとオカンから聞いたように思う。 そうしたら1年後ぐらいにオカンではなく、何故か見ていない僕に協力要請があり証言(オカンの証言を裏付ける補完的証言だと思います)さらに事故後2~3年後にオカンと僕は目撃証人の一人として裁判所に呼ばれました。 年数が曖昧なのは、僕の中では過去の事でしたし「え?まだやってんの?いつだっけ?」という感じでした。 ご遺族の方が「空白」を埋めるべくもがいていらっしゃったんだと改めて思い出しました。 映画の中だけの話ではなく日常で起こりうる事件だと言うことですね。 裁判が行われているだけ本作よりもマシだと感じるかと思います、でも、当事者にとっては理屈では無いのだと思います。 僕の心情を告白すると、亡くなったお兄さんには悪いけどタクシー運ちゃんに同情的でした。 ただ僕の証言はご遺族側の方だったので、運ちゃんには不利な証言で事実を証言するだけです。 でも、向こうの弁護士さんに反証というのかな?確認、質問(問い詰められる感じになる)されると、心情とは逆の立場からの発言でなんだか複雑な気持ちでした。 残って傍聴もできたみたいですが、めっちゃ疲れたしその日に終わるかも不明で、最終的な結果は聞かず帰りました。 僕らの証言要るの?ぐらいな立ち位置で、これだけ疲れるのですから、もっと近しい方はこんなものでは無いのだと思います。 正直言って事前訪問や裁判所出頭等めんどくさく嫌な気分になるので、今後は事故を見ても絶対に関わらないぞ!と帰り道でオカンと共に心に誓ったんだけども、本作を観て当事者の「空白」が少しでも埋まる一助となるならば、そうは言えないなぁと改めて思った次第です。 。。。と、まあそんなことを思い出しました(長文失礼) 【ないとれいん】さん [映画館(邦画)] 7点(2021-10-15 09:36:23) (良:4票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 この娘は、実際に万引きをしてたのか否か 更に密室において店長との間で何があったのか、そこでいかがわしい事が行われたりしたのではないか それを疑って止まない父親モンスターの暴走はどこまで続くのか 興味は尽きませんね 娘の唐突な事故死。 その日から始まる、一人よがりな男にしか思えなかったこの男の父親であった事の証明が。 客観的に見て、これほどガサツで横暴な男は好きになれる筈はない。 だけど、事遅しとはいえ、娘を思っていた気持ちは十分に伝わってきました。 娘の部屋で発見してしまった大量の口紅を証拠隠滅し、その真実を胸にしまった事に対して賛否両論ありましょうが、証拠隠滅した事、それでよかったんだと私は支持いたします。 ただですね、残念ながら、別居していた母親からは娘に対してあまり愛情が伝わってこなかったことが残念でなりません。きっと鬱になった時期があり、それで娘を手放し、父親側に連れていかれたのでしょう。でもそれにしても、鬱病回復したのなら、再び娘と同居するくらいの事は出来たはずです。それなのに、実質、母親としての反省の態度も言葉もなく、娘と暮らしてきた父親にコミュニケーションが成ってなかったと言葉責めが激しくあまり感心出来ません。 第三者的見方をすれば、娘はお家で話し相手に恵まれず、学校でも友達がいず、あまり幸せそうではなかった。だが、後に分かった話なんです 彼女にはちゃんと父親という巨大な味方がデンといたのだということを。それに気付かされたのが命を落としてしまった後というのが悲しい。そして、娘の潔白が証明されなかったこと、とても哀しい話です。 吉田監督作品、シリアスでもコミカルでもどちらでもオッケーです。 次回作をまたまた御期待いたします。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2022-07-10 11:05:51) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 これはしんどいな。最初にはねてしまったお姉さんと次にはねてしまったトラックの運転手は不憫でなりません。スーパーの店長もかわいそう。そこで働く従業員たちも。学校の先生もやり切れないなぁ。なんだかとてもしんどい映画でした。どこでボタンを掛け違えたのか。ほんの些細なことが計り知れない人数の人生を狂わせてしまう。どんな形で巻き込まれるか分からないような事故のその後が苦悩と共に描かれています。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-04-21 23:50:11) (良:1票) |
《改行表示》 1.「寺島しのぶウゼエエエエエエエエ!!!!」 と大声で叫びたい。 古田新太さんの演技力がすさまじい。 本当にああいう人なのかなとすら思えてきた。 暗い気持ちになりました。 【どちて坊や】さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-01-24 21:06:59) (笑:1票) |