5. 「リリイ・シュシュのすべて」もそうだけど、画面に散りばめられた断片が素晴らしい。コントラストの高すぎる空。風に揺れるシーツ。夕焼けの突堤。塀の上を延々と歩く姿。どこかで見たことがあるような、どこにもないような光景。ノスタルジーに浸るための映像。その手段としての映画。 【小塚】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2006-12-26 12:58:13) (良:1票) |
4.岩井俊二で一番好き。でも「この映画大好き~♪」って人に言いにくいな…。 【Bebe】さん 9点(2004-02-14 23:44:28) (笑:1票) |
3.《ネタバレ》 岩井俊二なんていう名前さえ知らない中学一年生時、たまたまWOWOWでやっているのを見た。R指定作品を見るということでとりあえずドキドキ。見てみたら衝撃。それまで映画っていったらハリウッドの娯楽作品しか知らなかったからもう目ん玉をひん剥いた。特にあの先生なんて当時まだピュアだった僕には大ショック。知的障害者が塀の上を歩いて世界の果てまで行くなんていうストーリーも精神的にきつかった。そしてラストシーン。ハッピーエンドしか見たこと無かった12歳の少年が受けた衝撃が想像できますか?人生で一番ショッキングだった映画。 【藤村】さん 10点(2004-02-12 22:38:35) (良:1票) |
2.伊東かずえさん、何ですかっ、その手つきは。ちょっとエロすぎですよ。入院を希望します(笑)。 |
1.《ネタバレ》 岩井俊二のイメージが私の中で固まった一作。よく、彼は雰囲気だけの監督だと揶揄されるし、私もそれを否定する気も正直ないのだけれど、雰囲気を出すこと、それも1つの才能だと思う。彼ほど独特の浮遊感と絶望感、寂寥感のある空気を作り出せる日本人監督はいない。とにかく世界観に浸りたい映画。錯覚だとしても、世界の終わりがそこにはある。たった1時間弱のフィルムの中に集約されて。自己が終わったときに、世界はある意味終わる。世界の終わりの疑似体験。ちなみに途中で1人死ぬのは、撮影途中にラブラブになったCHARAと浅野忠信を2人きりにする為に、監督が途中で脚本変更したから。 【ひのと】さん 8点(2004-01-04 21:11:41) (良:1票) |