《改行表示》 7.《ネタバレ》 「怪獣の日」(2014)の前座として見たが、東宝のシン・ゴジラを茶化すために作ったような印象だった。日本人が知力と意思の力で災厄に立ち向かう真面目な話が嫌いらしい。 死体処理という発想自体は「ウルトラマン研究序説」(1991)の頃からあるが、そういう小ネタを長編映画にしようと誰も思わなかっただけと思われる。またそもそもシン・ゴジラのラストから直接思い付くことでもある。 内容的には安手の風刺と寒いギャグでまともに見る気が早々に失せる。政府閣僚のコメディは、舞台劇の観客ならともかく一般人には笑えない。「どですかでん」とは何のことかと思うが劇中群像の比喩か何かなのか(見たことがないので不明)。ウンコで笑うのは小学生、下ネタで喜ぶのは中高生だろうし、また政治を喜劇化して嘲笑するのは昭和(戦後)感覚の人々(どちらかというと高齢層)向けだろうから自分は対象範囲から外れるが、年齢層の上下幅が広いとはいえる。 また最後の締め方も呆れるしかない。謎は解明されたのだろうが、それまで展開していた人間ドラマらしきものの結末が見えない。「御武運を」というのも何の戦いなのか不明だが、次の第2弾でまたヒーローが臭いものを処理させられるという意味か。この監督の映画を見たことはなかったが今後も見ない。 なお公開後に、プロデューサーの「予想以上に伝わりませんでした」という言葉が世間で話題になっていたようで笑わされた。ノベライズを読めば映画を見なくてもわかるらしい。 その他雑記 ・劇中日本では2012年に国防軍が創設されて徴兵制も導入されていたようだが、一方の現実世界では近年のウクライナ情勢に対応して、ヨーロッパ諸国でも徴兵制(兵役)を復活させようとする動きがある。また中立と思わせておいて今さら軍事同盟に加わる国や、最近では基本法(憲法に相当)を改正してまで軍事費増額を図る国もあったりするが、劇中日本はそれよりはるかに先を行っていたことになる。 ・「国民の知らなくていい権利」というのはいわゆる「報道しない自由」とセットになるものかと思ったが、確かに自分に降りかかって来ない限りは知りたくもない人々も一定割合いるので微妙に納得した。 ・全体として政治的な右だけでなく左の一部や近隣国(半島+大陸?)も含めて愚弄する態度だったらしい。いわば国民各層の共感を期待したのかも知れないが、作り手側が高いところからその他全部を見下していたようでもある。 【かっぱ堰】さん [インターネット(邦画)] 3点(2025-04-19 12:55:16) |
6.《ネタバレ》 目の付け所としては面白いし、ちょっと期待して見ました。邦画にありがちな奥行きのない映像、しょぼいCGは仕方ないとして、ミニシアターのようなセットと芝居。ちょっとした下ネタ。あげくに大怪獣はヒーローが後始末。土屋太鳳がもったいなかったです。 【木村一号】さん [インターネット(邦画)] 3点(2023-02-25 18:18:48) |
5.《ネタバレ》 本編の言葉から抜粋させていただきますと、「限りなくう◯こに近いゲロ」的な作品でした。 【はりねずみ】さん [インターネット(邦画)] 3点(2023-02-20 15:33:44) |
《改行表示》 4.大事故を起こした映画そのものより、事故の原因と、そこに至るまでの経緯に興味が湧く。 邦画で、評価・興行的に惨憺たる結果になった場合、製作側からは何の発信もなく沈黙する場合が多い。 傷に触れずに早く忘れたいのかも知れないが、失敗こそ原因を明確にして広く共有し、業界全体のレベルアップに役立てるのが大切だと思う。 かつて映画『マルサの女』の製作日記を詳細にまとめた「マルサの女日記」という本があり、映画製作を志す者のバイブルとなっている。 もし『大怪獣のあとしまつ』の製作経緯と何が失敗を招いたか詳細に検証・記録した『大怪獣のあとしまつ日記』出版されたら、優れた反面教師本となるに違いない。 まあ、当時者が映画の大失敗を実直に認め、保身を考えずそれを公にする気持ちがあればの話ですが・・・。 最後にひと言、予告編などの前宣伝。客を微妙にだまして集客するのは最低です!(ほとんどの客は怒っている) 【墨石亜乱】さん [映画館(邦画)] 3点(2022-08-19 18:59:05) (良:1票) |
《改行表示》 3.この映画を見るにあたっての前日談。 TVのCMを見て 妻「これ、面白そうじゃない?」 私「でもこれ「音量を上げろ!タコ!」の監督だよ」 妻「パス。見てきて」 で、私が見る羽目になりました。 見た率直な感想は面白いか面白くないか?と聞かれたら 「クソつまらん」 映画館で見る価値があるか?と聞かれたら 「ない」 で終わりじゃないでしょうか。それ以上語る価値があるとは思えません。 【ぴのづか】さん [映画館(邦画)] 3点(2022-02-13 18:03:11) (良:2票)(笑:1票) |
《改行表示》 2.映画館で観た中で最も面白くない映画です. イオンシネマの割引で鑑賞したのでなければ,「金返せ!」と叫んでいたかもしれません. 「シン・ゴジラ」のパロディなんでしょうけど,だらけた上に下ネタ連発の会議シーンは全く笑えません. くだらない映画を狙うのでしたら,「死霊の盆踊り」を超えるような映画を目指してほしいものです. 中途半端すぎると思いますね. 【あきぴー@武蔵国】さん [映画館(邦画)] 3点(2022-02-12 23:11:57) (良:1票) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 「令和のデビルマン」というパワーワードは伊達ではありませんでした。確かに、ココまでの酷評を喰らってる主因とゆーのは宣伝その他でワザワザ高めた各方面の「期待」を悉く裏切った…という面が強力なんでしょーケドも、ソレを差っ引いてもほぼ全編に渡ってかなり高度にまるで面白くない!という映画です。また現時点、ココまでの言われブリは逆に下らなすぎて面白いのカモ?(ネタになるのカモ?)というモチベーションで観に行ってる人も多いかと思うのですが、個人的には正直ソレもあまりお勧めは出来ないですね。 どーしてこーなってしまったのでしょーね?速報では、とにかく「あとしまつ」側の話がしょーも無さすぎ・どーでも好すぎで全編下らないコメディで塗り潰されている…と聞いていたのですが、実際に観てみると実はそーでもなくて、ワリと「あとしまつ」側の話のシリアスめな雰囲気が全編通して保たれている…とも感じたのですよ。ただ、ゆーて確かにソッチ側の話の「中身」自体は実に下らないし薄っぺらいし、かつ「リアリティ」とかに関してはマジで皆無なのでシリアスさってのも完全に「嘘っぱち」な…という点で、まずはも~白けるしかない感じではありますし+一方で見かけはシリアスなままだからコメディの雰囲気にも更々為ってなくて尚更ギャグが笑えない…という様にも感じましたかね。 あとは…コメディに徹し切れていないという意味では、本編中のギャグとゆーのは前述の中途半端にシリアスな流れの中にワリと唐突に&無造作に&脈絡無く「そっと」置いていかれる(=そーいう方向性を敢えて指向している)様に見えて、その点からも例えばフリオチ・ボケツッコミ・或いは笑かす「間」、とかいったオーソドックスな笑いのテクニックを殆ど使えていない様にも見えました。そーすると必然、笑えるかどーかはもうボケ質という意味での「センス」(⇒ワードセンスとか)に全て掛かってきてしまう様にも思えるのですケド、その部分がコレもマジで超絶低レベルだった…とゆーコトにも思えますね(ウ○コだの○ンコだの…)。まあ、そーいうオーソドックスではないシュールな笑い自体が監督の持ち味なのかも知れません、がだとしたら、率直に「才能枯れてる」って方の事態である様にも思われてしまいますよね(⇒より深刻なコトとして)。 ※以下余談 私の採点方針ですが、基本的に「ほぼ褒めるトコロが無い」映画が3点になります(⇒よほど内容に「怒り」を覚えている場合を除いて)。翻って本作って、実は内容「以外」は別に全然クオリティ低くもない(セット衣装美術その他大小道具、CG含む映像面、特撮、或いは役者の出来・ポテンシャル、等)と思うのでして、だから本来は「4点」が適正かとも思うのです。ただ、本作に関しては内容があまりにも面白くなさすぎる…ので1点引きました(別に2点引いてもイイのですが、いったんココまでで)。 【Yuki2Invy】さん [映画館(邦画)] 3点(2022-02-12 20:08:21) (良:1票) |