5.《ネタバレ》 これは、すごいです。反戦のメッセージと親子愛が、絶妙にブレンドされています。ケビン演ずる父親がイライジャ・ウッド演ずる息子に暴力の虚しさと自分の過去を、話した後大木の下で抱き合う場面は、かなりの名場面だと思います。ベトナム戦争を、経験した後のアメリカ人一家の再生と悲劇を、長女の視点で見ていく一夏のメモワール。レビュー数の少なさからもわかる様に少しでも多くの人に今だから見て欲しい傑作。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-03-30 01:36:51) |
《改行表示》 4.ただ、触れるか触れないかの..そんな些細な出来事にカッとなった時の自分が恥ずかしくて耐えられない時がある。怒りが収まった後で、そんな自分に悲しくなる時がある。そしてこの作品を観て、父親が言った言葉が胸に突き刺さった。 人に優しくありたいと。自分の立つ瀬に拘るよりも、人を思いやろうと。その為に自分の命が危ぶまれ様と後悔しない生き方を送りたい。 そして、もし自分にこんな父親が居たら...自慢にしたい。「私の父はこんなに素晴らしい」と。 今の私には教訓になる作品だった。 【MAZE】さん 9点(2004-11-17 01:50:10) |
3.この真摯な名画にこんな安っぽい邦題をつけちゃいけない。世の中には確かにいい邦題もないとはいいきれないが、ひどいもののほうが多すぎる。ランキングをつけるとしたら、これはベストじゃなかった、ワースト3に入るね。邦題“撤廃”運動を起こしたいくらいである。映画のほうは、久々にケビン・コスナーを見直しました。イライジャの芸達者ぶりもよくわかります。家族をテーマにしていますが、案外スケール感のある話です。もっと大勢に見てほしい。隠れた名作です。 【おばちゃん】さん 9点(2003-12-29 12:22:11) (良:1票) |
2.本当にこの手の話に弱いです・・・。「海辺の家」なんかももろ泣きました。父子の絆ってすごいですね!!あんな素晴らしい考えの父はすごいです。ケビン・コスナー最高っすねぇ・・・。もう涙が止まらないです。戦争の愚かさとかむなしさ、そして戦争によって傷つく者たちの心にふれました。 【job】さん 9点(2003-12-24 18:25:28) |
1.これ、大好きです。ケビンは役得もあってとてもいい。I・ウッドや女の子の子供達が、戦争で心から傷ついた父から「人生で大切なこと:争わない、戦わない」を教えてもらい、自分たちの日常(けんか、差別など)からそれを理解し学んでいく。父の教えを最後に作文にして読むその文章は、私にはチャップリンの独裁者の演説に並ぶ名文で感動した。他にも名文句があって、ビデオは永久保存版になっている。アメリカでは弱腰だと多分受けなかったのではないか。かつてのアメリカンヒューマニズムを思わせる、近年のアメリカ映画では希有の作り方がされている。 【キリコ】さん 9点(2003-10-30 14:26:22) (良:1票) |