《改行表示》 4.《ネタバレ》 ハイブランドのお家事情だわリドリー・スコットだわで画ヅラがとにかくゴージャス。役者も一流揃いだし、見た目の風格にうっかりパワー負けしそうになるけど、でも話はいかんせんゴシップ誌のネタレベル。品は相当に低い。 お金がありすぎるってのは骨肉の争いとセットなんですなあ知らんけど。 三十余年もの話を2時間強にぎゅうぎゅう押し込んだ割にはちゃんと要領を得てる脚本だとは思います。 感心しちゃうのは演者が実在の人物とすごく似てる、ということ。レディ・ガガなんてパトリツィアそっくりだもん。リドリー作品に呼ばれて光栄なこととばかりに、不名誉な女の役を嬉々として(?)怪演してみせたガガ。そうそうたる役者陣のなかでも怖じ気ず天晴れな仕事してます。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-10-08 23:24:01) |
3.《ネタバレ》 世界的な高級ブランド、「GUCCI(グッチ)」。その創業者であるグッチ一族の内紛とその過程の中で起きた3代目社長マウリツィオ暗殺事件を赤裸々に描いたサスペンス・ドラマ。主役であるマウリツィオを演じたのは若手実力派俳優アダム・ドライバー、彼の妻役には最近俳優業にも進出し始めた世界的アーティスト、レディー・ガガ。他にもアル・パチーノやジェレミー・アイアンズ、ジャレット・レトといった超豪華な面々が脇を固めております。監督は名匠の名をほしいままにする、リドリー・スコット。長いキャリアに裏打ちされたであろう、この監督のもはや匠の技と言ってもいい演出の冴えはやはり抜群の安定感。ただ事実を時系列順に追っただけなのに、最後まで淡々と見せ切ったところは称賛に値すると思います。登場人物も多岐にわたり、分かりにくい株取引の世界もちゃんと素人にも理解できるように整理して描いているところも好感持てます。何より、アル・パチーノをはじめとする役者陣の華のある演技合戦!新旧実力派が織り成す、まるでシェイクスピアの舞台劇を観ているかのような重厚なやり取りは見応え充分でした。ただ、内容の方は……、いたって普通。リドリー・スコットって良くも悪くも職人気質なのよね。どの作品もある一定のクオリティは保証されてるんだけど、どれも魂を震わせるような深いものはありません。「グッチという世界的ブランドにこんなことがあったんだ、凄いなぁ」とは思うものの、もう一度観たい、映画として手元に残しておきたいと思うほどの名作ではない。それが自分の正直な感想です。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2023-03-22 08:53:54) |
2.栄光、名誉、権力の陰にこれだけの愛憎、裏切りがあるなんて。 【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-10-04 20:30:26) |
1.《ネタバレ》 約10ヶ月ぶり2度目観賞。リドリー・スコット監督、豪華俳優競演によるとっても濃厚な社会派サスペンス・ラブロマンス。ファッションブランドの元祖、グッチ一族崩壊の真相に迫る。主演は奔放な「宇宙人」レディ・ガガ。富と権力から破滅へ。グッチの妻の波乱に満ちた人生を体現。熱演というより怪演のアタシ。ちょっと優男で気弱な感じのグッチをアダム・ドライバー、グッチの厳格なオヤジをジェレミー・アイアンズ、グッチの強欲なオジキをでっぷり太ったパチーノ様。衝撃の結末。グッチの映画だけにファッション映画としても観れる。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2022-02-05 03:45:24) |