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N号棟

[エヌゴウトウ]
2021年上映時間:103分
平均点:4.83 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2022-04-29)
ホラーサスペンス
新規登録(2022-05-04)【Yuki2Invy】さん
タイトル情報更新(2023-01-04)【かっぱ堰】さん
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キャスト萩原みのり(女優)史織
山谷花純(女優)真帆
岡部たかし(男優)
諏訪太朗(男優)
赤間麻里子(女優)
飯田祐真(女優)芳川
筒井真理子(女優)加奈子
配給S・D・P(スターダストピクチャーズ)
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【口コミ・感想】

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2.《ネタバレ》 キーワードは言わずもがな「生死の堺」です。教授にこの概念を問われた主人公は意識の問題と答えました。死んだ瞬間意識が無くなるから考えることに意味は無いと。デジタル的に1と0の関係と言い換えても良さそうです。おそらく無神論者(私も含む)の一般的生死感もこれでしょう。しかし本作では生死の堺が存在しました。それがN号棟。イメージとしては淡水と海水が混じり合う河口付近。アナログ的に捉えるなら1から0になるまでの途中の領域と言えましょう。 さてここで疑問が湧きます。なぜ主人公ほか2人はこの境界に入り込めたのかということ。N号棟は社会的には廃墟として認識されている場所です。住人は居ないはず。にも関わらず生活していた人たちは何者?死者でしょうか。あるいは生者だけど極めて死者に近い存在なので、通常は(社会的には)認識されない状態とか。いずれにしても普通の人は彼らに気づけないのだと思います。そこで物語序盤を思い返してみましょう。主人公は教授から飲み物をご馳走になっていました。N号棟住民から提供されていたマグカップと同じマグカップで。中身は「死にゆく者から搾り取った血」と推測します。生死の堺にいる者の血を摂取することで、境界に入りやすくする効果を得たのではないかと。男子学生にN号棟へ行くよう唆したのも教授だったと考えると辻褄があいます。教授の企みに学生はまんまと嵌まったわけです。 結末について。何時でも逃げ出せるチャンスがあったのにN号棟に留まった主人公にイライラ。結果、命を落としました。しかしあのまま逃げ遂せたとしてもハッピーエンドと言えるのかどうか。主人公は「死恐怖症(タナトフォビア)」に悩まされていました。もしN号棟の住人として、これから安らかな日々が送れるのだとすれば、これもひとつのハッピーエンドと捉えられるのかもしれません。N号棟のNとは代数のN。あなたのそばにも生死の境があるに違いありません。 ご指摘のレビュワー様もおられるように『ミッドサマー』を彷彿とさせる世界観で、独特の雰囲気がありました。それでいてきっちりオカルト。演出も冴えていたと思います。邦画ホラーの中では当たりの部類と判定します。何より筒井真理子さんの存在感が抜群。ベストキャスティングでした。
目隠シストさん [インターネット(邦画)] 7点(2023-01-12 19:15:35)(良:1票)
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1.《ネタバレ》 映画紹介で「考察型」と書いてあるのがいかにも面倒臭そうに見える。実話をもとにしたとされているが、もとの事件から取ったのは場所と騒霊現象が起きることくらいで、他はほとんど創作だろうという気がする。 12月の話とはいえ雰囲気は確かに「ミッドサマー」だろうが(見てないが)、死への恐怖を扱ったという点では高橋洋脚本・監督の「恐怖」(2009)に近いかと思った。要は登場人物の発言のとおり、霊も死後の世界も存在するので死ぬのは怖くない、という考えが根底にあるようで、確かに自分が存在しなくなると思うと底知れない怖さを感じるというのはわからなくはない。 死んだら何もなくなるという信念を持つ人は多いのかも知れないが、しかし現実問題として古今東西の伝統社会で死後の世界はあると信じられてきており、これは根拠がどうとかいうよりも、そう思いたがるのが人類共通の心理だからと取れる。それならそれを素直に受け入れても構わないのであって、主人公が何の義理で頑なに死後の世界を認めないのか個人的には全くわからない。どうせ死ぬときはみな一人なので、客観性も合理性もなく気持ちの問題と割り切って、自分が安心できる適宜の考え方を選べばいいではないか。その考えに他人を巻き込もうとしなければいいだけのことである。 死への不安を解消するためには、例えば劇中人物も若干触れていた(多分)ように、臨死体験をした人々が死を恐れなくなったと言っていることを知るのはいい。向こうへ行ってしまった家族や知人が迎えてくれると思うのも安心できる要因と思われる。また無難なのは既成の大宗教に合わせることで、例えばキリスト教徒の人々なら天国へ行こうと思うのだろうし、また仏教一般でいう輪廻転生を想定すれば少なくとも今回だけで終わりにはならない。あるいは阿弥陀如来を信じて称名念仏していれば西方極楽浄土に行けるとか思えばとりあえず安心できる。 そこで大事なのは当然ながら、死への恐怖を悪用する変な教団に取り込まれないことである。劇中では登場人物にカップで何か飲ませる場面があったので、薬物で精神を操作するか何かしていたと思われる。そういう面ではカルトを扱った映画だろうが、実は教祖と信者(住人)のほとんどがすでに心霊だったというのが特色ではないか。人を集めていた動機は不明だが、来世へ行けない寂しさを紛らわすためというようなことかも知れない。 真面目に作ってあるのは認めるが、娯楽としての面白味は特に感じない。映像が全体的に茶色がかっていて、薄汚れたしょっぱい印象(醤油が染みついたような)だったのも好きになれない理由だった。点数は前記「恐怖」を5点にしたのでそれより下げておく。  なお登場人物の関係では、若手女子が可愛く見える場面は特にない(アイドルホラーではない)。個人的には山谷花純さんと飯田祐真さんのキスシーンがあったのが意外で、一般向けの見どころともいえないが自分としては注目点だった。
かっぱ堰さん [インターネット(邦画)] 4点(2023-01-07 13:37:36)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 4.83点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4350.00%
5233.33%
600.00%
7116.67%
800.00%
900.00%
1000.00%

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