7.大好きで大好きで、透明な下敷きの中に切抜きまでいれていたポール・ニューマンをスクリーンで初めて見たのがこの映画だった。この頃○カイラインや○レンディのCMに出演していたので知名度も高く、彼の映画をいっしょに見に行ける友達ともやっと巡り合うことができわくわくして出かけたけど、映画館で浮きまくった女子高生の二人組。ちっともスマートでない老けて落ちぶれたニューマンが大写し。映画は重く静かに進行し、あぁこれはきゃぁきゃぁ言いながら見る映画ではないな…と思ったのもつかの間、どんどんストーリーに引き込まれていった。初めて役者としての彼を素晴らしいと意識したのがこの映画だった。オスカーと相思相愛になれないドル箱スターといわれていたっけな… 【宝月】さん 9点(2004-02-14 00:55:42) (良:2票)(笑:1票) |
6.ケイトリンって女性とフランクは“圧力に葬られた”同じ境遇なんだよねぇ。ホント報われて良かった。コンキャノンは仕事だから仕方ないとして、おい!裁判長!テメーだきゃあマジ許さんぞ!すっこんでろよ、コノヤロー!おまえは死刑! 【小僧】さん 9点(2003-03-23 07:52:50) (笑:3票) |
5.みんな金のために動いてるんですよね。主役のギャルビン弁護士も最初は金のため。でもある事をきっかけに金のためではなく正義のために、自分の信念を貫くために動き始めてゆくのが印象的な映画でした。弁護士としての再起をかけたのではなく人としての再起をかけた一人の男の映画だと思います。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-04 04:23:50) (良:1票) |
4.シャーロット・ランプリング(ローラ)の眼力がすごい、物語にはいいスパイスだったと思う。肝心の主人公(フランク)ですが、勝ったからよかったものの、もし負けでもしたら原告の妹達がかわいそうで。。。勝手な判断はよくないこってす。説得して納得させないと、クライアント(代理でも)を。。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-14 19:42:46) (良:1票) |
3.法廷劇の白眉。この時期のポール・ニューマンは自らがアルコール依存症に苦しんでいたようで、演技には思えないほどの迫真性が伝わってきました。宿敵コンキャノン演じるジェイムス・メイスン以下の競演陣も秀逸。医療過誤事件。病院を経営する教会側からの和解(案)をはねつけ、「絶対的真実の追求と正義の死守」に目覚めた弁護士、信念に基づく陪審員の評決、これらは裁判制度のあるべき姿を実に雄弁に物語っています。ボストンの寂しい冬景色や、各登場人物の微妙な心の動きなども見事に表現されていて、全く共感できました。 【チャターBOX】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-07-01 17:44:28) (良:1票) |
2. 確かにコレはルメット監督のお家芸ですね。うらぶれたニューマンのダメダメっぷりを丹念に描出した前半の溜めが、後半の法廷シーンでの最終弁論で一気に爆発して爽快なカタルシスを生んでいると思います。でも残念ながら「十二人の怒れる男」には到底及びません。ジャック・ウォーデンやエドワード・ビンスも出てるんですがねぇ。ま、処女作で最高傑作を発表した者の宿命ってヤツですか?それと、↓で仰るように「ガンジー」にオスカー賞レースで惨敗を喫しての無冠てのは私も納得いかないですね。イヤ勿論アッテンボローがダメとかじゃなく、総ナメはないだろう?てな感じで。だけど、ニューマンは演技にハズレが無いから別に「一世一代」とは全然思わないですが…。80年代を代表する法廷映画の佳作に8点。 【へちょちょ】さん 8点(2003-04-07 01:21:55) (良:1票) |
《改行表示》 1.本作はまさにルメットの最も得意とする分野で、[十二人の怒・・]と並び最高傑作でしょう。 雪降るボストン 実に実に静かに映画はスタートする、その静かな風景をバックに次第にGalvinが再びその魂に火をともすのである。それは無力な市民に対しても法律は平等であるという信念の再燃に他ならない。。。。。。最終弁論は陪審員に向けられているが、我々にそしてGalvin自信にも語られていく。。。。。。。ポール・ニューマンの一世一代の名演技!!彼の演じる人間臭さ、もがき苦しみ、はい上がろうとする姿を 背中一つで見事に表現していまう。.....最後LauraはGalvinに電話をかけ続ける・・・・が。。。Galvinは受話器を取ろうとはしない。心を通じ合わせる二人だが。。。。大好きなシーン。本作は 作品賞、助演男優賞(James Mason)、監督賞、脚色賞、主演男優賞がアカデミー賞にノミネートされたが対抗馬“ガンジー”によって一つも受賞はされなかった、しかし 全く個人的な意見ではあるが「伝記もの」に常に不満をもつ私としては本作の方が格が上のような気がしてならない。それにしてもどうでもいいような作品が次々とDVDとして再登場しているにもかかわらず、本作がDVDとして発売されないのは 理解に苦しむばかりである。この作品を深く埋もれさせる事など考えたくは無い。。。。 久しぶりに映画を見直しました。 中年男の再起物語として評価されているのかもしれないが しかしながら この映画の本質は 全く別のところにあるように思えるようになった。 個人の あるいは私の意識を超えて 世の中が存在し あたかも 私個人を規定して いるかのような感覚とは いったいなんなのだろうか? それは 私が自由を放棄している事にほかならない。 では 何故 自らの自由を 放棄するに至ったのか? 端的に恐ろしいからである。 だけど 「それは」 いつでも私に問いかける だって 判例や法律に または道徳に 従う それを守るかどうかは、 いつも私に任されているのだから ・・・・・・・・ では どう行動し どう生きるか??? 【Moviegoers】さん [DVD(字幕)] 10点(2002-11-10 02:43:10) (良:1票) |