哭悲/THE SADNESSの投票された口コミです。

哭悲/THE SADNESS

[コクヒザサッドネス]
The Sadness
2021年台湾上映時間:100分
平均点:3.44 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
公開開始日(2022-07-01)
アクションドラマホラーサスペンスパニックものバイオレンス
新規登録(2022-07-03)【ぴのづか】さん
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配給クロックワークス
あらすじ
感染すると人間の極限の凶暴性を発現させてしまうウイルスが蔓延する台湾。街中で繰り広げられる阿鼻叫喚の地獄絵図。何とか生き延びた青年ジュンジョーは、同じく命からがら病院に逃げ込んだ愛するカイティンを救うべく彼女の下に向かうが…。過激な暴力描写や残虐シーンが溢れる台湾発スプラッター・ホラー作品。カナダの映画製作者ロブ・ジャバズの長編映画監督デビュー作。
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【口コミ・感想】

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1
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4.《ネタバレ》 予告編を観てそれなりに準備して観たのだけれど、なんだか嫌な気持ちになる映画だった。
まあ監督もそこを狙って作ったんだと思うから、一応成功なんだろうけど、ちょっとね。
人間の本能というか欲望を隠さないウイルスってことみたいなんだけど、そうなると食欲と性欲が筆頭になるのかな。
それと弱いものを徹底的に痛めつけたいという得体のしれない不快な欲望。
ちゃんと思考した上で行動に移してるから、不快度は相当に高い。
このウイルスに比べたら、ゾンビなんて悪意のかけらもないからスッキリ観られる。
でも考えてみると、この悪意の塊をぐちゃぐちゃにやっつけるシーンに快感を覚えること自体が結局我々の本性で、監督もそれを狙ってるのだとしたら、それも嫌だな。
roadster316さん [インターネット(字幕)] 4点(2024-09-16 12:15:23)(良:1票)
3.《ネタバレ》 ヒドいですね。観る者を選び過ぎな表現・演出とでも言いましょうか、単に「グロい」と言うだけでは収まらない根の深いグロさを感じます。

作り手の伝えたいテーマは、人間が本来的に内に秘めている凶暴さ、残虐さ、横暴さ等々、所謂狂気への警鐘でしょうか?だとしても、それを伝えたい目的は何なのでしょう?

何より、どんなテーマ性があるにせよビジュアルに依存し過ぎな表現方法としか言いようがありません。必ずしもリアリティを追及している訳でもなく、見る者の恐怖心、或いは嫌悪感に的を絞った執拗な刺激。ある種のデフォルメと言っても良さそうです。

感染パンデミックで崩壊していく世界をゾンビ映画風に製作した作品。敢えて「風」としたのは、ここに登場する感染者たちは死んではおらず生きている。まぁ、ゾンビだってある意味「生き返っている」=「生きている」訳ですから、本作はゾンビ映画の亜種とでも言いましょうか。いずれにしても、もし本作のテーマが前述のとおりだとしたら、何故「感染」や「ゾンビ」をキーワードに製作したのか?些か短絡的ではないのか?無茶しやすくて手っ取り早い題材だから?どうにも理解に苦しむところです。

既にレビューされている方もいらっしゃいますが、台北市の各部門等、行政が協力していることも謎。一般的に自治体や公共機関が後援や協力をする場合、当然要綱等に照らし合わせた内部的な手続きを行った上で意思決定するわけで、だとしたら何をもって協力したのでしょう?本作を公開することで自治体や住民に公の利益を供するとでも言うのでしょうか?謎です。

鑑賞要注意の作品。個人的には全くもって受け入れ難い作品ということで個人的最低点としている1点とさせていただきます。

(追記)
肝心のタイトルについて触れ損ねていました。感染者の流す涙の意味については作中で研究者が説明していましたが、やりたくはないけれど抗い難い衝動には勝てないことが落涙に繋がっているというようなことだったと思います。やりたくないからやってしまうことへの贖罪の涙、と言うことでしょうか?ごめんなさい、ホントはこんなことしたくないんです!みたいな。であれば、テーマを際立たせる効果的な演出かとも思えますが、全ての感染者が涙してる訳でもなくイマイチ弱いかな、と。タイトルにしているわけですし、そこをもっと掘り下げて欲しかった。きちんと意味付けして欲しかった。そんな印象が残りました。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 1点(2024-09-11 22:15:20)(良:1票)
2.《ネタバレ》 ぱっと見、ゾンビ映画。でもゾンビ映画ファンが観ると「こんなん観たかったのと違う」と言うと思います。何が「違っている」のでしょう。
①ゾンビに感情や思考力を残したこと。
人間から命と知性を奪い、生ける屍にすることで「人ではない何か」を創出したのがゾンビ最大の発明でした。喩えるなら軍隊アリ、ピラニアの大群が如し。それなのに見た目は愛するあの人の姿。ゆえに葛藤が生まれました。本作ではあくまで「狂暴化した人間」だったため、ずっと殺人鬼か狂人と相対している感覚でした。
②感染経路を飛沫感染としたこと
ゾンビ映画の原則は血液感染です。主に噛み付きによるもの。しかし本作では飛沫感染(空気感染)が採用されています。しかも潜伏期間が相当時間見込まれるため、マスク着用等の感染予防は意味を為しませんでした。ポイントとなる感染が運任せでは脱力してしまいます。
③立て籠りがなかったこと
ゾンビ映画の魅力の一つはサバイバルです。隠れ家、水や食糧、移動手段、武器の確保。生き延びるための準備は、遠足の準備に似ています。息つく暇なく逃げるサスペンスにスピード感はありますが、逆に言うなら「猶予」や「間合い」はありません。長期戦こそサバイバルの醍醐味。短期決戦では浪漫を欠きます。
小煩い事を書きましたが、結局は「ゾンビ映画なんて腸デロデロのグロ描写があればいいんでしょ」という安易な姿勢が透けて見えるようで気に入らなかったのです。本作の設定なら、攻撃としての噛み付きはあっても、人肉を食う必然性などありません。しかし明らかに人肉食シーンがありました。合理性や理念の無いグロテスク描写は悪趣味というもの。ゾンビ映画ファンは、グロは愛でても心はロマンチストです。見くびってもらっては困ります。そういう意味では、ゾンビ映画ではなく殺人鬼ホラーとして観ればよい訳ですが、ここまでグロテスク且つ胸糞なものを延々と見せられて喜ぶ度量が私にはありませんでした。唯一褒める点があるとすれば、ウイルス研究者の描写です。変異ウイルスによって強制的に理性を奪われた感染者と違い、彼は未感染でした。しかるに一線を越える蛮行を働きます。環境が彼にさせたこと。大災害での暴動や火事場泥棒と同じです。非日常の中で、人は倫理のタガを簡単に外す。感染者と思しき者の中に、研究者と同じ者が居ないとは言い切れません。
目隠シストさん [インターネット(字幕)] 4点(2023-08-30 08:51:32)(良:1票)
1.《ネタバレ》 「哭声」という映画と似た名前だが1時間近く短いので、その点では見るのが楽だ。
残虐場面を見せることに特化した映画のようで、あらかじめその方面に関心のある観客が見て何らかの感慨が得られるかの問題になり、基本は間口の狭い映画ということになる。笑える要素もないので全く洒落にならない。
対象外の立場から突っ込むと、まず感染者から涙が出ていたのは設定上の説明があったらしいが、見ていた限りでは黒目が変になる病気なので涙が出るのかとしか思われず、結果として題名の意味も不明になっていた。また人間誰しも残虐性があるという話で製作姿勢を正当化していたが、見ている側としてはお前らと一緒にするなというのが率直な感想だった。ただ確かに、残虐行為を好んでする人間が同様の扱いを受けて当然と思うのは普通の感覚であり、その点で中年変態男が復活不可能なまでの打撃を受けていたのは痛快だった。ゾンビでないとすれば復活しないのかも知れないが。
ちなみにエンドロールで台北市、新北市などの各部局が多数協力していたが、国家をコケにして悪意だけをまき散らす映画を公的機関が平気で支援するのは鷹揚な国だと感心する。台湾映画ということで一応見たわけだが(「哭声」のついでということもあるが)、国の名前で見るのも大概にしておくかと思わせる映画ではあった。自由な社会で結構なことだ。
[2024/7/13変更] 最初は2点くらい付けたが半端だったので0にする。一般庶民が一生懸命守っている良心を踏みにじって嘲笑するがごとき制作態度であり、西洋でいわれる悪魔というものが実在するとすれば、そういうものを宿す映画として作ったのかと思った。こんなのを作っていて台湾は大丈夫なのか。
かっぱ堰さん [インターネット(字幕)] 0点(2023-05-20 10:57:08)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 3.44点
0111.11%
1111.11%
2111.11%
3111.11%
4333.33%
500.00%
6111.11%
7111.11%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

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