映画『女の香り』の口コミ・レビュー

女の香り

[オンナノカオリ]

THE LEGEND OF LYLAH CLARE

1968年【米】 上映時間：132分

平均点：7.00 / 10点(Review 1人) 

公開開始日（1969-04-12）

（ ドラマ・ラブストーリー・ミステリー・戯曲（舞台劇）の映画化）

監督	ロバート・アルドリッチ
キャスト	キム・ノヴァク(女優)
	ピーター・フィンチ(男優)
	アーネスト・ボーグナイン(男優)
	ヴァレンティナ・コルテーゼ(女優)
	ロッセーラ・ファルク(女優)
	ガブリエル・ティンティ(男優)
	マイケル・マーフィ〔男優・1938年生〕(男優)
	コーラル・ブラウン(女優)
	リー・メリウェザー(女優)
	ロバート・エレンスタイン(男優)
	ニック・デニス〔男優・1904年生〕(男優)
	エレン・コービー(女優)
	マイケル・フォックス〔男優・1921年生〕(男優)
	ジョージ・ケネディ〔男優・1925年生〕(男優)	(ノン・クレジット)
	ディック・ミラー(男優)	(ノン・クレジット)
音楽	フランク・デ・ヴォール
撮影	ジョセフ・Ｆ・バイロック
製作	ロバート・アルドリッチ
	ウォルター・ブレイク〔タイトル〕
配給	MGM
美術	ジョージ・Ｗ・デイヴィス
	ヘンリー・グレイス	(セット装飾)
衣装	レニー
編集	マイケル・ルチアーノ〔編集〕
録音	フランクリン・ミルトン

【口コミ・感想】

★1．ネタバレ　ロバート・アルドリッチって不思議な監督ですよね。『飛べ！フェニックス』『特攻大作戦』あたりの、男臭いアクション映画が本流かと思いきや、『何がジェーンに～』や『ふるえて眠れ』みたいな、女性のグロテスクな部分を暴き出す作品があったり。私は後者の作品群から入っていったので、この怪作にも全く違和感はなかったです。ハリウッドの内幕を描いたにしては、素材的に少々甘く辛辣さにも欠けるけれど、粘着質で押しの強い演出のおかげで最後までグイグイ引っ張られながら鑑賞できました。一人二役を演じるヒロインキム・ノヴァクはもともと芝居があまり上手くない女優さん。全盛期はミステリアスな雰囲気と美貌だけで乗り切った感があるけど、この時期になると、その魅力自体かなり減退傾向気味。我の強い部分だけが残ってしまった印象。脂ぎったP・フィンチ、E・ボーグナイン、G・ケネディと、アルドリッチ組常連の男優陣も皆それぞれに暑っ苦しい。実在の人物を模したと思しき毒舌コラムニストを絡めた、新スターお披露目パーティシーンが一番面白かった。やたらゴテゴテギラギラした衣装やセットも、60年代後半映画特有の俗悪趣味全開。怪作ではあるけれど、ある種突き抜けたキッチュな部分があり、どこか憎めなくて低評価を与えたくないと思わせるヘンテコな吸引力がある作品でした。

【放浪紳士ﾁｬｰﾘｰ】さん [DVD(字幕)] 7点（2022-08-20 00:04:45）

【点数情報】

Review人数			1人
平均点数			7.00点
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