5.マンガチックな描写には異論もあるだろうが,ベースは真面目に作った爽やかで楽しい青春映画だ。過ぎ去った高校時代を思い出し,胸がキュンとなるような感覚を久しぶりに味わった。しかし,単にノスタルジーを装っただけの映画なら,こうまで多くの人の共感を得ることはできなかったろう。「今しか出来ないこと」は,それがもはや手に入らなくなって初めてその大切さに気付くといわれるが,であるなら逆に高校を卒業して何年経とうが「今しか出来ないこと」は我々が手を伸ばせば届くところに存在し続けるのだとは言えまいか。高校生の時やはりそうであったように,現在の自分にとっての今日や昨日がいかにつまらなかろうと,明日がいかにどうでもよさげに見えたとしてもだ。この映画には知ってか知らずか観る者にそういう想いを抱かせる力があった。だからこそヒットしたのではないかと私は思う。 |
4.○井のコマーシャルとかでスカシまくってる今の玉木宏を見るたびに、こっちのアフロ佐藤君路線に早く戻ってこい!と思ってしまうのは自分だけでしょうか? 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-03-31 16:46:27) (良:1票) |
3.テレビでも散々やっているので、もう4回目かな。演技がどうとか、商業的とか、色んなつっこみがあるでしょうが、この「学芸会的なノリ」こそが、最後のシーンの笑顔&マジ泣きの顔たちにリアリティを持たせてる気がします。あの自然な涙を見ると、いつも熱いものがこみあげてきます。
これに関しては「映画やしええやん」と言っちゃっていいんじゃないか、と思う良質の「テレビ映画」です。でも何回もドラマ化すんはどうかと。それ込みで作られてるのが残念。なんぼネタ不足か知らんが、男のシンクロで商売すんのそろそろやめよう。
もうすぐ学生を卒業してサラリーマンになる俺ですが、もしかするととんでもないお楽しみ期間をまざまざと逃してしまったんじゃないか、と泣きそうになる映画です。中学や高校のときにできなかったことは、今はもうできないけれど、今できることは今のうちにやってしまおう。そう前向きになりたい。
あとは、平山綾が反則です。あんなもんは、可愛いにきまってるやん!勘弁してくれ。というわけで、7点。 【708】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-10-31 12:37:21) (良:1票) |
2.絶対ショボイ映画だと思っていたのに..カッコ悪い!ことを極めると、カッコイイ! といういい見本ですね..なかなか面白いです! 脚本、演出に多少荒っぽさがありますが、クライマックスは、感動的!十分楽しめます... 【コナンが一番】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2004-01-15 14:15:56) (良:1票) |
1.僕は高校生のあのノリが好きだ。休み時間に寸暇を惜しんで遊びまくるあのノリ。昼休みにダッシュで体育館に行ってバスケをするあのノリ。修学旅行でバスの後ろではしゃぎまくるあのノリのことである。あのノリは同じ時代に存在し、同じ感覚を共有するからこそ感じられるものであり、26歳の僕にはもはや感じようがないものだ。だから、この映画を見て、久しぶりにあのノリを思い出したときは、とても「にやにや」した。たぶん、撮影自体も文化祭ノリで行われたに違いない。作り手の「ノリ」を楽しむ心が十分伝わってくる映画であり、その「ノリ」を僕も共有できた映画だった。 【スネオヘッド】さん 7点(2001-12-11 23:50:00) (良:1票) |