64.やはり第一作と同じく、頭が切れすぎる人間の神の視点からの犯罪。特にパトレイバーである必要は無い。目の前にある欺瞞を見抜き、本質を見据え、すべてを飲み込んだ上で自分の仕事をがんばる、という大人の考えが痛いほど伝わった。厳しい。 【ラーション】さん 8点(2004-05-29 01:31:56) |
63.縁あってシリーズなどまったく未見のまま1、2と観て、こちらの方が1点上です。シリーズ未見で観た者としては(そういう人がどれほどいるかはこの際置いて)、後藤と南雲の行動や社会がメインのこちらの方が入っていきやすいと思います。1との比較という面もありますが、単純にこちらの内容にしても、十分満足の7点を付けられるでしょう。それにしても、この制作年で「平和な東京にテロ」とは、押井守監督の作品は、「この時期にもうこの内容を……」と、毎回書きつついつもビックリさせられています。 【まつもとしんや】さん 7点(2004-05-16 22:42:52) |
62.下で誰か言ってたけど、パトレイバーである必要はまったくありません。大人が鑑賞に堪えられるアニメなのは理解できますが、原作やOAVのファンを切り捨ててるとしか思えない内容です。レイバーは脇役ですらなく添え物扱いですね。押井監督ダメすぎです。現時点でのベストはOAVの「二課の一番長い日」前後編です。 内容はクーデター物で似てますから見比べてください。 【kenz】さん 5点(2004-04-17 15:10:56) |
61.冒頭のシーンは今を予言していたかのようで怖さすら感じる。今の政治家たちに見せてやりたい作品。作画の質が高く、迫力のある映像に圧倒されて、その戦争にリアルを感じずにはいられない。もしかしたら、それすら予言しているのだろうか???僕らが平和と感じている今この瞬間も戦争はどこかで行われていて、線引きをしてここから先は戦争、ここからこっちは平和ということになるのだろうか。今にも始まるかも知れない、いや、既に始まっているのかも知れない戦争に対して、僕らはどんな答えを出すのだろう。僕もやっぱりこの街の未来を見てみたくなった。 【もとや】さん 9点(2004-04-02 05:01:25) |
60.絵が綺麗でストーリーも悪くないのですが、この物語をパトレイバーでやる必要性を感じません。 【メソ】さん 3点(2004-03-09 21:16:33) |
59.今作も初めての人には若干敷居が高いかもしれない。けれども相変わらず…いやもっとパワフルになった押井センスに拍手。物語全体を包んでいる硬質な雰囲気や緊迫感も、浸かっていて気持ちいい。後、音楽が前作同様、見事に映画を盛り上げてくれて良いです。竹中直人の声もばっちりハマってますね。二課の時の流れにちょっぴり淋しくなっちゃいました。 【ゆうしゃ】さん 9点(2004-03-03 10:20:48) |
58.もんのすごく渋く、クールな大人のアニメ。 この映画が10年も前に作られたと言う事実に驚くばかり。 そして、今の平和ボケしたまま変わらない日本人にも…驚くばかり。 【ふくちゃん】さん 9点(2004-02-26 18:12:58) |
57.よく分かるが、詰めが甘いと思う。 (ビデオ) 【zero828】さん 7点(2004-02-25 21:11:16) |
56.パトレイバー側の隊員達のアニメ然とした軽さと、物語の中心を担う何人かの人たちの過剰なまでの落着きと、都市に起きている重大な事件とが混ざり合うことも無く分離してしまっていて、同じ作品中の出来事のように思えなかった。犯人のはいたセリフのニヒリズムも受け入れがたいものだった。ラストのヘリコプターの中で犯人に振り返り辛らつな質問をした人、答えを聞いた後犯人を一発きつく殴っておくべきだったのではないか。鼻で笑って呆れ顔をするだけでは詰めが甘すぎる。彼もそれだけの仕打ちは受けているはず。 全体的にはストーリーと言うよりメカニックのディテールの緻密さが印象に残った。これがジャパ二メーションということか。 【Beretta】さん 5点(2004-02-14 00:56:46) |
55.この街では誰もが神様みたいなもんさ。 居ながらにしてその目で見、その手で触れることのできぬあらゆる現実を知る…………何一つしない神様だ。 |
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54.映画のシリーズの中では一番好きなのですが、一般的でないということと「1」ほどシナリオが親切でないという理由でこの点数、おそらく押井監督は実写を意識していたと思うのですが、今の日本でこの作品を実写で撮影することはまず不可能なので、そういう意味では逆にアニメの可能性を知らしめた作品なのかもしれません。 ヲタク的な感想を言えば、猛犬のような形相で警察幹部を一喝する後藤警部補、これにつきます(笑) 【るね】さん 8点(2004-01-13 23:14:18) (良:1票) |
53. |
52.よくは知らないがⅠの何年後かの設定だろう。本来の主人公ではなくその取り巻きだった人間が主人公であるような設定。パトレイバ-に乗ってガンガン活躍といった内容ではなく、物語とその背景、計略と駆け引きなどに重きを置いたこれまた重いストーリーである。原作とは異なり笑えるようなところは一切なくシリアス一貫。この作品は確実に大人向けである。個人的な意見として、これはこれでパトレイバ-として成り立ってると思う。 |
51.この映画が作られてから10年、世界で起こるさまざまな出来事を思いながら改めて見直し、この映画のすごさとすばらしさを改めて感じた。テロリストが日本をも標的にしていることが報じられたときに、この映画のさまざまなシーンが頭をよぎって身震いした。DVDのリニューアル版は良くなったとこと違和感を感じたとこが半々ってとこ。これから見る人はやっぱりオリジナル版からがいいかと。1年に1回は見たい(冬に)日本映画史上最高の<戦争映画>にはやはり満点で。 【goose】さん 10点(2004-01-02 17:23:42) |
50.我が国のアニメーション制作技術が如何に秀逸であるか,まざまざと見せつけられた作品。前作とは打って変わって,「パトレイバー」に対してさしたる思い入れも愛着も持たない私が見ても,その独自の世界観と細部に至るまで入念に書き込まれたディテールへの偏執的なまでの異様な拘りに圧倒されました。これらがアニメという範疇をからすっかり逸脱して,特殊な映像美として評価せざるを得まい,といった強引なまでの説得力を持って私に迫ってきました。特車二科は勿論,自衛隊を初めとするメカデザインばかりではなく,さもないコンビニのシーンでは,レジ隣に置いてあった「井村屋の肉まん」の保温機一つをとっても,一画一点をも決して蔑ろにはすまい,という制作者の心意気がひしひしと伝わってきました。その拘りを是とするか,非と見るか,或いは気付かず見過ごすか,そうした意味でも,視聴者を選ぶ作品と言えるかも知れません。今回の主役は南雲と後藤ですので,特にディープな南雲ファンには熱烈に歓迎されたことは想像に難くありませんが,一般的な「パトレイバー」のファンにとってウケたかどうか・・・。私としては,前述の通り決して熱心な「パトレイバー」のファンではないので,さして抵抗なく見ることができましたが,確かに↓この内容を敢えて「パトレイバー」の名を冠して提示する必然性はないのかもしれませんね。やはり,視聴者を選ぶというか大人向きというか,万人に薦められる作品とは言い難いと思います。 【koshi】さん 8点(2003-12-31 16:02:04) (良:1票) |
49.パトレイバーなるものを全く知らずにこの作品を観た。かなり面白い。題名が「2」なので当然「1」を観たいと思ったがココのレビューを見るとどうもこの作品は本来のパトレイバーではないらしい。なので「1」を観るのを躊躇している。 【R&A】さん 8点(2003-12-22 12:22:04) |
48.この映画は観る者を選ぶね。子供は『寝てなさい!』と言わんばかりに拒絶する。アニメマニアのみなさんも拒絶する徹底ぶり。興行収入というものをシカトしているような難しい映画。だからここの平均点には結構ビックリ。ストーリーは理解できるけど、全てのセリフを完璧に理解しようとするには無理がある。人によって理解の度合いはかなり違うんじゃないかな。ああ、おれ?申し訳ない。かなり理解しちゃったね。おれ結構できる子なんだよ。あれでしょ。日本人は平和ボケしてるって事でしょ。何?お前の理解度は10段階の1だって。そんなこたない。2は堅いね。 【ブン】さん 9点(2003-12-01 18:05:43) (良:1票) |
47.アニメだからと倦厭している人がいたら、その人は損をしていると思う。ここで描かれるものは、ロボットモノの戦闘ではなく(もちろん戦闘もあるけど)、重厚な人間ドラマ、大人の恋愛だからである。そういった部分での“静”と、戦闘機やヘリコプターを使っての都市を破壊する“動”の部分の緩急が巧みで、演者の落ち着き払った物言いも心に響く。基本的に声優以外の役者がアニメの声をやるのは反対だが、竹中直人と根津甚八はカッチリはまっていた。今見ても見劣りしない画のクオリティもさすがのデキ。日本が誇る最高の“映画”である。 【ダブルエイチ】さん 10点(2003-11-27 18:28:23) |
46.東京を舞台にしたこれだけスケールのでかい物語は、アニメーションならではのものだろうなぁ。ジャパニメーションのクオリティの高さを、10年前の作品を観て改めて実感しました。 【紅蓮天国】さん 8点(2003-11-26 12:00:56) |
45.前作同様友人に観せてもらった作品。アダルトな雰囲気に叙情感のあるプロットで観賞後、ちょっと目が潤んだ記憶がある。知らず知らず伊藤和典という名前をインプットしていた。 【恭人】さん 8点(2003-11-24 10:59:15) |