《改行表示》 5.《ネタバレ》 鑑賞後に、時代があらたな局面に入っていることに感慨を抱かざるを得なかった。 ターミネーターのスカイネットは、人類を排除しようとする完全なる「悪」として描かれていたが、あの時の「AI」はほとんど空想の世界だった。 しかし、「AI」が現実のものとして世の中に存在する現代では、「悪」として描くことはもうそれこそ現実的ではない。いかに共存していくか。 その切り札となる少女を消すのか消さないのか、そこに親子の情を入れ込んでしまったのは残念。自分と愛する女性の遺伝子を組む少女なら、それはAIとの共存云々の話ではなく、我が子を守る親子の話になってしまう。結果、主人公の少女を守るのか消すのかの葛藤が重みのないものになり、人類とAIの共存というテーマがぼやけてしまった気がした。 STARWARSシリーズ中、「ローグワン」を一番愛する私としては、この監督に期待するところ大だったのだが、そこの部分だけが残念。しかし、映画として非常に面白かったのは間違いない。ラストで妻の記憶が入ったUSB?を使って再会させるなんて、なんて憎い演出。良かったなあと素直に思えたシーンだった。 【roadster316】さん [映画館(字幕)] 8点(2023-11-12 19:08:08) (良:3票) |
4.《ネタバレ》 大人の男の人と子供コンビの逃避行SFバージョンな映画。世間的な評価がわりと良さげなので期待したんですが、僕はいまいちのれませんでした。残念。映像は大作の迫力あって、近未来な世界観とか、バトルとか好きな要素てんこ盛りやったんけど、なんでやろう。鑑賞後、色々考えたら、あんま主人公に共感できてなかったからかも。恋人との悲哀があんま響いてなかったので、その後の、彼の恋人に会いたいとゆう行動目標に正直、冷めた目ってゆーか。もうちょい前半、あんなベットでイチャコラじゃなくて、アットホーム的な感じで描写してくれたら、あと、ほんまに2人の子が育ってて、その子も戦火に巻き込まれたとかくらい悲惨やったら、たとえ、主人公がスパイだったとしても、主人公の悲しさが伝わってきて、途中の逃避行も切な過ぎて泣きながらみてたかも。あと、国の設定とか治安とか、超兵器の運用とか、そのへんの設定がフワッとしすぎて(そう思える)、あんまピンとこなかったです。 【なにわ君】さん [インターネット(吹替)] 5点(2024-02-28 20:33:18) (良:1票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 予備知識ゼロで鑑賞、期待はしてなかったけど全般残念な感じです。謙さん出演してるやん!と心躍ったのはそこだけでした。 斬新な部分は感じられず、かといって普遍的なテーマも入ってるのかもしれんけど全般薄めに感じます。 誰かが犠牲になる時って悲しくなったりと感情が揺さぶられたりすると思うんだけど全く感じられなくて、どうにもAI側に感情寄せられないのかなと思います(合ってる?) 色んなことを盛り込みすぎて薄くなっちゃったんじゃないかなと思いました。 自宅で観たんだけど劇場で観たら多少マシになるかと言われるとそうでもない気がします、でも途中で嫌になることは無いです。 監督は誰だろう?と調べてみると観たことあるのは、ローグワン、GODZILLA、でしたか、何処かズレちゃうこともある人なのかも?かなりの大作だと思うのでこういうのはベタな感じのが良いかと思います。 吹き替え版で観たんだけど謙さん本人じゃないんですね。 【ないとれいん】さん [インターネット(吹替)] 5点(2024-02-06 09:51:23) (良:1票) |
《改行表示》 2.映像は美しかったしロボット兵のビジュアルも気に入りました。 しかし、AIの話しなのかと思えば家族愛だった、ちょっとしょんぼり。 この作品にかぎりませんが、家族第一で身勝手にも見え、結果同僚をどんどん失う。 そしてすまなかったと思うシーンが無い。 アメリカ映画に時々ある。 私が日本人だからいらっと感じるのかも。 それから、AI側と人間(アメリカ)側のビジュアルが似て分かりにくい所もあり、気持ちがついていけなかった。 監督のビジュアルセンスは好きなので、次回作に期待したい。 【たんぽぽ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-01-29 15:57:00) (良:1票) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 よくある異文化共感もの(ダンスウィズウルブス・ラストサムライ・アバターetc.)でした。 SFかといわれると、まあハードSFでは全くなく、スターウォーズと同レベルのSF度というところでしょうか。 どうも、A.I.とロボティクスをごっちゃにしている感じで、それこそブレードランナーの問題提起にも及んでいない有様です。 この映画に出てくるA.I.はもはや人間と同化しすぎていて、やることなすこと人間そのまま(なにせA.I.が寝込みを襲われてスイッチ切られちゃうくらいですから)なので、主題がボケボケになってるんですよね。 監督の映画マニアっぷりがさく裂していて過去作のオマージュがてんこ盛りで、あまりにもそれが目立つから、「これは、どの映画のどのシーンからの引用だったかな?」って感じで思い出すことに集中力の半分くらい持っていかれてしまって、せっかく盛り上げようとしているストーリーに没頭できませんでした。 でも、映像にふんだんにお金をかけて、サービス精神満点でエンターテイメントを提供しようという監督の姿勢は十分伝わりましたし、嫌いじゃありません。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 6点(2023-11-02 00:35:57) (良:1票) |