4.《ネタバレ》 同性愛者に対する偏見を払拭したい目的がこの映画にあるなら、2人の愛や絆の部分をもう少し多く描いた方がより伝わったのではと思います。特にアンディのミゲルへの愛情の強さ・深さがほとんど伝わってこない。なんだかミゲルの片思いみたいで。同性愛うんぬんを抜きにして、恋人に対する愛情が見えないんですよ。その上、同性愛者にもちっとも見えない。同性愛がテーマのポルノ映画館に通ったり、そこで初めて会った誰かと関係を持ったりするような人にもアンディは全然見えなかった。こういった部分が頼りなげだから全体的に説得力に欠けたものになっていると思います。問題提起をしたという点では評価できますが。 【ちいぼう】さん 6点(2004-01-04 10:25:21) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 図書館で周りからじんわり締め上げるような拒否の視線を浴びるトムハンクスにデンゼルワシントンが声をかけます。エイズ患者と握手もしたくないし同性愛も理解できないけど、好悪を超えたところで人としてやってはならないことがあって、それは「個室に行っては?」なんて言う司書の態度だったりするんですね。そんな、やってはならないことの精神が法に集約されている。デンゼルワシントンが声を掛けたのは、気がつかずにしてはいけないことをされていることへの反感かもしれません。法を守る弁護士が差別で訴えられれるってのはなんだか象徴的です。 【たろさ】さん 6点(2004-04-06 01:23:10) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 トムの事務所の上司はホモが嫌い。デンゼルもホモが嫌い。多くの人が遠ざけたくなる気持ちになるはずで、そういう人間の感情はどうしようもない。じゃあそれを理由にその人を解雇できるのか?これが裁判の争点。要は「人の好き嫌いによる解雇は無効か?」という労働争議の裁判。そう考えるとどこにでも転がっている話で、別に性的嗜好性だけでなく、宗教・人種・国籍・性別等々どれでも同じ事。採用の段階で排除してるところはいくらでもあるし、会社なんて能力に関係なくいろんな理由で解雇を迫ってきます。所詮好き嫌いの集まりなんだから。その時あなたは「同性愛者でエイズ患者の優秀な弁護士トムハンクス」に仕事を依頼しますか?仕事の依頼に好き嫌いの感情は入らないか?能力だけで仕事を依頼するのか?あなたがトムに仕事の依頼をしなければ結果的にトムハンクスは仕事の取れない無能弁護士として解雇されるでしょう。奇麗事ではすまされない、とても複雑な問題だと思います。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-03-03 01:52:23) (良:1票) |
1. デンゼル・ワシントンとトム・ハンクスに恨みはないが、「ホモ」は個人的に全く拒否反応しか起きない。感動とかドラマに感情移入するどころの以前に気色悪さが先に立って…。ジョナサン・デミの演出やハンクスのオスカー演技を以てしても矢張り、どうしても駄目だぁーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!6点。 【へちょちょ】さん 6点(2003-03-06 15:07:37) (良:1票) |