1.フットボールものの映画としては秀逸だと思う作品。決して金がかかっているわけでない、撮り方もややマイナーの映画の色調だ。但しこの映画にはそんな安っぽさも感じない程の情熱がある。それはノートルダム大学の伝説の男(まだ、生きてるけど)を映像として復活して見せようという製作サイドの意識と今まで1度しか映画の撮影を許さなかったノートルダム大が彼の為ならと撮影を快く承諾しただけでなく、学生や職員までも協力させたと言うほどの男の物語で、そこ見える彼の姿はひたすら根性、根性、根性。日本のスポ根マンガも霞んで見えるほど努力の映画だ。多くの日本のスポ根マンガは途中から栄光の道に繋がっていくが、この映画はホントの栄光を掴むのはホントに最後。ごく普通の中流家庭の青年が栄光を掴んだ時間はわずか数十秒。その数十秒がとてつもない感動を与えてくれる。 今まで映画でどれだけの涙を流したか数しれずのあたしが、喜びの歓声をあげて涙たのはこれだけです。他の人が何て言おうと構わん。あたし好みのスポーツ映画だ。(笑)フットボールのシーンは殆どが練習風景(主役が試合に出てないからあたりまえなんだけど)、でもその練習風景は実際の練習風景を見た経験のあるあたしからしても相当にハードな練習してます。主演のショーン・アスティンも撮影前トレーニングで大分しごかれた様で、最後のタックルは実に綺麗でした。 【奥州亭三景】さん 10点(2001-10-09 18:38:38) (良:1票) |