《改行表示》 6.絵はキモいんですが、嫌いではない。 古いチェコアニメの個性というか人形アニメもそうですが、独特の風味。 内容も毒々しくて好みです。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-02-23 16:58:15) |
5.はっきり人間の視点から見た世界と支配者から見た世界とに、分かれるの。その支配者側から見た人間の群衆の動きなんか丁寧だった。まとまって動いたりなんかしない。大量殺戮シーンで球が人をくっつけていっちゃうのが怖かった。踏み潰すシーンとか。映画を見てるほうはその時々でどっちの側にも感情移入しちゃってる。ペット時代なんかはどっちかって言うと飼う側から見てたな。この設定、植民地の比喩と見ることも出来るけど、いろんなイメージに溺れる楽しみがこのアニメの核。だんだん引いていく議場の広さ。瞑想で体がマゼコゼになってしまうとこ。ホースがくねってるような大地で、雨が降ると各所が持ち上がるとこ。夜の発光。ネバネバのしずくを垂らす植物。そしてラストの像のダンス。まあよくいろいろ思いついたもんです。締めが物足りないって気もするけど。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-23 10:57:55) (良:1票) |
4.深夜テレビで何気に見て「気持ちわる!」と思いきや、どんどん引き込まれて最後まで・・・。上品なフランス語に反して絵と色彩と音楽が不気味だし、技術なの意図的なのか鈍くてぎこちないモーションやエロで残酷な描写も気味悪い。まさに唯一無二の世界観のアニメですねえ。ドラーグ人の視点で見ていた私は脆くて無力な人間にイライライライラ・・・ 【餅】さん [地上波(字幕)] 7点(2007-03-18 02:54:51) |
3.これは凄い。日本人ではちょっとこの雰囲気は出せないなと思います。日本産やディズニー・ピクサー等の娯楽アニメに慣れた自分には、新鮮な驚きがありました。最近観た『ベルディブ・ランデブー』にしてもそうですが、とてもアーティスティック。大人向けだと思います。そうはいっても自分は日本のアニメ、それもがっちり子供向け、ファミリー向けの作品が好みです。でもたまにはこんな作品もいいと思いました。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-12-24 17:24:43) |
2.ドラーグ人の不気味な半魚人顔、気持ちわるぅぅぅぅぅい!!ほんと、脳みその記憶装置にきっちりこびりついて離れなくなるとても印象的な映像ですね。ストーリー自体はたいしたもんじゃないと思いますよ。カルトっ気ある妖美さと毒っけ。これでもうOKです。ルネ・ラルーの3部作ではやっぱ一番かな。 【あろえりーな】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-03-03 01:43:53) |
1.カンヌ映画祭特別賞受賞。切り絵をコマ撮りして4年がかりで作り上げたアニメだとか。ご苦労さんです、さすがにその労力に見合う効果が出てるとは思えませんけどもね。しかし、陰影が細かく描き込まれた原画が、その原画のままアニメーションとして動く様は、まさに、「動く絵本」といった感じを受けました。ただし・・・子供の頃あんまし好きじゃ無かった不気味なタイプの絵本、ですが。青い巨人族に虐げられる人間達の姿が描かれており、設定といい、風景といい、ハッキリ言って気持ち悪くて怖い。音楽も怖いんだけど、さすがにこれは時代を感じさせる。ストーリーは---あんまり大した話じゃない気もするけど・・・全編に渡り横溢する原始的かつ神秘的な雰囲気は、確かに大きなインパクトを残します。う~む。これだったら、日本のアニメだって戦略的に売り込んでりゃ、もっと早くから世界の表舞台で高い評価を受けてたんじゃないかという気もするが。ところで人間の走るシーン、なんで皆ヘッピリ腰なんでしょうね(無力で哀れな感じは強調されてますな)。 【鱗歌】さん 7点(2004-02-14 19:17:31) (良:1票) |