ファンタスティック・プラネットの投票された口コミです。

ファンタスティック・プラネット

[ファンタスティックプラネット]
The Fantastic Planet
(La Planete sauvage)
ビデオタイトル : 未開の惑星/ファンタスティック・プラネット
1973年チェコスロバキア上映時間:72分
平均点:7.34 / 10(Review 41人) (点数分布表示)
SFファンタジーアニメ小説の映画化
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タイトル情報更新(2025-01-19)【にじばぶ】さん
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監督ルネ・ラルー
ローラン・トポール
原作ステファン・ウル「オム族がいっぱい」
脚本ルネ・ラルー
ローラン・トポール
配給ユーロスペース
ケイブルホーグ(リバイバル)
美術ローラン・トポール
あらすじ
巨大なドラーグ人が支配する惑星。そこでは人間は彼らに隷属するか駆除されるしかなかった。ドラーグ人の権力者の娘に飼われることとなったある人間の赤ん坊は、テールと名付けられ、そこで高度学習を受ける機会を得る。成長した彼は、その知識を利用してある行動に出る…。ルネ・ラルー監督が数年を費やして製作したアート・アニメーション。その独自世界が絶賛され、1973年にカンヌ映画祭でアニメーションとしては初めての特別賞を受賞した。
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【口コミ・感想】

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1
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8.「時の支配者」はどうにかこうにかの完走でしたが、本作は片時も目の離せないあっという間の72分間でした。私が家に現われた虫を何も考えずに殺処分するようなドラーグ族が示すストーリー性はチェコスロバキア作品として言いたいことが曖昧なもどかしさがあります。ただ、唯一無二と言って良いビジュアルが唯々凄い! それを後押しする音楽も聴き入ってしまう素晴らしさ。全編に亘る無機質さに喜怒哀楽があってこそのこの世と思わされるものがありました。4年の月日をかけたという甲斐がある忘れないであろう傑作。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 9点(2021-09-20 16:15:46)(良:1票)
7.ストーリーは寓意的にもとれるが、たとえそれにしても陳腐で、やはりこの作品の魅力は、独特の世界観とビジュアルの素晴らしさにあると思う。また言及する人が少ないが音楽にも特筆すべきものがある。初期のプログレッシブロックのようなサウンドは、今の耳には随分古臭く感じるし、映像とのミスマッチ感も甚だしいが、そのねじれた感じがより一層作品に異様な迫力を与えている。もう一つ言うと、フランス語の響きも独特で、本作を唯一無二のものにしている。
すらりんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-05-04 19:22:34)(良:1票)
6.はっきり人間の視点から見た世界と支配者から見た世界とに、分かれるの。その支配者側から見た人間の群衆の動きなんか丁寧だった。まとまって動いたりなんかしない。大量殺戮シーンで球が人をくっつけていっちゃうのが怖かった。踏み潰すシーンとか。映画を見てるほうはその時々でどっちの側にも感情移入しちゃってる。ペット時代なんかはどっちかって言うと飼う側から見てたな。この設定、植民地の比喩と見ることも出来るけど、いろんなイメージに溺れる楽しみがこのアニメの核。だんだん引いていく議場の広さ。瞑想で体がマゼコゼになってしまうとこ。ホースがくねってるような大地で、雨が降ると各所が持ち上がるとこ。夜の発光。ネバネバのしずくを垂らす植物。そしてラストの像のダンス。まあよくいろいろ思いついたもんです。締めが物足りないって気もするけど。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-23 10:57:55)(良:1票)
5.カンヌ映画祭特別賞受賞。切り絵をコマ撮りして4年がかりで作り上げたアニメだとか。ご苦労さんです、さすがにその労力に見合う効果が出てるとは思えませんけどもね。しかし、陰影が細かく描き込まれた原画が、その原画のままアニメーションとして動く様は、まさに、「動く絵本」といった感じを受けました。ただし・・・子供の頃あんまし好きじゃ無かった不気味なタイプの絵本、ですが。青い巨人族に虐げられる人間達の姿が描かれており、設定といい、風景といい、ハッキリ言って気持ち悪くて怖い。音楽も怖いんだけど、さすがにこれは時代を感じさせる。ストーリーは---あんまり大した話じゃない気もするけど・・・全編に渡り横溢する原始的かつ神秘的な雰囲気は、確かに大きなインパクトを残します。う~む。これだったら、日本のアニメだって戦略的に売り込んでりゃ、もっと早くから世界の表舞台で高い評価を受けてたんじゃないかという気もするが。ところで人間の走るシーン、なんで皆ヘッピリ腰なんでしょうね(無力で哀れな感じは強調されてますな)。
鱗歌さん 7点(2004-02-14 19:17:31)(良:1票)
4.1980年頃だったか、この映画について「すごい名作」だと噂だけは聞いていたのだけれども、何しろ当時こんな映画は普通に暮らしているかぎり観る機会がなかった。1982年だか83年だかに近所の高専のアニメ研がどこからかフイルムを入手してきて文化祭で上映することを知り、勇んで観にいったわけですが.....何しろ上映されていたのは字幕もなんもない原語版。わけもわからず呆然と見るしかなかったのがいい思い出。 だってフランス語なんだよ。ただでさえシュールなのに、しゃべってる言葉がフランス語となると一介の高校生にすぎない私にはもう...。 ちなみにこの映画の原題は「ファンタスティックプラネット」なんて綺麗なタイトルではなくて「ラプラネットソヴァージュ」
つまり「野蛮な惑星」です。英語のタイトルがなんでこんな偽善者ぶったタイトルなのか理由は全然不明。当然ですが本来の原題の方がよほど映画の本質を表していますね。


あばれて万歳さん [試写会(字幕)] 4点(2003-12-25 17:44:56)(良:1票)
3.高い芸術性を感じました。ちらっと雑誌を見ただけでひかれまくる独特の絵はたまらないです。世界がとても出来ていておもしろいことこのうえないです。
しゃぶさん 9点(2002-11-20 18:18:54)(良:1票)
2.まず、これがレビューされていることに驚いた。よく見てるな~(って、おれもだけど)。怪奇幻想SFとでもいうべき、シュールなイマジネーションに満ちた異色のアニメーション。やはり作画担当のローラン・トポールの異才に負うところが大きいのだろうな。
mic550さん 8点(2002-10-21 00:39:54)(良:1票)
1.セルを使わずに、切った紙を背景に置いて動かす。余計な色は塗らない。こうやって4年かけて作った映像は、博物誌の挿絵が動き出すようなすごい効果を生んだ(マネする長編アニメも二度と現われなかったが…)。黄ばんだ紙の感触を重視した空、生物たちの奇怪なカラーリング、ノロノロとしたドラーグ人の動き。この世にない百科事典を読んでお話を空想するような、不思議なのめり込み方ができる映画。
エスねこさん 9点(2002-08-31 20:21:55)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 41人
平均点数 7.34点
000.00%
100.00%
200.00%
324.88%
424.88%
500.00%
6614.63%
71126.83%
8921.95%
9819.51%
1037.32%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.66点 Review3人
2 ストーリー評価 9.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 9.33点 Review3人
4 音楽評価 8.66点 Review3人
5 感泣評価 6.50点 Review2人

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