5.《ネタバレ》 結構みなさんの評価が高いですね。無気力青春モノといいましょうか。夢がなくてエネルギーのやり場に迷ってる青年たちが自転車レースで、ってお話ですね。 今のロードバイクとは全然違う、当時の機種や変速機、ヘルメットならぬカスクなどなど、興味深かったですね。 現代のロードバイクはずいぶん洗練されてきましたが、根本は『人が自転車に乗って走る』ってことであり、その爽快感や魂の削り合いのレースは変わることはありません。 そのあたりの取り上げ方が青春映画とマッチして良かったですね。 最後はちょいと出来過ぎな気もしましたが。 それにしても周回レースの選手交代は凄かったですね! 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-10-30 14:32:59) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 どの年代にも共通するような二十歳前の若者の物語。現状に満足はしていないが、もてあますエネルギーを発散させる場もない。仲間たちと一緒にたむろして毎日がなんとなく過ぎてゆく。「俺たち何やってんだろうなぁいったい・・・。」って。そんな日々、自分にも覚えがあるけど、大人になって仕事や責任が背中に乗っかる今、あの頃の日常はあの年代の若者だけが経験できる特権なんだろうなって思います。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-02 12:28:30) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 高校卒業後、就職せず遊んで過ごしていた4人が若者特有のエネルギーを大学生との張り合い、特に自転車レースにぶつけていく、というもの。共感できたし、アメリカの田舎町×1970年代の雰囲気も好み。ただ、レースの話になると、4人中3人が素人で、それでも勝っちゃうのはどうなんだろう…。一人の超人の物語として捉えるか、負けた大学生の情けなさに目がいくかのどちらかだと思う。4人全員が自転車に打ち込んでの優勝なら文句なく感動できた。そこだけ残念。出演者ではデニス・クエイドが光っていた。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-13 18:44:39) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 これほど「陽の当らない名作」という呼び名が相応しい映画もちょっと珍しい。出演者は地味で封切時は大コケ、その後長い間ソフトも発売されなかったのではしょうがないけど。 “猛スピードで疾走するもの”を撮らせたらピカイチなピーター・イエーツだけあって、自転車レースのシーンで見せる躍動感にはほれぼれとさせられます。アメリカ・インディアナの小さな大学町が舞台で、ジモティー(地元民)若者四人の青春が終わってゆく瑞々しいひと夏がいいんだなー。この四人のキャラはけっこう丁寧に描かれていますが、中でも“shorty(ちび)”と言われるとすぐ頭に血が上ってキレるジャッキー・アール・ヘイリーが『バック・トゥー・ザ・フューチャー』のマーティ・マクフライを先取りしてて私は好きです。主人公の死や暗い結末が多かったニュー・シネマの時代が終わり、楽天的な狂乱の80年代が始まろうとしてたんだなと、この映画の爽やかなエンディングを観て感じました。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-04-28 12:01:49) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 全く予備知識なしで見たのだが、見たあと爽やかな気分になる青春映画だった。この落ちこぼれ四人組のような経験は、ほとんどの人間がしているのではないだろうか。あの懐かしい時代に、今となってはほとんど会うことの出来ない友人たちと過ごした、まったりとした毎日。ライバルの大学生より落ちこぼれに肩入れするのは、仕方ないですな。イタリアかぶれの主人公が、イタリア人になり切って女の子にアタックするところや、本物のイタリア人に苛められてイタリア熱が冷めるところなど、小ネタもたくさんあってニヤニヤと笑ってしまった。四人組もその後、ちゃんと役者として活躍しているのでちょいと嬉しかったです。 【パオ吉】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-07-13 02:06:27) (良:1票) |