8.《ネタバレ》 SFサスペンスのカテゴリーで本作を評価するなら、確かに点数は付きません。特にストーリー上の肝である“タイムスリップ”を、専門家(?)の勝手理論で早々に片づけてしまうなど暴挙もいいところでしょう。原作の超有名シーン、母の愛で息子に届ける武器のプレゼントも無茶な改変で処理されていました。しかし、です。楳図かずおの名作にして迷作、奇書『漂流教室』の魅力は、大筋で外していないと感じました。前頭葉が痺れるような原作が持つ圧倒的な熱量は、本作からも感じられたと。楳図のトンデモ展開+画力=大林の奇天烈演出+謎ミュージカルで置き換えられます。要するに、どちらも“どうかしている”ということ。『漂流教室』の看板を借りた、大林節炸裂の“やりたい放題”映画とも言えますが、コレはこれで正しい漫画原作の映画化の姿だと思いました。舞台をインターナショナルスクールに変えた辺りも、監督の信条がよく表れていると思います。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-01-20 20:59:43) (良:2票) |
7.《ネタバレ》 鑑賞中にツッコミ所をメモりまくるなんて初めてだ。それほどツッコミ所満載の映画。全部羅列して投稿したら容量を倍以上オーバーしてるって弾かれましたよwしょうがないのでなるべく簡潔に。まず、こんなにリアリティを感じない映画も珍しい。普通こういう状況でそんな行動取らんだろってのばっか。リアリティどころかセンスも感じない。この監督の悪い部分全てにブースターをかけて滅茶苦茶にした映画。ダサい、臭い、チャチい、唐突、意味不明。グランドスラムを越える痛さ。地震が起こってパニクるシーンは無駄に長く意味不明だし…外と電話が通じるか確認するだけなのに誰がどこに電話かけるか揉めたり。黙って110番しろよ…こんな状況で色恋を口にし始めるおめでたい奴はいるし…口から砂吐いてバッタリ倒れるオバサンはどうしたんだあれ。CMにも使われてたけど、単なるインパクト狙いか?…テレビのレポーターが「タイムスリップでは」とか唐突過ぎだろ。名優高橋悦史におかしな台詞ばかり言わせるなよwそこに現れた翔の母親が「私のせいです!」ってあんたは神か!…アホ女教師は貴重な食料を関谷に投げ付けるし。みんなが化物と戦ってる最中になぜかピアノを弾き始めるし…ピアノの音が化物退治に有効なら、なぜピアノを弾いていた女教師は化け物に喰われるの??…腹減ったから飯食いましょうってアンタら、給食室に子供を入れるな!無秩序にデブがモサモサ食い始めてるじゃねーか!ちゃんと分配しろよ!…母から息子へ謎のバット渡し。そのバットはなぜ給食室の床から現れた?…とにかく暗くて何が行われているかよく分からないパニックシーン。稚拙なセットを誤魔化してるようにしか見えない。ドリフのコントの方がまだ緊迫感あるぞ。…化物をやっと追い払ったと思ったら何も対策せずに寝るな!寝てる間に襲ってきたらどうするんだ!…失恋したくらいで蒸発すんなよ男教師!大事な生徒達を置いてどこ行くの!…リーダーに着任した翔、貴重な水を勝手に拝借してるヒロインを見逃す。って…パンティ洗ってるしwここは貴重な加点ポイント。んで、不正を見逃された礼にキス。そこから芽生える恋愛ってオイ……で、最大にして唯一の見せ場が砂のシャワーシーン。微乳バッチリ。何の意味もないシーンだが貴重な加点ポイント。てな訳で官能映画だと思う事にした。でなきゃ2点も差し上げられない。歴史に残る駄目映画である事は言うまでも無し。 【にしきの】さん [ビデオ(邦画)] 2点(2009-10-25 11:21:48) (笑:1票) |
6.「 名作を とことんおちょくる 惨い出来 この映画こそ 砂に埋めたい 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
5.なんと言ってよいのだろうか。原作は良いが映画にすると「とんでもない映画」なるといういい例です。米映画では似たような『ランゴリアーズ』というスティーブン・キング原作の作品がありますけどそっちはそれなりに作ってあるんですけどねぇ。日本はSFでアメリカに挑んじゃだめなのか・・・。たまに迷惑メールで「土曜曜日なのに暇なんです」という題名の出会い系メールが着たりしますけどなんかそんな感じを思い出した。「”曜”がひとつおおいよ!」と「おい!”なのに”ってなんだ。お前はいつも土曜は忙しくなきゃいかんのか!」の文章に対する二つのツッコミと「そりゃお前が暇なだけだろうが!なんでこっちがお前の暇に付き合わんといかんのか!」というメール自体に対するツッコミだ。なんかよう分からんけどそんな感じです。観たら分かりますよ・・・ 【tetsu78】さん 2点(2004-10-31 00:54:20) (笑:1票) |
4.俺のビッグゲームはどうしたんだ~!!「野生の風」は今井美樹の曲で一番好きです. 【マー君】さん 3点(2004-06-26 16:53:48) (笑:1票) |
3.いちいち細かい事を気にしてはいけません。このようなトンデモ映画を作っちゃうあたり、大林さんは超人的な博愛精神の持ち主なんでしょう。ただトンデモすぎて意図が伝わりにくいんじゃないかと。コスモポリタンな子供たちは、みんな音楽で一体となるし、みどり先生のピアノでみんなを救う事も出来る。音楽は万国共通の力を持ってますからね。タコ型の妙な生き物は、種を越えた博愛を言いたいんだろうし、でかい怪物と戦うのも、友人愛、自己犠牲の精神を言いたいんだろうし、そして何よりも母子愛が一番大きい。最後には地球と未来の事も語ってたからね。だからこの映画に副題つけるなら、「SFで綴る大林宣彦の愛の世界」だね。ここまで徹底してくれたら、むしろ清々しいな。 【あろえりーな】さん 6点(2004-04-02 00:35:52) (良:1票) |
2. 基本的に大林監督作品には(個人的な好みで申し訳ないが)余り感心しないのだが…コレはその中でも抜きん出て最悪。お?おお~トロイ・ドナヒュー…「避暑地の出来事」の悩みの無さそうなアメリカン・ボーイ役とは(悪い意味で)まるで別人!スッカリ老け込んだ彼まで担ぎ出したってコトは、スタッフはこんなショボい出来でも海外配給を意図していたのだろうか??そうだとしたら可成りイイ度胸だw。或る意味敬服。楳図かずお先生も自分の原作をこんだけコケにされてて出演しないでよ~。クライマックスに颯爽と登場し観る者を思いっっっ切り脱力させた(であろう)怪獣ゴキブラー君(私が勝手に命名w)の勇姿に…2点。 【へちょちょ】さん 2点(2003-09-18 00:05:09) (良:1票) |
1.あーおもしろかった。 【venom】さん 2点(2003-04-25 12:25:58) (笑:1票) |