7.あの原作をよくここまで映像化できたなあと。作られた時代とか考えると充分な出来だと思います。不満としては砂にまみれた女体のエロスをもっと表現してほしかった(原作読んで砂フェチになった男)。妖怪大戦争で多くの太ももフェチを生み出した三池監督にその部分だけリメイクして欲しい。 【回転】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-02-22 17:59:40) |
6.よくぞ安部公房をここまで映像化したし、それ以上のものではあるのだけど、原作と比較すると、どうしても割り引いて見てしまう。映画→原作の順で鑑賞したら、どうだったか分からないのだが。 【みんな嫌い】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-01-21 19:46:58) |
5.安部公房恐るべし。因習の暗喩(管理社会の比喩というよりも、私はこちらを感じた) 。砂そのものの中に住む、いや、住まわて因習を受け入れている女だった。こうなると、使命ともいえる。そして、アリ地獄のごとく因習に縛られる男。少し間違えれば、私の嫌いなアングラ的表現になってしまうのだが、これは表現が写実的なのだ。こんな地方があるわけないのに、砂の世界が、やけにリアル。おどろおどろしい役の岸田今日子が何故か可愛らしい。「ミザリー」の原型では?。「ミザリー」は暴力で押すが、今作品の女性は、ひたむきなのです・・。 【チューン】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-02-23 17:00:19) |
《改行表示》 4.一見ありえない不条理な状況を設定していますが、見ていると 色々な問いを投げかけてきます。 「日々の仕事など意味の無い砂掻きと同じなのでは?」 「帰りたいと思う家など幻想では?」 「生活に不満が多いけど本当は好きでそうしているのでは?」。 怖い映画です。 【amicky】さん 8点(2004-04-18 00:18:37) |
3.これぞ! ! 前衛芸術…とでも言えばいいのだろうか、まあとにかくインパクトのある映画だった。岸田今日子の独特な艶かしさを放つ怪演もさることながら、武満徹の不安を煽る音楽がこの作品の位置付けを決定的にしている。安部公房の同名小説を映像化したものらしいですが、この映画は作り話ではなく実話かも知れませんよ。世間一般の常識では推し量れない村社会が存在し、日本のどこかで今なお行われている事実なのかも知れません。作り手は何が言いたかったのかは分かりかねますが、日本映画史上、記録されるべき傑作には間違いない。 【光りやまねこ】さん 8点(2004-03-22 15:00:59) |
《改行表示》 2.原作が大好きだったのですが、なかなか巧く映画化してくれた気がします。 設定は不条理なのに、描写は生々しく現実的・・・このギャップが素晴らしいのです。 【もえたん】さん 8点(2003-12-17 22:35:08) |
1.斬新ですよね。どことなくヨーロッパ映画的な雰囲気を感じます。原作の雰囲気やテーマを失っていないのはすごいと思います。 【るいるい】さん 8点(2003-10-06 17:27:31) |