19.映画は王政から共和制、内乱、そして独裁政権と進むスペイン情勢を背景に少年の目を通して語られる。大人たちが政治を議論している傍らで、少年はグレゴリオ先生の影響を受け少しずつ成長していくのだが、これが何ともほほえましい。映画の大部分がそうした進行なので、ことさらラストが急展開で衝撃的だ。戦争が恐ろしいのは、単に殺し合いだからではない。戦争は人の心までを変えてしまうものだからではなかろうか。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-06-05 21:22:26) |
18.なんかわかんないけど、すごく好きです。ほのぼのとした雰囲気と、ラストシーンに惹かれました。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-26 00:17:41) |
17.あの最後のセリフで、「モンチョと先生の交流は嘘ではなかった。これからも心の交流は続いていってほしい。」と思わせられる。先生にも届いてるはず。 【Michael.K】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-23 09:53:27) |
16.この終わり方はいいですね。余計なエピローグがないところが、世界観の完結を表現していていいと思います。色々な点で「アンダーグラウンド」に似ていると思いました。あちらは3時間ですが、こちらは本当に必要なエピソードだけを残してシェイプアップすると、1時間を切る作品になってしまうような気がします。 【金子淳】さん 8点(2004-08-27 18:33:06) |
15.小学生の頃に夏休みの宿題として「自分の好きなもの」を作ってくるという課題があった。私は当時昆虫が好きだったので”標本セット”を購入していろんな種類の昆虫を捕まえ「昆虫の標本」を作り9月の登校日に持っていったのでした。その「自分の好きなもの」をクラスで展示することになって最初はいろんな種類の昆虫の物珍しさに私の作品へみんな集まってくれたのですが、とある一人の同級生が「ねぇこれってどうやって標本にしたの?」と質問してきたので正直に標本セット(説明させて頂くと標本セットとは中に薬と注射が入っており、それを昆虫へ注入するとたちまち”死んでしまう+腐らない”という当時小学生の私にはかなり画期的な代物でした。)を使ってこれを作ったと説明するとそいつが「○○君は残酷だな~」とおもむろに私を批判し始めたのだ。またそいつに扇動された周りの奴らもそれに置いてかれまいと「そうだよ!そうだよ!」と批判側にまわる始末。結局私には誰一人味方がいなくなってついには1週間ほど展示する予定だったのを先生に頼んで初日に持って帰ってしまったのだった(先生は「それぐらいのことがどうした。堂々と見せておきなさい」と言ってたけど私には耐えられなかった・・・)。当然私は家に帰って大泣きしながら裏山でそれを燃やしてしまった。それから数ヶ月間は人間不信になって教室でも一人の時間が多かったような記憶がある。でもそうやって少しづつ”人間”という生き物を知り、集団社会の厳しさを学んでいったのだなということをなんとなく思い出した。モンチョ少年もああいう現実を目の当たりにして大人へと成長していったのでしょうね。 【tetsu78】さん 8点(2004-06-05 19:34:45) (良:1票) |
14.静かな作品だけど、それがいい。両親の“手のひら返し”は誰にも責められません。これが世の中というものでしょう。だからこそ、ラストの少年の大きな瞳が印象的です。U2のアルバム「WAR」のジャケットを想起しました。 【眉山】さん 8点(2004-03-28 03:01:56) |
13.少年モンチョの視線から性の目覚めと共に大人社会を描いているわけですが、後半、酒場のシーンから暗雲垂れこめる展開になっていく。少年にしてみれば突然の出来事なので詳しい事情は分からないが、家族の様子からただならぬ事態が起きたことだけは分かる。ラスト、少年とその家族の心情を察すると、当事国スペインの人なら悲しくてやり切れない場面だと思う。「ティロノリンコ! 蝶の舌!」…少年の気持ちは、先生に届いたと思いたいですね。 【光りやまねこ】さん 8点(2003-11-03 13:37:52) |
12.私には貴重なスペイン映画となりました。観ているときより、終わってから落ち着いたときに涙がタラーっと出てきました。それほど考えるほどに落ち込みました。 【フィャニ子】さん 8点(2003-05-16 22:26:40) |
11.スペインの内情が引き起こした悲劇。あれ程慕っていた先生に「無法者」呼ばわりする少年。最後の別れの場面は心を打つ。 【ゆたKING】さん 8点(2003-02-16 10:50:26) |
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10.ラストシーンすごい。こんな展開のストーリーとは思わなかった。スペインの歴史がちょっとわかればもっと理解できるかも。 【バカ王子】さん 8点(2003-02-14 19:49:47) |
9.最後は切ないですねぇ~。 |
8. ものすごく悲しい。最後はベタベタな内容でよめたが、ベタな内容こそが一番いい終わり方をすると思う。 【相対性理論2】さん 8点(2002-11-20 17:37:45) |
7.切なかったです。。とても。最後が衝撃でした。。これで良いんだけど、どうしてもやりきれない気持ちがーーーっ。モンチョ少年の目が良かったー。上手いし・・。お兄ちゃんの話もステキでしたね♪ 【こゆ】さん 8点(2002-11-10 23:40:46) |
6.初見時は、少々物足りなさを感じたが、後から考えてみるとあの長さがちょうどいいのかもしれない。多くを語らずに観客に訴えかける出来はさすがである。この映画の深さは相当なものだと思う。そういう訳で8点を献上します。 |
5.ラストに衝撃を受け、涙がとまりませんでした。淡々と進んでいくので途中ちょっと眠くなったりしたのですが、もう一度じっくり観たいと思う作品です。 【ぷっきぃ】さん 8点(2002-10-14 22:40:55) |
4.僕に子供ができたならもう一度観たいと思った。戦争が良くない事というのは良く聞くけども、この映画では理解しようとしなくとも「なぜ」、の部分を直感で感じられる。僕はポロっとしか涙が出なかったけれどもあと5年くらいして子供を持ったならば悲しくて悲しくて号泣だろうと思った。うん、号泣だなきっと。 【BOSS】さん 8点(2002-07-27 10:08:34) |
3.私もあの男の子の最後の顔はずっと印象に残っています。全体を通してとにかくせつない。映像の綺麗さもせつなく見えちゃう。お兄ちゃんの恋話はつらいけど好きです。ソロで演奏したシーンはかっこよかった。 【もみじプリン】さん 8点(2002-07-05 09:53:43) |
2.「ライフ・イズ・ビューティフル」のような、痛烈な戦争批判が伝わってくるヒューマン・ドラマ。あまりにも切ないクライマックスは感動モノだけど、僕はギリギリ泣かなかった。悲壮感が漂いすぎてたからかな…?「オープン・ユア・アイズ」の監督、アレハンドロ・アメナバールが担当した音楽も控えめで作品のムードを壊してなくてグッド。 【びでおや】さん 8点(2002-02-13 00:10:33) |
1.うえーん、泣くよ。切ない。主人公のモンチョ少年の顔がエンドクレジットの間ずっと消えないから涙を止めるのに苦労した。あと、お兄さん役の少年もよかったなあ。いい顔してた。 【GO】さん 8点(2001-10-13 12:32:28) |