1.《ネタバレ》 いつものジャーロ色はおまけ程度に薄く、ミステリーにこだわった一品。ジャーロに目覚める前?のルチオ・フルチらしからぬといったら失礼だけど随所随所に突っ込んでくる顔アップからの予知夢や超能力を色彩豊かに表現できており、誰が犯人なのかというのを全く掴ませてくれないのはいつものフルチ映画の感覚で見ていたらいい意味でちょっと予想外。細かいところまでちゃんとしており脚本がよく練られているお陰か先が読めなさ過ぎてなんか笑っちゃいます。「ナイトビジター」のような観客に想像させるラストをぶっこんできたのには驚きましたが音をBGMと聞くか、映画の中の一つの音として、瞬間的に判断できれば受け止め方の衝撃度が変わるような気がします。 |