映画『教皇選挙』の口コミ・レビュー

教皇選挙

[キョウコウセンキョ]
Conclave
2024年上映時間:120分
平均点:6.75 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(2025-03-20) (公開中)
ドラマサスペンスミステリー政治もの小説の映画化
新規登録(2025-03-31)【Yuki2Invy】さん
タイトル情報更新(2025-04-06)【Cinecdocke】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督エドワード・ベルガー
キャストレイフ・ファインズ(男優)ローレンス枢機卿
スタンリー・トゥッチ(男優)ベリーニ枢機卿
ジョン・リスゴー(男優)トランブレ枢機卿
セルジオ・カステリット(男優)テデスコ枢機卿
イザベラ・ロッセリーニ(女優)シスター・アグネス
脚本ピーター・ストローハン
音楽フォルカー・ベルテルマン
製作総指揮エドワード・ベルガー
レイフ・ファインズ
ピーター・ストローハン
トーマス・アルフレッドソン
配給キノフィルムズ
衣装リジー・クリストル
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【口コミ・感想(5点検索)】[全部]

別のページへ(5点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
2.ネタバレ 映画館を出る前から点数は5点でモノクロかと思うほど画面が暗くて最後まで登場人物の顔と名前が一致しないことを批判しようと思っていたらわたしの前の投稿者の方が既に指摘されているので帰宅してから知ったこの作品の制作国がアメリカとイギリスだというカトリックではない国だという点を考慮に入れて違った角度から見ると作品の背後にあるのは両国の政治の背後にある左右のせめぎ合いなのではないかという気がするのです。つまり多様性と伝統的価値観とかそういったもののせめぎ合いなのです。そう考えると作品の最後に「あっシスティナ礼拝堂が!!! 」、「えっ彼が!!!」という誰しもが感じることが「伝統の牙城であるバチカンだって多様性の圧力から無縁ではありえないんだぜ!」という英米、特に近代にプロテスタントの各宗派を創設した英語国民の矜持、もっと言うと驕りのようなものが嫌でも目につき、新教皇に選ばれた人物の個性を際立たせるためにわざと画面を暗くして個々の登場人物を没個性的にしたのもそのせいかと納得できるのです。なおわたしはこの作品の結末、あるいはオチが嫌味っぽくて嫌いです。あまり露骨にネタバレしないようにするという条件付きでの皆さんの意見を聞いてみたいです。その理由をわたしなりにあまり激しくネタバレしないように説明すると、現代の世界には多様性や違った価値観尊重以外に宗教家を含む指導者がやらないといけないことが山ほどあると思うのです。それは何を主張するにしても最低限尊重されないといけないことはどんなことを主張するにしても他者の生命や財産を脅かすことによって自分の主張を押し付けてははならないという原則を死守することです。ましてや無差別殺人や破壊は聖職者は阻止に全力を尽くさなければならないのです。

ローマ教皇自身の民族的地域的多様性は1978年に就任したポーランド出身のヨハネ=パウロ2世から始まってプロテスタント発祥の地の一つであるドイツ出身で少年時代にヒトラーユーゲントに所属したベネディクト16世から亡くなったばかりで初のヨーロッパ以外の出身者だったフランシスコと続き、この映画レビューサイトではキーワード「教皇」で呈示される作品は本作を含めて現時点では2作です。もうひとつは生前退位したベネディクト16世からフランシスコへの継承を描いた「二人の教皇」ですがこちらの作品の方をわたしは絶対に高く評価します。なぜかというと「二人の教皇」ではアルゼンチンの軍事独裁下で軍隊による善良な市民と聖職者の虐殺を止められなかった自分を責め、それを理由に教皇への就任を拒むフランシスコ(俗名: ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ)を「だからこそ君に教皇になって欲しいんだ。」と言うベネディクト16世の2人が様々な経緯を経て「人間なんだから弱くて当たり前。でも最善を尽くそう!」と自分たちの使命を確かめ合い、友情を育む物語で多様性ではなく人類が決して譲ることの出来ない普遍性とそれに奉仕する聖職者の意志を明るく軽いタッチで浮き彫りにしているからです。

なお、鑑賞中に「バチカンは省エネやりすぎ! 会議室も私室も照明が暗すぎ!」という感想を持たれる方が多いと思います。わたしはガイドツアーに参加してシスティナ礼拝堂に入ったことがありますが同礼拝堂はミケランジェロが描いた天井画を細部まで鑑賞できるよう充分に明るいし彫刻などがふんだんに公開されているバチカン内部の他の場所も明るかったです。
かわまりさん [映画館(字幕)] 5点(2025-05-14 19:40:11)《新規》
1.ネタバレ 知っていることは、①皇教選挙はコンクラーベという、②選挙期間中はみんな缶詰め状態で外部との連絡は一切取れない、③皇教が決まったら煙突から白い煙が上がる、という程度。なので、缶詰め状態で繰り返し繰り返し、一人が当選するまで投票が続けられる過酷な選挙戦に興味があり、かつ、ミステリー感のある劇場予告編が流れた時から観に行くと決めていた。

しかし本作、聖職者と聖職者の間の激しい論戦、そこに事件が……のミステリーやらサスペンスを期待していたのだが、中身はこれは日本の派閥選挙じゃないかという展開になる。話の本幹はスキャンダル暴露による足の引っ張り合いによる候補者の潰し合いで、結局は最後に皆を叱り飛ばす演説をかました人が、皆の称賛を浴びて皇教に選ばれるという、まるでひねりの無い結末を迎える。(実際の皇教選挙ではこんな争い事は無いと思うが)
良く分からなかったが、結局選ばれた人は男性+女性の人だったということなのか?なぜ、そういう特殊なパターンを結末にしたのか?きっと奥深いテーマがあるのだろうけど、私にはピンとこなかった。

ただただ、画面が暗い上に映像がクリアでない(人物の顔がぼけてる?)、みんな同じに顔に見える、名前が覚えられない、セリフの意味が良く分からない、期待した内容でない、などの要因で、終始睡魔との戦いであった。
リニアさん [映画館(字幕)] 5点(2025-05-07 18:43:15)
別のページへ(5点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.75点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5225.00%
6112.50%
7225.00%
8337.50%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review2人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

2024年 97回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞レイフ・ファインズ候補(ノミネート) 
助演女優賞イザベラ・ロッセリーニ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)フォルカー・ベルテルマン候補(ノミネート) 
美術賞 候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞リジー・クリストル候補(ノミネート) 
脚色賞ピーター・ストローハン受賞 
編集賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2024年 82回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)レイフ・ファインズ候補(ノミネート) 
助演女優賞イザベラ・ロッセリーニ候補(ノミネート) 
監督賞エドワード・ベルガー候補(ノミネート) 
脚本賞ピーター・ストローハン受賞 
作曲賞フォルカー・ベルテルマン候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS