5.多感な思春期の内面、それも暗い面ばかりに注目すれば、本作のようなストーリーになるのかもしれないが、そういう面だけを描かれても、痛々しく苦痛なだけだった。映画としてどこを楽しめばよいのか、また、楽しませるのでないなら、何を感じれば良いのか、自分にはよく分からなかった。中学生の頃って、確かに終末思想的、暴力的な部分もあったけれど、部活や自分の趣味に打ち込むエネルギーとか、自分の将来に対する希望とか、そういう「陽」の部分もそれと同じくらいあったはず。本作は「陰」の部分ばかりだから、見ていて凄い凹む。登場人物全員影(それも濃い影)があり、救いようのないマイナスのオーラで満たされている。自分はその雰囲気だけで駄目で、物凄い居心地悪かった。顔をしかめつつ、ため息をつきつつ、結末が気になるので何とか最後まで見たが、おそらくもう二度と見ることはないだろう。 【カシス】さん 2点(2004-04-12 18:46:50) (良:1票) |
4.この映画で岩井俊二が描こうとした「現代社会」とか「中学生」の像があまりに定型どおりで失望しました。ちゃんと取材とかしてるんでしょうか? メディア上の「中学生」のイメージ(しかも97~98年くらいの)を妄想いっぱいに膨らませただけのような気がしてならない。その妄想を「リアル」だと監督自身が思っていそうなところが、なおさら痛い映画でした。岩井俊二は「社会問題」を語るにはナイーブすぎるのでは。この方のセンスは、もっとノスタルジーやファンタジーに浸る映画でこそ生きるのかもしれません。 【ころりさん】さん 2点(2004-03-12 12:28:38) (良:1票) |
3.岩井俊二何でそんなに人気があるのか甚だ疑問・・ラブレターの頃からケチ付ける為に全部見ちゃってるけどやっぱり毎回嫌な後味が残る、たとえ仄々した「四月物語」のような話でも。この人ってらしさだけで映画を作っていないか?大人が勝手に解釈した『病める子供』って感じ、薄っぺらいし、監督の自慰的なナルシシズムが感じられて趣味が悪い。邦画はこのような作品が良いとか繊細だとか言われてたら正直もう終わりだと思う。 わたしもほんの5,6年前は中学生だったけどこんな中学生っていまリアルなのか? 【べんじょみん】さん [映画館(字幕)] 2点(2004-03-06 03:08:00) (良:1票) |
2.リアルじゃない。絶対。これは大人が想像する子供の偶像です。世間ってのはすぐこういう風に勘違いするっていうのが証明された映画。 【さみー】さん 2点(2003-05-03 23:39:52) (良:1票) |
1.つらい。とにかく見るのがつらい。今の十代の人たちは凄くリアルに感じる映画なのかもね。けど俺は何も感じないし、こんな映画くだらんと思います。一ついえるのはリリィの曲もっとかっこいい音楽にしろよ。 【MxX】さん 2点(2003-04-15 18:27:55) (良:1票) |