《改行表示》 8.《ネタバレ》 『馬上槍試合』なんてあまりなじみのないもので2時間。どーなることかと思いますよね。これがどーして、なかなか面白かったです。 各キャラクターたちの個性、役割もはっきりしていて、仲間が一人、また一人と増えていくのはRPGのよう。個人的には『鍛冶屋のおねーさん』が凄く好き。そしてヒロインの侍女。ヒロインより、この二人のほうが魅力的でした。 アダマーもわかりやすいくらいの『クソ野郎』で、悪役としては最高。 『エドワード王子』、『父親』、『エクター卿』。主人公を見守り、手助けしていく存在が、シンプルなストーリーにドラマ性と深みを添えます。さすがに泣きはしませんが、父親との再会シーンは素直に感動しちゃいますね。 個人的に苦手だったのは『チョーサー』。彼の『選手紹介』が、少々うっとうしい。謙虚を美徳とする日本人気質の肌に合わないだけかもしれませんが。 それから、中盤でやや中だるみを感じてしまったのは残念。特にヒロインとのエピソードが、私にとってどれも退屈で興味がわかなかったのが致命的。『ダンス』もそう。『テントでのやりとり』もそう。まあ、ヒロインが好みのタイプではなかったというのが、一番の原因かもしれませんが。 少々退屈なエピソードがあるものの、総じてよくできたエンターテイメント。全然知らんスポーツに、いつの間にか熱くなっているのは、『サルート・オブ・ジャガー』以来かも。 ささやかな笑い、ささやかな感動、ささやかな爽快感が程よくミックスされて、ちょっとだけ元気になれる作品ですね。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-12-10 11:08:12) (良:3票) |
《改行表示》 7.《ネタバレ》 中世の時代背景が自分好みで楽しめた。 その時代を見事に再現しながらロックミュージックを随所に取り入れてる。 普通こんだけ時代を真面目に再現すればそこに近代ロックミュージックを入れるなんてそんな実験的なことしないと思うけど。 大胆だ。 中世とロックの融合は面白かったけど、それをメインに掲げるほどでもなかった。 しかし融合度はなかなか高い。 ロックだけではなく中世風な音楽も聴けてこれがなかなか気に入った。 騎士の精神が非常にカッコいい。 どちらが本当の騎士であるかなんて勝負する前から分かりきってたけど、真剣勝負には燃えた。 ここで燃えたので対決する映画としては余裕で合格点だ。 黒騎士は憎ったらしいけど鎧はカッコ良かった。 奈落から栄光まであって上り詰めた時が気持ちいい。 運命、名声、金、友情、美女、プライド、それからロック、、、男の憧れる全てがある映画だ! 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-01-13 17:04:06) (良:1票) |
《改行表示》 6.《ネタバレ》 ありきたりなストーリーではあるものの、何かが光る映画。 たぶん、キャスティングの良さや、セリフの妙。キャラがそれぞれ たっていることだと思う。とくに、ポール・ベタニー演じるチョーサーが、 ストーリーの本筋とはあまり関係ないものの、面白くて愛らしいステキなキャラです。 クイーンの音楽も合っているし、 中世の物語ですが、現代的なさわやか青春ストーリーぽく、軽く楽しめました。 ヒロインのルックスがアンジェリーナジョリー系というか、すこしワイルドに過ぎる ような気がしますが、なんだか、出来の良いアニメのようで、楽しくわいわい鑑賞 できました。 【やわらか戦車】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-08-20 14:46:07) (良:1票) |
5.これ、中世時代なのに、なんとなく明るい雰囲気と現代っぽいノリで描かれた、今までありそうで、なかった映画。ストーリーは王道で、なんのヒネリもないんやけど、これがなぜかおもしろい。仲間がみんないい味してるんよね。楽しく観れるので、ファミリーで観てもおもしろいと思う。 【なにわ君】さん 7点(2004-05-14 21:37:26) (良:1票) |
4.正直におもしろいと思いました。映画で見ることが出来なかったのでビデオ化を待ってましたー。ロックの音楽がひっかかる方も多いみたいですけど、私なんかはそうゆう映画だ!って思ってみたんで全く気になりませんでした。これが現実の中世だって思うと何じゃこりゃー!?の世界でしょうけど、これはこれで別って考えると全然抵抗なく見ることが出来きたし、むしろノリがあってよかったと思いました。内容は全くひねりがないサイセスストーリィなので普通にやったらつまらない映画なんでしょうけど個々の人物の特徴がはっきりしている上での人物間のからみが細部にまで面白く表現されてて、じっくりみると本当に面白いです。小細工がすごく効いていてよかったです。あとウイリアムのバカまっすぐなとことか、あそこまでやってくれると見ていて気持ちがいいですね。でもお姫様が最後まで浮いていて変なかんじがしました。侍女の方がよっぽどしっくりきます! 【白かりんとう】さん 7点(2002-05-03 20:27:07) (良:1票) |
3.冒頭の「We will rock you」が気持ちを盛り上げてくれ、ラストまで一気に楽しめるが、マイナス要素も多々あった。まずはキャスティング。ちょっとデニース・リチャーズに似ているシャニン・ソサモンは貴族の令嬢タイプの顔じゃない。どう見ても違和感がある。次に、ウィリアムが奉公に出る場面の描き方もまずかった。このシーンを見る限り、エクター卿は慕われそうな人物に見える。ところが、オープニングで卿が亡くなったシーンでは、ウィリアムを初めとする従者達は誰も悲しんでいない。それどころか、従者の1人は卿を「起きろ!」と連呼しながら蹴り上げている。ノリで勝負している映画だからこのシーンに問題はないと思うが、それならそれで卿の人物は伏せておくべきだった。身分がバレたウィリアムが「騎士としての誇り」を守るために逃げずに競技場に行くというのも、大きく矛盾している。彼は前に恥をしのんでジョスリンのために試合に負けているのだ。だが、自分の命が危ないというときにはジョスリンの願いを聞き入れず、誇りを守ろうとした。前述したシーンのために、ウィリアムの誇りは気まぐれに見えてしまった。最後に最大の欠点を1つ。ラストのシーンでは、それまでテンポを作ってきたコミカルさが両刃の剣となってしまっていることだ。こういう演出をしていると、ウィリアムは絶対死なないことがわかってしまう。これではあまり興奮できない。演出次第ではもっといい映画になったのに、ただの「単純に楽しめる映画」で終わってしまったのは非常に残念。 【T・O】さん 7点(2002-03-13 10:47:39) (良:1票) |
2.馬上槍試合を扱った映画としては極めて珍しい作品だけど、すれ違いざま槍を突き立てるという直線的で極めて単純な競技だけに、描き方はさぞや難しくあっただろうと想像できるが、その迫力と面白さは十分伝わってくる。音楽やコスチュームなどに今風の味付けをされているのも、若者たちの野望、冒険心、そのエネルギーのほとばしりは現代にも通じるということからなのだろう。しかし一方ではウイリアムが父親と再会するシーンなどの味わいはむしろ古典的でもある。 【ドラえもん】さん 7点(2001-12-14 17:58:21) (良:1票) |
1.あまり話題にもならなかったから、さほどの期待もせずに行ったんですが、面白かったぁ!!グラディエータ系(?)の中世バトル成り上がり物語なんですが、ストーリは王道で、ちょっと現代エッセンスあり~で。まぁ、確かに深い映画じゃないし、二番煎じみたいな感は否めないけど、キャラクター達が魅力的!! なので、「映画館でみる楽しい映画」としてはバッチリ合格ぅ~!個人的には、鍛冶屋(よろいを作った)が女性でかつ若くてきれぇなのに"仲間"っつー位置に納まってるのが好きだなぁ。あと、その仲間同士の不協和音が心地いい…。 【ちっちゃいこ】さん 7点(2001-10-26 14:22:36) (良:1票) |