5. 民話が底流にあり、日本的な、実に日本的な特撮時代劇で見事な出来。東宝の円谷特撮に対する大映京都人の意気込みを感じる。 大魔神の重量感の表現や、左馬之助を成敗し見得を切るシーンにおける目力の迫力は特筆モノ。スーツアクター・橋本力の眼力をそのまま活かしたことが成功の大きな要因といえる。 穏やかな埴輪顔から荒ぶる武神へと変貌するコントラストの妙。音楽は、わかっちゃいるけど「ゴジラ」だねえ。 【風小僧】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-03-25 13:59:19) (良:1票) |
4.何というオリジナリティ。何というクォリティ。何というカタルシス。何という恐怖。長い日本特撮史の中でも、確かに「ゴジラ」に匹敵するのは本作しかないでしょう。魔神登場まで引っ張るって言うより、そこまでは非常にオーソドックスながら、人物描写や演出も秀逸な本格時代劇。魔神も単なる庶民の味方ではなく、神の怒りを純粋に具現化した存在でしかない。早速若様を助けるのかと思いきや、磔台は単に行く手を阻む障害物だったらしく、容赦なく放り投げてしまうのには驚いた。そして、小汚いガキは平気で踏み潰そうとするくせに美女には甘いという所など、つい魔神に感情移入(?)してしまいました。平成「ガメラ」シリーズの基本コンセプトは旧「ガメラ」シリーズではなく、むしろ本作にあったのではないでしょうか、8点献上。 【sayzin】さん 8点(2004-11-09 00:08:27) (笑:1票) |
3.昔はちょくちょくテレビで放送されていて子供心に怖くてもよく観たのですが、最近放映されないのはナゼ?大人(マニアックなファンだけかも)も楽しめますが子供向けとしては最適の映画で、『なまはげ』と同じ効果があると思うのですが。最近、悪い意味で怖いもの知らずの子供が多い気がするので、こういう映画というのは必要なのでは?でも、「うちの子供が怖がるので、こういう映画は放送しないでチョーダイッ!」といった抗議の電話をかけてくるママゴンとかいるんだろうな~。 【中岩無洋】さん 8点(2004-03-11 11:56:27) (良:1票) |
2.子どものころ、街中で蒸気機関車に追いかけられる夢を良く見た。この作品にはそれに近い、なんかとても日本的な恐怖がある。怒ったハニワにどこまでも追っかけられるという、理不尽な恐怖。しかしてその呼び名が「神様」。ハニワが激怒するに至る筋書きの単純さがまたいい、歩きのゆっくりさ加減もいい、屋根に上って目と目が会う程よい大きさもいい、おどろおどろしい音楽もよし。やたらSFXに凝って中身すかすかになっている昨今、特撮恐怖映画の作り手は、恐怖の中身を良く考え直してみるべきだ。そのきっかけにこの作品鑑賞を強くお勧め。 【あにさきすR】さん 8点(2003-07-16 23:15:18) (良:1票) |
1.モノマネのネタで随分お世話になりましたよ、この映画には(笑)。 【ゴッドファーザー】さん 8点(2001-12-16 17:06:37) (笑:1票) |