4.しみじみ感がたまりません。特に好きなのは、平原に住む少女の話。涙を流しながら入浴するシーンに、ついもらい泣きしてしまいました。風呂ってすばらしいものなんですね。いきなり画面が平原に切り替わったときは、DVDエラーかと思いましたが…。あとは、あの兄弟の今後の幸福を願うのみです。そう真剣に思わせるほど、いい映画です。ところでこの銭湯、女湯はなさそうでしたが、それが中国銭湯のスタンダードなんでしょうか。 【眉山】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-04-09 01:35:58) |
3.あとで考えるとなんてことないようなんだけど、とてもあたたかくて、心に残ります。 【やんいー】さん 9点(2003-01-24 12:48:24) |
2.都市開発で壊されてゆく「下町」の一角。風呂屋を巡る人間関係が実にいい。こおろぎの相撲に興じるじぃちゃんたち、店を閉めた後に息子とやる「ヨーイドン」。心に残るシーンがたくさんある。失われ行くものに対して「ただ泣くだけ」しか回路のない映画ではなく、笑いで包んでいるのがいい。うん、「オーソレミヨ」は本当によかった! 【ぶんばぐん】さん 9点(2002-05-01 15:00:42) |
1.親子愛、兄弟愛、そして夫婦愛。失われていく思い出へのレクイエム。下町の銭湯での人情溢れる人々たちとの交流を通して、老人や障害者といった様々な問題を孕みながらも、しかし決して深刻にはならず、むしろさり気なくユーモラスに描いてみせる。風呂場では周囲の迷惑も気にせず大声で“♪オー・ソレ・ミオ”を熱唱する青年も、のど自慢のステージでは何故かさっぱり歌えない。が、あるきっかけ(習慣)で堂々と歌えるようになるというエピソードは、本来爆笑ものなのだが、何故か涙が止まらなかった。本年屈指の秀作だと思う。 【ドラえもん】さん 9点(2001-11-18 00:04:24) (良:1票) |