鏡の投票された口コミです。

[カガミ]
The Mirror
(Zerkalo)
1974年ソ連上映時間:102分
平均点:7.55 / 10(Review 22人) (点数分布表示)
ドラマ歴史もの伝記もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2008-12-01)【にじばぶ】さん
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監督アンドレイ・タルコフスキー
キャストアナトリー・ソロニーツィン(男優)
アンドレイ・タルコフスキー詩:朗読
脚本アンドレイ・タルコフスキー
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【口コミ・感想】

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2.先日ほぼ20年ぶりに観ました。初回に比べていささかたりも感動は衰えませんでした。冒頭あたりで言葉の限界を指摘する一節があったように、この作品は記憶の交錯であって、物語ではありません。記憶の主体もさまざまで、一貫性は拒否されています。言うまでもなく物語性は人間精神に不可欠な要素ですが、最近はことに安易な物語が垂れ流しになっているため、本作品のようにイマージュを志向というか、むしろそれと戯れることが与えてくれる解毒作用。それが心地よいです。監督の父、アクセニーの詩もここではいわゆる伝達する「言葉」ではなく、言葉の根源・元型を示唆する神秘的象徴なのでしょう。また、タルコフスキーといえば当然ながら「水」が美しい(さらには妖しい)ですが、この作品ではもうひとつ「風」がすばらしい映像で描写されています。自然のなかで万物が感情と意志を持つかのような汎神論的雰囲気が懐かしい。こういった映像が感じさせてくれる「鏡」=「神」ならば、日本人としても比較的受け入れやすいでしょう。もちろん一般化はできませんが。ともかく、奇跡的な作品です。
バッテリさん 10点(2004-02-08 15:45:43)(良:2票)
1.記憶の断片が無秩序に並び、それはカラーだったり色を失ったり。さらに各々の人物は台詞をつぶやくように語る。自分は画面に向かい、覚醒していながら、「夢」を体験している気分だった。明確なストーリーがなくてもラストまで酔えるのは、映像の美しさの奥に流れる、センチメンタルな潤いを感じるから。母性への憧れ。異性、子への愛情。自然の美にそれらの感情を溶かして、決して力むことなく、一篇のポエムを歌いあげている。そして、間に入るドキュメントタッチの映像があってこそ、人類が歴史というものに抱かれて、そこから逃げ出しようもないという哀愁を帯び、さらに深いのだ。ストーリー性が弱いだけに、かえって観る側の想像力が広がり、鑑賞後には、不思議な充足感が残る。あれだけ映像の数々が無秩序に散らばっていても、決して意味のないばらばらの「絵」を寄せ集めたものではないからだ。映像のコラージュ的作品で、その中に、監督の類まれな集中力を感じる。
tonyさん [DVD(字幕)] 10点(2004-06-13 10:41:38)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 7.55点
000.00%
100.00%
200.00%
314.55%
400.00%
5313.64%
629.09%
7418.18%
8627.27%
900.00%
10627.27%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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