12.《ネタバレ》 打ち上げ花火、も一度見るか? まだ見るか? まだまだ見るか? はい、何度見たってよいじゃないかよ よいもんはよいんです。親の都合でお引っ越し ともだちいるのに転校はツラいよ 急に居なくなられるほうだってかなりツラいよ 恋心芽生えた当人たちにとってみれば しばらく夕日が落ちてく6時7時頃の夕方のような切ない思いに浸る日々がしばらく続くのでしょうね だけどノリミチ君、彼にとっては今後一生忘れられない宝物のような夏の一夜のランデブー☆ その思い出一生大事にしていきなよ 忘れたりしたなら承知せんぜよ ←だとか オッサンからの要らぬ世話だね でもさ正直、君がうらまやしんだよ だからだよ 上から目線で許してねっとでも言って去りたい good Movieよ forever。 【3737】さん [DVD(邦画)] 9点(2017-09-19 19:41:28) (良:2票) |
11.中学生時代の甘酸っぱい青春の思い出を実にうまく綴った短編。
好きな女のコに花火大会に誘われ、当日は浴衣を着て自分の前に現れる。 こんな経験をもし中学時代にしていたら、一生、自分の中で最も美しい青春の思い出として、死ぬまで心の奥底に眠り続けるだろう。 自分はそこまでの経験はないが、地域の盆踊りか何かで、中学時代の時分に似たような経験をしたことがあるので、恥ずかしいような身がとけるような、なんとも言えない気持ちになる。
大人になると色んな経験を積みすぎて、ちょっとしたことでは心を揺さぶられないし、何しろ中学生といえば、とにかく多感である。 中学時代に異性との関わりで起きたちょっとした嬉しい事が、人生の中でも一際輝いてみえるのはそのせいだろう。
中学時代に異性に好意を告白されたところで、大人のような関係に発展することはないし、本作のラストシーンが示すように、「また来年会えるといいね」みたいにアッサリ終わってしまう。 しかも、その来年とやらは大抵訪れない。 でも、青春時代のそういった甘い思い出が、一瞬のことであるからこそ、その場限りの、まるで花火のように散ってしまうものだからこそ、大人になってもずっと心の奥底にこれ以上ない美しい記憶として残り続けるのだと思う。
この作品は、そんなまぶしすぎる人生の1ページを鮮やかに描いている。 夏だとか、花火だとか、お祭りだとか、そんな一つ一つのシーンが実に活きている。 短めの尺でコンパクトに思春期の美しきシーンを映像化してみせた日本映画として、記憶に残る作品だ。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-09-27 00:47:58) (良:2票) |
10.昇龍拳!昇龍拳!波動~~~拳!!!そしてマントで空を舞うスーパーマリオ。学校ではJリーグの話題……この映画には俺が体験した小学校高学年の時代そのものがあった。色んなことを思い出したよ。あの頃ってさ、女の子と一緒に遊びにでかけようものなら周りの奴らに冷やかされまくるのな。デートの誘いを断った彼の気持ちは痛いほどよくわかる。やっぱり俺も小学生時代に女の子とデートしたことはなかったし。まぁ俺の場合はただ単に女の子からキモがられてて相手にされなかっただけなんだがな。まぁそんな話は置いとけ。とにかく、世代にもよると思うけど、少なくとも俺にとってこの映画は忘れかけている色んなことを思い出させてくれる、宝箱のような作品なのデス。俺も打ち上げ花火を真下から見たくて、チャリで一生懸命走ったんだった。懐かしいなぁ。←結局真下に到着する前に花火終わっちゃって、友達と寂しく帰宅したのであった。 【コバ香具師】さん 8点(2004-03-18 15:02:47) (笑:2票) |
9.《ネタバレ》 最近、アニメ版が公開されたためか、CSで何度も放送していたので、ひさしぶりに見直しました。初めて観た時の、心の奥の方にしまってあった、忘れかけてた大事なものがキラキラと蘇ってくる感覚、それがまったく変わっていなくて、むしろ歳を重ねた分、輝きの質が増したように思えました。特にあの音楽、流れる旋律も、挿入するタイミングも、バツグンのセンスですね!
思春期に差し掛かった子供時代、夏休み、女子・・・。この3つが合わさった思い出のある人(特に男性)には、たまらない作品ですよね^^ 「もしもプールで足をぶつけなかったら」というifの部分を変に強調することもなく、シンプル&ストレートに表現しているからこそ、響いてくるものがあるんでしょう。ウケそうな材料を何でもかんでもブチこんでこねくり回したような、ごった煮ドラマを作っている人に見習ってほしいです。
ひさしぶりに見直して、今回新たに自分のツボにハマったシーンがありました。 夕方の安曇医院の待合室、夕陽が射して他に患者もいなくて静かな感じ、「あー、子供の頃の夏の夕方って、こういう印象だったわー」と、何ともいえない懐かしさを覚えました。 子供の時、夏って、朝も昼も夜もワクワク感に満ちあふれていた印象で大好きでしたが、唯一、夕陽が沈みかけるあの時間帯の、まるで一瞬時間が止まったような、世の中のすべての音が遠くでかすかに鳴ってるような、妙な物悲しいムードが嫌いでした。 しかし最近、夏の夕方にそういうことを感じなくなったせいか、夕方の安曇医院の雰囲気、とても懐かしく感じました♪
このイメージを崩されたくないので、アニメ版はきっと観ないと思います。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-07-23 00:22:46) (良:1票) |
8.今日は皆さんに驚愕の事実を伝えなければなりません。それは・・・打ち上げ花火は横から見ると・・・なんと、平らだった!マジで! 普通に考えれば、爆発して四方八方に拡散するのだから、丸くなると思うだろう。ところがどっこい実は平たかったのさ。 今日花火大会に行って見ちゃったんだよねー。決定的瞬間を・・・(以下全文削除)
昔書いたレビューを読み返して恥ずかしくなる事ってありますよね・・・?↑何を得意げに花火は平たいとか物知り顔で書き連ねちゃってるんだろう。恥ずかしいから削除しました。他のレビュワーの方も言ってるように四方八方に飛び散るんだから丸に決まってるじゃないか。いや、でもたまに花とかキャラクターの形の花火が失敗して楕円形になったりしてるがあれは平たくなるように計算して上げてるんじゃないのか。ってことは平たくもできるのか?(また振り出しか)という答えの出ない問いを私はこの映画を初めてみた10何年前から探し続けているのかもしれない。願わくばアニメ版でその答えが出ますように。
というわけで、この夏この映画をリメイクしたアニメ映画が公開されるので、興味のある方は先にこちらを観て予習されるともっと楽しめるかもしれません。あの時代を知らない人が見てもあまりピンと来ないかもしれませんが・・・。この映画、オリジナルから観るか?アニメから観るか? 【ヴレア】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2014-06-30 22:09:12) (笑:1票) |
7.《ネタバレ》 タイトルがタイトルだけに、いつ花火が上がるんだろうと観ていたら、絶妙なタイミングで上がりましたね~。
50分足らずの物語の中に、心の奥底がむず痒かったり、ドキッとするようなシーンが多々ありました。
それこそ主人公の子供等の親世代の私が今観るに、花火も小学生時代も儚く一瞬で終わってしまったようだけど、美しいものだったな・・・と。
久しく生で花火なんか見てないけど、花火っていいわな~。
綾瀬はるか~~~っ!!
【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2013-10-07 17:39:11) (笑:1票) |
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6.《ネタバレ》 綺麗な映像で泣きそうになったのは、この作品以外にはない。 岩井監督が描く子供たちの行動パターンが、いちいち可愛らしくいちいち昔を思い出させる。 物知りでうんちくをたれる奴、普段強いこと言うが本場に弱い奴。 好きな女の子はいるが、いざ告白されるや、一体どうしたらいいかわからない。 男の友情優先みたいな選択とか(ほんとは彼女と行きたいのに)、祐介の行動がいちいち共感できて、終始ニヤけっぱなし!岩井監督って絶対モテなかったんだろうな・・ タイトルにある以上、花火が上がることは誰しも判っていることなんだが、上がったときの感動たるや! タイミングか?それまでの助走がいいのか?取り方がうまいのか?音楽がいいのか? なんかわからんが、感動してしまった。大したドラマがあるわけではないのに!(←これが凄い) 分析するに、子供たちの一員として花火を見たからではないだろうか。 一緒に歩いて、一緒に灯台にのぼり、一緒に花火の見え方について話をし、一緒に花火に驚く。 そうなってくると、俺はなんて叫ぼうかなと想いをめぐらさずにはいられない。 【kosuke】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2012-04-28 17:34:18) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 いくら女の子が先に大人びるとしても、小学生の男の子と中学生の女の子としか見えない。(実年齢でも2歳上)しかし、映画のほのぼのとした感じはよかった。花火が丸く見えるか平べったく見えるか、どうでもいいようなことだけど、こだわるところがいかにも子どもらしい。もう一つ炎色反応の銅が緑色なのだということを学んだ。これまたどうでもいいことだけど・・・。 とここまでは昔書いたコメント、2通りのエンディングからの改めて別のコメントを(完全なネタバレ) 最初のエンディングは、プールでユウスケが勝ち、ナズナは一緒に花火大会へ行く約束をするが、すっぽかされすぐに連れ戻される。花火も無責任なおっさんに平べったいと言われ、皆が信じてしまって、灯台へも行かずおしまい。いかにも平べったい(薄っぺらい)ストーリーだ。 それに対して、ノリミチが勝った場合は駆け落ち(ただし駅まで)に発展し、花火も真下からと灯台からの両方から見ることになって、ストーリーも広がる(丸く膨らむ?) この二つのエンディングが花火の形状に似ておもしろい、と思ったのは私だけか? 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-01-07 03:39:22) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 「スーパーファミコン」や「スラムダンクの最新刊」など20代のストライクゾーンを狙っているアイテムがたまらない。なんてピンポイント。 奥菜恵が「15歳に見えるかな?」で「めっさ見えるよ」とつっこんだのは自分だけじゃないはずだ。 【ヒナタカ】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-01-24 19:30:38) (笑:1票) |
3.これこそ邦画と言える良い映画でした。特にコレと言って何かがあるわけじゃないんです。小学生という生き物、小学生のあの夏の思い出ってやつをただただ描いてるだけです。ですからつまらんって言う人も多いでしょう。でも俺はこの映画が感じさせてくれる切なさ、懐かしさといったものがたまらなく好きです。いかにも日本らしい田舎、日本の夏という季節、そしてその夏に開かれる祭り、出店・・・これらがこの映画を観てる少しの間だけ日々の喧騒を忘れさせてくれ、誰にでもあった小学生時代の思い出に少しだけ耽ることが出来ます。海外には決してない日本だけの持ち味があふれていました。不満があるとすれば元のTVシリーズ通り、あくまでもAとBの2つの話という事にしとけば良かったのにと思いました。別にそうしたって全く差し支えありませんし。ただまあ妄想と言うわりにはifストーリーが丁寧すぎますしキメエの一言で片付けちゃうのも勿体ないですので、そこは柔軟に、あくまでもAとB2つの話だったと頭の中で整理しておきましょう。 【ケ66軍曹】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-06-20 08:10:13) (良:1票) |
2.毎年夏になると必ず観たくなる一本。 誰しもが持っている、過ぎ去りし日の夏の思い出達が蘇ってくるようで、懐かしくて少しだけ切ない気分に浸らせてくれる。爽やかな切なさで満たされる。 賑やかな日中と静かな夜、それぞれのプールの使い方がとても好き。作中で流れる音楽もとても好き。 僕なんかこの作品に触発されすぎて、高校時代似たような題材で小説を書いてしまったほどです。 海が見たくなる。花火が見たくなる。小学生に戻って昔好きだったあの子に会いたくなる。 そんな映画です。 【赤毛のダニー】さん 9点(2004-06-08 16:29:37) (良:1票) |
1.これほどまでに小学生の視点で世界観が描かれていることに素直に驚く。そして時代の空気を切り取るのが非常に上手い。「スタンド・バイミー」に近い秀逸なノスタルジームービーと言えるだろう。誰もが自分の小学生時代を思い起こすに違いない。時間的にも一時間未満と手ごろなので、もう一本借りたいけど長いのはちょっと・・・という時にもお薦めである。岩井氏の感性が合う人にはたまらない作品。 【HARVEST】さん 8点(2004-02-17 23:27:55) (良:1票) |